%PATH%
コマンドやファイルの探し場所を表しているよ
Windowsで使われる表現だよ
簡単に書くよ
%PATH%とは
Windowsで使われる表現のひとつ
であり
Windowsの「プログラムが置いてあるかもしれない場所だよリスト」を表したもの
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・OS
・Windows
・コマンドプロンプト
について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
OSは「パソコンさんの人格に相当するソフト」です。
パソコンさんは中にOSを入れることで、はじめてパソコンとしての お仕事が できます。
「これが無いとパソコンじゃねーよ」な基本ソフトです。
※「OS」という用語が世間に広まった きっかけがパソコンなので「パソコン」と書きましたが、スマホや その他のコンピュータ類でも同じです。
Windowsは「マイクロソフトさんが作っているOSの名前(のシリーズ名部分)」です。
世の中には、いろいろなOSがあります。
その「いろいろ」のひとつです。
コマンドプロンプトは「Windowsにくっついている黒い画面」です。
コンピュータさんに指示を出すための画面です。
コンピュータに詳しい人が、よく使います。
Windows 11を例に説明すると、画面の下の方にあるファイルとかの検索欄に「cmd」と入力して、表示された「コマンド プロンプト」というやつをポチっと押すと起動します。
以上を踏まえて、本題に入ります。
黒い画面(コマンドプロンプト)上では、様々なコマンド(命令)を実行したり、プログラムを起動したり、あれやこれやができます。
例えば、黒い画面上で
notepad.exe
と入力して、エンターキーをバチコーン!と押してみてください。
メモ帳が起動するはずです。
あなたが
notepad.exe
と入力して、エンターキーをバチコーン!と押したとき、コンピュータさんは事前に登録されている「プログラムが置いてあるかもしれない場所だよリスト」を見て「notepad.exe」を探します。
リストに載っているフォルダの中を1つずつゴソゴソと漁って「notepad.exeは、あるかな~?」と探しているのです。
無事に見つかれば「notepad.exe」を動かします。
そうすると、メモ帳が起動します。
見つからなかったら、諦めます。
「そんな物は持ってない!」と怒り出します。
この話で登場した
Windowsが使う「プログラムが置いてあるかもしれない場所だよリスト」
を指す表現が「%PATH%」です。
試しに、黒い画面上で
echo %PATH%
と入力して、エンターキーをバチコーン!と押してみてください。
登録されている「プログラムが置いてあるかもしれない場所だよリスト」が表示されます。
参考までに、私の環境では以下の内容が表示されました。
C:\Windows\system32;C:\Windows;C:\Windows\System32\Wbem;(以下略)
途中から端折りましたが、プログラムが置いてあるかもしれない場所がズラズラっと書かれています。
「;」は区切り文字です。
プログラムが置いてあるかもしれない場所として、
・C:\Windows\system32
・C:\Windows
・C:\Windows\System32\Wbem
(以下略)
が登録されています。
この状態で
notepad.exe
と入力して、エンターキーをバチコーン!と押すと、パソコンさんは
・C:\Windows\system32
・C:\Windows
・C:\Windows\System32\Wbem
(以下略)
のどこかに「notepad.exe」があるかを探してくれます。
・C:\Windows\system32\notepad.exe
・C:\Windows\notepad.exe
・C:\Windows\System32\Wbem\notepad.exe
(以下略)
があるかを順番に探してくれるわけです。
このように「%PATH%」は「プログラムが置いてあるかもしれない場所の一覧」を表しています。
あなたが「おい!この名前のプログラムを動かせや!」とパソコンさんに命令したとき、パソコンさんは「%PATH%」をもとにして指定されたプログラムを探してくれます。
もし「%PATH%」の中身が空っぽだったり的外れな内容だと上手く見つけてくれません。
試しに、黒い画面上で
set PATH=tekitou
と入力して実行してみてください。
実行した黒い画面上では「%PATH%」の中身が「tekitou」になります。
※別の黒い画面では「%PATH%」の中身は元のままです。
この状態で
echo %PATH%
を実行すると
tekitou
と表示されるはずです。
この状態で再度
notepad.exe
を実行してみましょう。
メモ帳は起動しません。
代わりに
'notepad.exe' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
のようなメッセージが表示されるはずです。
これは、パソコンさんが「『notepad.exe』なんてなかったよ!」と言っています。
それは、そうですよね。
「%PATH%」の中身は「tekitou」です。
あなたが「おい!『notepad.exe』を動かせや!」とパソコンさんに命令したとき、パソコンさんは
tekitou\notepad.exe
を探します。
「%PATH%」をもとにして探すからです。
残念ながら「tekitou\notepad.exe」(「tekitou」フォルダの中の「notepad.exe」ファイル)は ありません。
結果として「『notepad.exe』なんてなかったよ!」な返事になります。
これが「%PATH%」です。
何となく分かりましたでしょうか。
満足した方は、ここで読むのを止めて かまいません。
ここから先は、もう少しだけ専門的なことを説明します。

……あっ、読んでくださるのですね。
ありがとうございます。
パソコンさんには「環境変数」と呼ばれるものがあります。
環境変数は「OSが提供しているプログラムさん向けの伝言板」です。
要は変数(値を入れておく箱)なんですけどね。
いろんなプログラムで一緒に使えるようになっているのです。
環境変数の中身を見たいときは、黒い画面上で
echo %【環境変数の名前】%
を実行します。
例えば、環境変数「hoge」の中身を知りたいとしましょう。
そんなときは
echo %hoge%
を実行します。
そうすると、画面上に環境変数「hoge」の中身が表示されます。
おやおや~。
この書き方、どこかで見ましたね。
そうです。
echo %PATH%
と同じです。
つまり、実際には「PATH」という名前の環境変数があるのです。
この環境変数「PATH」の中に、プログラムが置いてあるかもしれない場所だよリストが値として入っています。
そして、環境変数「PATH」の中身を表示する命令が
echo %PATH%
です。
流れとしては
環境変数「PATH」がある
↓
環境変数「PATH」にはプログラムが置いてあるかもしれない場所の一覧が書いてある
↓
環境変数「PATH」を表示するときは「echo %PATH%」を実行する
↓
「echo %PATH%」を実行すると、プログラムが置いてあるかもしれない場所の一覧が表示される
↓
プログラムが置いてあるかもしれない場所の一覧を「%PATH%」と表現する
に なります。
環境変数のくだりは、知っていても あまり役には立ちません。
逆に、知らなくても困ることは ありません。
ただし、仕組みとして知っていると他の場面でも応用が利きます。
余裕がある方は覚えてあげてください。
一言でまとめるよ
まぁ「%PATH%」って単語が出てきたら「プログラムが置いてあるかもしれない場所の一覧を表現しているんだな~」と お考えください。






