それは仕様です
「直す気はない」って言ってるよ
もしくは「直してほしければ金を出せ」って言ってるよ
もしくは「本当は不具合だけど不具合じゃないことにするよ」って言ってるよ
もしくは「バグじゃねぇ!!!!!!!!」って言ってるよ
簡単に書くよ
それは仕様です(読:ソレハシヨウデス)とは
「(それは、ちゃんと決めた通りに作られているから)直す気はないよ!」と言いたいときに使われる表現。
あるいは
「(それは、ちゃんと決めた通りに作られているから)どうしても直してほしいなら、お金を出しな!」と言いたいときに使われる表現。
あるいは
「冷静に考えると不具合な気がするけど、不具合だって認めるとマズそうだから不具合じゃないことにするよ!」なときに使われる表現
です。
あるいは
「バグ
(プログラムの おかしいところ、何らかの不具合)があったよ!」と言われたときの返事として使われる表現
であり
「バグじゃねーよ!何も知らんド素人がぐだぐだ抜かすな!」と言いたいときに使われる表現
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「仕様」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
仕様は「こうなるはず!」な完成図です。
ケーキを作るのであれば「できあがるのは、どんなケーキか?」が仕様です。
以上を踏まえて
「それは仕様通りになっているから正常だよ。不具合ではないよ」と言いたいときに使われる表現
が「それは仕様です」です。
言いたいことは一緒でも、裏に潜む想いは いろいろ あります。
例えば
1.直す気はない
2.直してほしいなら金を払え
3.本当は不具合だけど、不具合とは言えないんだよ
4.バグじゃねぇ!!!!!!!!
あたりが多いでしょうか。
「1.直す気はない」は「こっちは決まった通りに作りました~。だから、それであなたが困っていても直す気はありませ~ん」という意味です。
「不具合ではない。仕様だ。だから直さない」と言っています。
「2.直してほしいなら金を払え」は「1.直す気はない」の派生です。
「こっちは決まった通りに作りました~。だから、それであなたが困っていても直す義理はありませ~ん。でも、それだと困るよね。仕方ないから直してあげてもいいけど、その分のお金は払ってね」という意味です。
「不具合ではない。仕様だ。だからタダで直す義理はない。直してほしいなら金を払え」と言っています。
「3.本当は不具合だけど、不具合とは言えないんだよ」は「おっしゃる通り!あなたのおっしゃる通り不具合なんですけどね。それを認めちゃうと、いろいろマズいのですよ。だから口が裂けても不具合だとは認めませんよ」という意味です。
「不具合だ。でも、不具合だとマズい。だから、仕様だ。ぐだぐだ抜かすな」と言っています。
「それは仕様です」の意味として一番多く解説されているのは、この「3.本当は不具合だけど、不具合とは言えないんだよ」なやつでしょう。
例えば「コールセンターに不具合の連絡をしたら『それは仕様です』と言われた」のような話題で登場します。
最後に「4.バグじゃねぇ!!!!!!!!」ですが、これはプログラマやSEの心の叫びです。
プログラマやSEの中には「バグ」という単語に敏感な人が少なくありません。
それに対して、自分でプログラムを組まない人の中には「バグ」という単語を気軽に使う人がいます。
そんな人は、ちょっと思い通りに動かないと、すぐに「バグだ!」と言ったりします。
もちろん、本当にバグの場合も あります。
ですが、操作方法が間違っていただけだったりして、実際にはバグではない場合も多々あります。
そんなとき「バグだ!」と言われたプログラマは心を殺して言うのです。
「それは仕様です」と。
このときのプログラマさんの心情はヤバいことこの上ないでしょう。
ビックリマークを たくさん付けて「バグじゃねぇ!!!!!!!!」と書きましたが、人によってはこれでも控えめなくらいです。
悪気がないのは分かるのですけどね。
やはりバグではないものを「バグだ!」と断言されると気分は良くないものです。
一言でまとめるよ
まぁ「それは仕様です」って単語が出てきたら「『うっせー!ぐだぐだ抜かすな!』って言ってるんだな~」と お考えください。






