Operational Level Agreement
品質保証の合意だよ
あるいは、品質保証の合意書だよ
サービス提供者内部で取り交わすものだよ
日本では「運用レベル合意書」や「OLA」と表現されるのが一般的だよ
簡単に書くよ
Operational Level Agreement(読:オペレーショナル・レベル・アグリーメント)とは
いわゆる「運用レベル合意書(OLA)」のこと。
用語の中身としては
身内で取り交わす「これだけ頑張るわ」な合意
です。
もう少しカッコ付けて書くと
サービスを提供する組織内部における「おまえの希望を叶えるために、これくらい頑張るわ」「分かった。よろしくね」なお約束のこと
です。
あるいは
サービスを提供する組織内部における「おまえの希望を叶えるために、これくらい頑張るわ」な同意書のこと
です。
詳しく書くよ
最初に留意事項です。
「運用レベル合意書」や「OLA」と言われて「あぁ、アレのことね」と分かる方は最後まで読む必要ありません。
運用レベル合意書の英語表現が「Operational Level Agreement」です。
運用レベル合意書を「OLA」と表現することがあります。
この「OLA」が「Operational Level Agreement」の省略表現なのです。
※「Operational Level Agreement」を何となく日本語にすると「運用のレベル契約」となります。[詳細]
以上が「運用レベル合意書(OLA)」の意味を知っている人向けの説明です。
「運用レベル合意書(OLA)って何?美味しいの?」な人は、このまま読み進めてください。
用語の中身について説明します。

それでは、いってみましょう。
少し余談めいてしまいますが、先に「SLA(Service Level Agreement)」について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
SLA(Service Level Agreement)は「提供サービスの品質保証」もしくは「提供サービスの品質保証に対する合意(合意書)」です。
日本語で「サービスレベル合意書」などと表現される場合も あります。
サービスをする方が「これくらいの品質は確保するわ」と約束します。
それに対して、サービスを受ける方が「了解!よろしくね!」と合意します。
「これくらいの品質は確保するわ」な約束がSLAです。
あるいは「これくらいの品質は確保するわ」な約束に対する同意書がSLAです。
例えば、そうですね。
ピヨ太君が、ケーキ配達サービスを始めました。
とはいえ、ピヨ太君は寝るのが大好きです。
週に1回くらいは寝坊します。
ピヨ太君は自分のことを理解しています。
ぶっちゃけ、毎日 寝坊しないで起きる自信は ありません。
そこでピヨ太君は、ケーキ配達サービスを始めるにあたって
1.毎日ケーキを配達するよ
2.でも、週に1回くらいは寝坊すると思うよ
3.価格設定は週に1回、寝坊する前提だよ
と宣言してしまいました。
「週一で寝坊するぞ!それでも文句を言わないやつだけ頼め!」です。
この
1.毎日ケーキを配達するよ
2.でも、週に1回くらいは寝坊すると思うよ
3.価格設定は週に1回、寝坊する前提だよ
がピヨ太ケーキ配達サービスのSLAです。
お客さまに対する「ピヨ太ケーキ配達サービスのサービスレベルは、これくらいだよ」な約束ですね。
さて、このピヨ太ケーキ配達サービスをピヨ子さんが見つけました。
ピヨ子さんはピヨ太ケーキ配達サービスを頼むことにしました。
「ふむ、週一で寝坊か……。でもまぁ、ケーキの誘惑には勝てないわね」と考えたのです。
ピヨ太君は「でも、寝坊したら怒るんじゃないの?ビクビク」と心配です。
そこで「週一で寝坊しても怒らないでね」な同意書にサインを求めました。
ピヨ子さんは素直にサインしました。
このピヨ子さんがサインした同意書を指して「SLA」と呼ぶ場合も あります。
「提供するサービスのレベルは こんなもんだよ」に対する同意書です。
ここまでの説明でSLAについては、何となく分かったでしょうか。
以上を踏まえて、読み進めてください。
先ほど例に挙げたピヨ太ケーキ配達サービスですが、ピヨ子さんが同意したサービスの品質は「週一で寝坊するかも」です。
週に2回寝坊したら、メッチャ怒ってOKです。
おっかないですね。
とても、おっかないです。
そこでピヨ太君は「1回寝坊したら、次の日から寝坊しないように起こしてよ」とピヨ太ママにお願いしました。
かわいい息子の頼みです。
ピヨ太ママは「分かったわ!任せておきなさい!」と約束しました。
とはいえ、口約束は危険です。
ピヨ太君は「1回寝坊したら、次の日から寝坊しないように起こしてあげるわよ。約束するわ」な同意書を用意して、ピヨ太ママにサインしてもらいました。
ピヨ太君め、意外としっかり者ですね。
ここで ちょっと考えてみてください。
ピヨ太ママはピヨ太君の身内です。
強引に解釈すれば、ピヨ太ママもピヨ太ケーキ配達サービスの関係者と言えます。
ピヨ太ママとピヨ太君の間で取り交わした「1回寝坊したら、次の日から寝坊しないように起こしてあげるわよ。約束するわ」な約束はピヨ太ママのピヨ太君に対する「サービスの品質保証」と解釈できます。
何となくですが、SLAっぽいですね。
ピヨ太ママとピヨ太君の間で取り交わした約束(を書いた紙)は
1.SLA(サービスの品質保証)を実現するために
2.サービスを提供する組織内部で取り交わす
3.SLA(サービスの品質保証)っぽいやつ
と言えます。
この
1.SLA(サービスの品質保証)を実現するために
2.サービスを提供する組織内部で取り交わす
3.SLA(サービスの品質保証)っぽいやつ
を専門用語っぽくした用語が「Operational Level Agreement」です。
上でも書きましたが、一般的には「運用レベル合意書」や「OLA」と表現されます。
※本ページでも以降は「OLA」と表現します。
SLAは、サービスを提供する人とサービスを受ける人の間で取り交わす約束(を書いた紙)でした。
それに対してOLAは(SLAを実現する目的で)サービスを提供する人の身内間で取り交わす約束(を書いた紙)です。
SLAとOLAの違いは「誰が誰に対して約束するか」です。
どちらも内容は「サービスの品質保証に関する あれやこれや」です。
一言でまとめるよ
まぁ「Operational Level Agreement」って単語が出てきたら「OLA
(身内で取り交わす、頑張り具合の合意(合意書))のことなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「operational(オペレーショナル)」の意味は「使用可能な」とか「運営上の」とかです。
「level(レベル)」の意味は「水準」とかですが、カタカナで「レベル」で分かりますよね。
「agreement(アグリーメント)」の意味は「契約」とか「合意」とかです。
何となく くっつけると
運営上のレベル契約
となります。






