PDM(プレシデンスダイアグラム法)
作業工程を表現した図(を使って管理するやり方)だよ
四角と矢印で表現するよ
四角が作業、矢印が作業同士の関連を表すよ
簡単に書くよ
PDM(プレシデンスダイアグラム法)(読:プレシデンスダイアグラムホウ 英:precedence diagram method)とは
「作業内容を四角で表し、その四角同士を矢印でつなぐことで作業同士の関連性を表現した図」を使ってプロジェクト
(ゴールがあるお仕事)の流れを把握するやり方のこと
です。
詳しく書くよ
少し余談めいてしまいますが、先に「プロジェクト」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
プロジェクトは「(計画的に)ゴールがある お仕事」です。
ルーティンワーク(定型業務、日常業務)の反対です。
目標や期間が決まっていて「終わり」のある仕事を指します。
システム開発の現場では「お仕事」くらいの軽いニュアンスですけどね。
以上を踏まえて
プロジェクトっぽいお仕事において「作業同士の関連性を四角と矢印で表現した図」を使って管理する やり方
が「プレシデンスダイアグラム法」です。
「PDM」と表現されることも あります。
「PDM」と表現された場合は「Precedence Diagram Method(プレシデンス・ダイアグラム・メソッド)」の略です。
気が向いたら、覚えてあげてください。
※「Precedence Diagram Method」を何となく日本語にすると「先行図表法」となります。[詳細]
プレシデンスダイアグラム法(で使う図)では、作業を四角で表現します。
作業にかかる時間を四角の中に書いたりもします。
作業同士の関連性を矢印で表現します。
例えば「『作業A』が終わらないと『作業B』は始められないよ」であれば「作業A」の四角の右端から「作業B」の左端に向かって矢印を引きます。
基本は、これだけです。
作業を四角で、作業同士の関連性を矢印で表した図
を使って管理するやり方です。
簡単ですね。
次に、少しだけ ややこしい補足をします。
頑張って付いてきてください。
作業同士の関連性には
FS(Finish-Start):終了→開始
SS(Start-Start):開始→開始
FF(Finish-Finish):終了→終了
SF(Start-Finish):開始→終了
の4つがあります。
それぞれ
FS:こっちの作業が終わったら、こっちの作業を始められるよ
SS:こっちの作業が始まったら、こっちの作業を始められるよ
FF:こっちの作業が終わったら、こっちの作業を終われるよ
SF:こっちの作業が始まったら、こっちの作業を終われるよ
です。
FSは「こっちの作業が終わったら、こっちの作業を始められるよ」です。
例えば「ピヨ太君がケーキを作り終わったら、ピヨ子さんはケーキを食べ始められる」みたいなのが該当します。
SSは「こっちの作業が始まったら、こっちの作業を始められるよ」です。
「ピヨ子さんがケーキを食べ始めたら、ピヨ太君は お昼寝を始められる」みたいなのが該当します。
ちなみに、お昼寝は許可されていますが、帰るのは許されていません。
おかわりが欲しくなるかもしれないからです。
ピヨ子さんが満足するまで、ピヨ太君は待機している必要があります。
FFは「こっちの作業が終わったら、こっちの作業を終われるよ」です。
「ピヨ子さんがケーキを食べ終わったら、ピヨ太君はピヨ子さんの近くで待機するのを終えられる」みたいなのが該当します。
SFは「こっちの作業が始まったら、こっちの作業を終われるよ」です。
「ピヨ子さんが帰り支度を始めたら、ピヨ太君はピヨ子さんの近くで待機するのを終えられる」みたいなのが該当します。
注意点として、表現されるのは作業の「関連性(依存関係)」です。
「順序」では ありません。
ご注意ください。
FS、SS、FFはイメージしやすいと思います。
作業同士の関連性が時系列(順序)と一致しているからです。
それぞれ
FS:先に始めた作業の終了→後に始める作業の開始
SS:先に始めた作業の開始→後に始める作業の開始
FF:先に始めた作業の終了→後に始める作業の終了
に なります。
それに対して、SFは逆です。
SF:後に始める作業の開始→先に始めた作業の終了
に なります。
プレシデンスダイアグラム法の説明において「先行作業」や「後続作業」という表現が出てくることがありますが、これは作業の順序を表しているのでは ありません。
先行作業:他の作業の開始・終了に影響を与える側
後続作業:作業の開始・終了に影響を与えられる側
を表しています。
よって、後から始めた作業が先に始めた作業の開始・終了に影響を与えるのであれば
先行作業:後から始めた作業
後続作業:先に始めた作業
という扱いになります。
「ピヨ子さんが帰り支度を始めたら、ピヨ太君はピヨ子さんの近くで待機するのを終えられる」であれば
先行作業:ピヨ子さんの帰り支度
後続作業:ピヨ太君の待機
になるわけです。
「ピヨ子さんの帰り支度」と「ピヨ太君の待機」であれば、先に作業が始まっているのは「ピヨ太君の待機」です。
でも、扱いは「ピヨ太君の待機」の方が「後続作業」になります。
個人的には「先行作業」「後続作業」という言い方は紛らわしい気がしています。
あくまで扱いは
先行作業:影響を与える側
後続作業:影響を与えられる側
です。
……と、ここら辺まで来ると、そろそろ脳みそがパンクしそうですかね?
あとは「ラグ」と「リード」についても説明したいのですが、やめておいた方が無難でしょうか。
簡単に触れておくと
ラグ:どれくらい待たないと いけないか?
リード:どれくらい前倒しで始められるか?
です。
作業Aの終了と作業Bの開始のラグが1日だったら、作業Aが終わった後に1日待たないといけません。
作業A:3日
ラグ:1日
作業B:2日
だったら、全体で6日(3日+1日+2日)かかります。
作業Aの終了と作業Bの開始のリードが1日だったら、作業Aが終わる1日前から作業Bを始められます。
作業A:3日
リード:1日
作業B:2日
だったら、全体で4日(3日-1日+2日)かかります。
大雑把な説明としては、そんな感じです。
あとの細かい部分は他のところで勉強してください。
一言でまとめるよ
まぁ「プレシデンスダイアグラム法」って単語が出てきたら「『四角と矢印で作業の流れを表現した図』を使って管理するやり方なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「precedence(プレシデンス)」の意味は「(時間・順序などの)先行」とか「優先」とかです。
「diagram(ダイアグラム)」の意味は「図式」とか「図表」とか「図形」とかです。
「法」は日本語ですね。
何となく くっつけると
先行図表法
となります。






