Security Information and Event Management
ログを管理するシステムだよ
複数のログの相関関係を分析したり、いろいろやるよ
「SIEM」と表現されるのが一般的だよ
簡単に書くよ
Security Information and Event Management(読:セキュリティ・インフォメーション・アンド・イベント・マネジメント)とは
いわゆる「SIEM」のこと。
用語の中身としては
スーパーウルトラハイパーログ管理システムのこと
です。
もう少し具体的に書くと
ログ
(何かの記録)を集めてきて、管理したり、分析したり、あれやこれやをして、おかしなことが起きていないかを監視してくれるシステムのこと
です。
詳しく書くよ
最初に留意事項です。
「SIEM(シーム)」と言われて「あぁ、アレのことね」と分かる方は最後まで読む必要ありません。
SIEMの正式名称(?)が「Security Information and Event Management」です。
「Security Information and Event Management」の頭文字を取ったのが「SIEM」ね。
※「Security Information and Event Management」を何となく日本語にすると「セキュリティ情報と出来事の管理」となります。[詳細]
以上が「SIEM」の意味を知っている人向けの説明です。
「SIEMって何?美味しいの?」な人は、このまま読み進めてください。
用語の中身について説明します。

それでは、いってみましょう。
まずは予備知識として「ログ」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
ログは、コンピュータさんの世界における やったことや起こったことの「記録」です。
よく分からない人はコンピュータさんがつけている日記だと思ってください。
コンピュータさんは必要に応じてログを残しています。
コンピュータさんがつけている日記には、いろいろな種類が あります。
例えば、遊びに来た人を記録しておく「アクセスログ」です。
「いついつに、だれだれさんが来たよ~」という情報がメモられています。
あるいは、ヤバいことになった状況を記録しておく「エラーログ」です。
「いついつに、こんなヤバいことになっちゃった~」な情報がメモられています。
あるいは、何か起こったことを記録しておく「イベントログ」なんていうのもあります。
「いついつに、こんなことが起きたよ~」な情報がメモられています。
以上を踏まえて
ログ、特にイベントログを中心に、集めて、分析して、おかしなことが起きていないかを監視したりしてくれるシステム
が「Security Information and Event Management」です。
上でも書きましたが、一般的には「SIEM」と表現されます。
※本ページでも以降は「SIEM」と表現します。
SIEMは、身も蓋もない言い方をすると、単なる「ログ管理システム」です。
ただし、昔のログ管理システムと比べると、多機能、高性能になっています。
そこで、どこかの誰かが「これはログ管理システムを超えたログ管理システムだ!」と考えた……のかどうかは知りませんが、ハッタリをきかせるために「SIEM」という新しい名前を付けたのです、多分。
次にSIEMがやってくれることを何となく説明してみます。
例えば、そうですね。
ピヨピヨカンパニーでは、インターネットを使ってどんなホームページを見たか、こっそり記録しています。
いわゆる「ホームページの閲覧履歴」ってやつをログに保存しているのです。
ピヨ子さんは、そのログ(ホームページの閲覧履歴)を何となく見ていました。
……あれ?
ピヨ子さんは気付いてしまいました。
ピヨ太君のパソコンが業務時間中にエロエロホームページに接続していたのです。
これを放っておくわけには、いきません。
仮にもピヨ太君はピヨピヨカンパニーの社長です。
「遊んでいる暇があったら働け!」と説教するためにピヨ子さんは社長室に向かいました……が、途中で、ふと疑問を持ちました。
ピヨ子さんの記憶が確かならば、その日のピヨ太君は拾い食いした大福が原因でお腹を壊して休んでいたはずです。
念のために、ピヨ子さんはピヨピヨカンパニービルの入退室記録を確認しました。
ふむふむ。
ピヨ子さんの記憶に間違いはありませんでした。
その日の入退室記録にピヨ太君の名前は ありません。
ピヨピヨカンパニービルにピヨ太君は入っていないようです。
となると、ここで新たな疑問が出てきます。
ピヨ太君のパソコンを使って、エロエロホームページに接続したのは誰なのでしょう?
これは、なんかヤバそうですね。
ピヨ太君が仕事をサボってエロエロホームページを見ていた以上にマズい状況です。
ピヨ子さんは慌ててピヨピヨ警備隊に連絡しました。
ピヨ太君のパソコンを使ってエロエロホームページに接続した何者かを探すためです。
ここまでの流れをまとめてみましょう。
ピヨ子さんは
1.ホームページの閲覧履歴
2.ピヨピヨカンパニービルの入退室記録
の2つのログを見ました。
ホームページの閲覧履歴に載っているのは「ピヨ太君のパソコンがエロエロホームページに接続した」です。
これ自体は、別におかしくも何ともありません。
ピヨピヨカンパニービルの入退室記録に載っているのは「その日、ピヨ太君の入退室記録はない(ピヨ太君は来ていない)」です。
これも別におかしくは ありません。
ただし、この2つを一緒にして見ると「ピヨ太君のパソコンがエロエロホームページに接続したけど、ピヨ太君の入退室記録はない」になります。
いないはずのピヨ太君がエロエロホームページに接続したことになっています。
おかしいです。
これらの情報を根拠にして、ピヨ子さんは
ピヨ太君のパソコンを何者かが勝手に使った
と判断しました。
ピヨ子さんがやったことは
1.複数のログを集めて
2.相関関係を分析して
3.「これって、おかしくない?」を見つけた
です。
この話におけるピヨ子さんがやったような仕事をしてくれるシステムがSIEMです。
いろんなログを集めてきて、それらを総合的に分析して、変なことになっていないか調べたり監視したりします。
SIEMがやっていることは、言葉にすれば単なる「ログの管理」です。
ただし、昔からあったログ管理システムと比べて、なんか賢くなっています。
昔は人間様がやらなくちゃいけなかった部分までカバーしてくれているのです。
一言でまとめるよ
まぁ「Security Information and Event Management」って単語が出てきたら「SIEM
(進化したログ管理システム)のことなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「security(セキュリティ)」の意味は「安全」とか「防犯」とかです。
「information(インフォメーション)」の意味は「情報」とか「知識」とかです。
「and(アンド)」の意味は「そして」とか「~と」とかです。
「event(イベント)」の意味は「出来事」とか「行事」とか「事件」とかです。
「management(マネジメント)」の意味は「管理」とかです。
何となく くっつけると
防犯の情報と出来事の管理
となります。






