VTP
通信するときの お約束事だよ
ネットワーク機器同士で情報交換するときに使うよ
VLANに関する設定を情報交換するよ
「VLAN Trunking Protocol」の略だよ
簡単に書くよ
VTP(読:ブイティーピー)とは
通信するときに使う お約束事(通信プロトコル)のひとつ
であり
論理的なネットワーク(VLAN)に関する設定を、ネットワーク機器同士で伝言ゲームさせるときに使う お約束事
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・通信プロトコル(プロトコル)
・VLAN(ブイラン)
・スイッチのあれやこれや
について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
通信プロトコル(プロトコル)は「通信するときに使う お約束事」です。
通信するときは足並みを揃える必要があります。
片方が日本語で話しかけたのに、もう一方が英語で お返事したのでは、コミュニケーションが成立しませんよね。
それと同じです。
そこで「○○通信をするときは ××というお約束事に従って やり取りしようね」と事前に決まっています。
言い方を変えると
通信するときは、お約束事が必要
なのです。
この「通信するときに使う お約束事」を「通信プロトコル(プロトコル)」と言います。
VLANは「元々のネットワークを論理的に区切ったりまとめたりしたネットワーク」です。
スイッチと呼ばれるネットワーク機器にイタズラすることで、物理的な1つのネットワークを分けて、気分的には2つのネットワークがあることにしたりできます。
VLANを活かすも殺すもスイッチさん次第です。
スイッチさんに設定をすることによって、本来の配線(物理的なネットワーク)とは違う、なんちゃってネットワーク(論理的なネットワーク)が成り立っています。
以上を踏まえて、本題に入ります。
スイッチさんに対するVLANの設定ですが、ネットワーク上にあるスイッチが1つであれば話は簡単です。
そのスイッチに対して、えっちらおっちらと設定してあげれば済みます。
ですが、大きなネットワークでスイッチがたくさんあったら、どうでしょう。
一個一個設定していくのは、かったるいですよね。
そこで、スイッチさん同士に伝言ゲームをさせることにしました。
例えば、人間様が実際にえっちらおっちら設定するスイッチは1つだけです。
そうすると、設定されたスイッチさんが他のスイッチさんに「お~い、設定が変わったよ~」と、お知らせを出します。
お知らせを受け取ったスイッチさんは、お知らせに従って自分の中の設定を変更します。
その後、さらに他のスイッチさんに「設定が変わったらしいよ~」と、お知らせします。
これを繰り返せば、最終的には全部のスイッチの設定が変わりますよね。
めでたし、めでたしです。
この伝言ゲームは、実際には機器同士の通信です。
通信するときは足並みを揃える必要があります。
つまり
お約束事が必要
です。
この伝言ゲームで使う
機器同士でVLANに関する情報交換をするときに使う お約束事
が「VTP」です。
「VLAN Trunking Protocol(ブイラン・トランキング・プロトコル)」の略で「VTP」ね。
気が向いたら、覚えてあげてください。
※「VLAN Trunking Protocol」を何となく日本語にすると「VLAN中継用のお約束事」となります。[詳細]
VTPを「お約束事」と解釈すると意味が通じない場合もありますけどね。
その場合は「機能」と解釈してください。
また、VTPにおいては、スイッチを
1.サーバモード
2.クライアントモード
3.トランスペアレントモード
のいずれかで動作させます。
それぞれのモードは
1.親分モード
2.子分モード
3.はぐれ狼モード
です。
親分モード(サーバモード)で動いているスイッチは、自分で好きなようにVLANを追加・変更・削除できます。
えっちらおっちら設定を変更したら、子分たちに「おら~!VLANの設定が変わったぞ~!お前らもこれに合わせて変更しろよ~!」と命令を出します。
子分モード(クライアントモード)で動いているスイッチは、自分の好きなようにはVLANを追加・変更・削除できません。
親分モードのスイッチから来た命令に従って自分の設定を変更し、他の子分モードのスイッチたちに「こんな命令が来たよ~。お前も変えておいた方が良いんじゃね?」と伝言するだけです。
はぐれ狼モード(トランスペアレントモード)で動いているスイッチは、自分で好きなようにVLANを追加・変更・削除できます。
ただし、他のスイッチとは関与しない、独立独歩の精神を持っています。
親分モードのスイッチから命令が来ても華麗にスルーします。
自分の設定は変更しません。
ただし、完全に無視するのも大人げないので、他の子分モードのスイッチたちに「親分さんからこんな命令が出てるみたいだよ」と教えてあげます。
自分の設定を変更したときは、他のスイッチさんにお知らせしません。
「君たちは勝手に情報交換しなよ。こっちはこっちで1人で好きにやってるからさ」です。
VTPを利用するときは、それぞれのスイッチを、この3つのどれかのモードで動かします。
VTPの概要としては、そんなところでしょうか。
ちなみに、VTPはシスコシステムズという会社さんが考えたお約束事であり、Cisco製のスイッチに付いている機能です。
確認したわけではないですが、おそらく他社製品には付いていないんじゃないですかね。
一言でまとめるよ
まぁ「VTP」って単語が出てきたら「論理的なネットワーク(VLAN)に関する設定を伝言ゲームさせるときに使う お約束事なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「VTP」は「VLAN Trunking Protocol(ブイラン・トランキング・プロトコル)」の略です。
「VLAN(ブイラン)」は「Virtual Local Area Network(バーチャル・ローカル・エリア・ネットワーク)」の略です。
「virtual(バーチャル)」の意味は「実質上の」とか「事実上の」とか「実際上の」とかです。
ただし、今回は「仮想の」と解釈してください。
「local(ローカル)」の意味は「現地の」とか「地元の」とか「局所的な」とかです。
「area(エリア)」の意味は「範囲」とか「領域」とか「地域」とかです。
「network(ネットワーク)」はカタカナで「ネットワーク」で分かりますかね。
「trunking(トランキング)」は「trunk(トランク)」+「ing」です。
「trunk(トランク)」の意味は「木の幹」とか「胴体」とか「(旅行用の)大型鞄」とか「主要な」とかです。
「protocol(プロトコル)」の意味は「(外交上の)儀礼」とか「議定書」とかですが、今回は「お約束事」と解釈してください。
何となく くっつけると
仮想の局所的な範囲のネットワークの幹ingのお約束事
となります。
どう訳せば良いのか分かりませんでした。
ゴメンなさい。
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