BEP
商売がプラマイゼロ(損も得もしない状態)になるところだよ
「売上高」もしくは「販売数」を指している場合が多いよ
「break even point」の略だよ
日本語では「損益分岐点」と呼ばれるよ
簡単に書くよ
BEP(読:ビーイーピー)とは
いわゆる「損益分岐点」のこと。
用語の中身としては
「売上がこれくらいだったら、必要な支払いが終わったときに、ちょうどプラマイゼロ(損も得もしない状態)になるね!」な売上高の金額(損益分岐点売上高)のこと
です。
あるいは
「必要な支払いが終わったときに、ちょうどプラマイゼロ(損も得もしない状態)になるためには何個の商品を売ればいいのかな?」な販売数(損益分岐点販売数量)のこと
です。
もう少しサックリと書くと
損も得もしていない状態になるところ
です。
詳しく書くよ
別にIT用語というわけでも ないですけどね。
某・資格試験の過去問に「損益分岐点」という形で出てきたので取り上げておきます。
なお「損益分岐点」と言われて「あぁ、アレのことね」と分かる方は最後まで読む必要ありません。
損益分岐点を英語にして何となく省略したのが「BEP」です。
損益分岐点は英語では「break even point(ブレイク・イーブン・ポイント)」と表現されます。
だから「break even point」の頭文字を取って「BEP」ね。
「損益分岐点って何?美味しいの?」な人は、このまま読み進めてください。
用語の中身について説明します。

それでは、いってみましょう。
まずは予備知識として
・売上高
・損益分岐点売上高
・損益分岐点販売数量
・損益分岐点
についてガッツリ説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
売上高は「本業で得た収入」です。
商売をしていると、お金が動きます。
このお金は
1.入ってくるお金
2.出ていくお金
の2つに分けられます。
この2つのうち
1.入ってくるお金
をカッコ付けて言った表現が「売上高」です。
単に「売上」と表現されることも あります。
※厳密には「入ってくるお金」は「収益」で、そのうち本業によるもの(の一部)が「売上高(売上)」ですが、話を単純化するために見なかったことにしています。
例えば……うんちゃらかんちゃら。
ガッツリ説明しようと思ったのですが、長くなりそうなので止めておきます。
詳細が知りたい方は、用語「売上高」の説明を ご覧ください。
損益分岐点売上高は「ちょうどプラマイゼロ(損も得もしない状態)になる売上高の金額」です。
商売をすると、お金を儲けてウッハウハになったり、さっぱり儲からなくてショボンとなったりします。
商売の結果というのは必ず
1.儲かった!(黒字)
2.損した!(赤字)
3.損も得もしなかった!(プラマイゼロ)
のどれかになります。
収入が支出より多いと商売は黒字です。
儲かってウッハウハです。
収入が支出より少ないと商売は赤字です。
自分のお金が減ってショボンです。
収入と支出がちょうど同じだと損も得もしません。
プラマイゼロです。
「儲け損なった!」と悔しがるか「損しなくて良かった~」と安心するかは人それぞれでしょう。
このときの「収入と支出がちょうど同じになる売上高の金額」が損益分岐点売上高です。
「これだけの売上が上がったら赤字にはならないね!黒字にもならないけどさ!」な売上高の金額です。
損益分岐点販売数量は「損益分岐点売上高となる売上を上げるために必要な販売数」です。
例えば、そうですね。
ピヨ太君はピヨピヨケーキショップの店長さんです。
材料を仕入れて、作ったケーキを売って、暮らしています。
ある日のことです。
ピヨ太君はケーキ10個分の材料を100円で買いました。
次に、材料を加工して美味しいケーキを作りました。
作ったケーキは1個20円で売ることにしました。
ピヨ太君のお給料とかは面倒くさいので考えないことにします。
今回は単純にケーキの材料費100円を支出として考えてください。
また「売上高」とか「原価」とか書くと難しそうに見えるので、今回は「収入」と「支出」という単語で表現します。
「収入」に該当するのが売上高だと思ってください。
さて、今日も元気にピヨピヨケーキショップが開店しました。
開店時点のピヨ太君の状況は100円の赤字です。
ケーキの材料費100円が支出として発生したのに対し、収入は0円だからです。
おっと、ピヨ子さんがやってきてケーキを買ってくれました。
ピヨ太君は20円の収入を得ます。
この時点のピヨ太君の状況は80円の赤字です。
ケーキの材料費100円が支出として発生したのに対し、収入は20円(20円×1個)だからです。
おっと、またピヨ子さんがやってきてケーキを買ってくれました。
ピヨ太君は、さらに20円の収入を得ます。
この時点のピヨ太君の状況は60円の赤字です。
ケーキの材料費100円が支出として発生したのに対し、収入は40円(20円×2個)だからです。
おっと、またピヨ子さんがやってきてケーキを買ってくれました。
ピヨ太君は、さらに20円の収入を得ます。
この時点のピヨ太君の状況は40円の赤字です。
ケーキの材料費100円が支出として発生したのに対し、収入は60円(20円×3個)だからです。
おっと、またピヨ子さんがやってきてケーキを買ってくれました。
ピヨ太君は、さらに20円の収入を得ます。
この時点のピヨ太君の状況は20円の赤字です。
ケーキの材料費100円が支出として発生したのに対し、収入は80円(20円×4個)だからです。
おっと、またピヨ子さんがやってきてケーキを買ってくれました。
ピヨ太君は、さらに20円の収入を得ます。
この時点のピヨ太君の状況は0円の赤字(=0円の黒字=プラマイゼロ)です。
ケーキの材料費100円が支出として発生したのに対し、収入は100円(20円×5個)だからです。
おっと、またピヨ子さんがやってきてケーキを買ってくれました。
さすがはピヨ子さんです。
よく食べますね。
ピヨ太君は、さらに20円の収入を得ます。
この時点のピヨ太君の状況は20円の黒字です。
ケーキの材料費100円が支出として発生したのに対し、収入は120円(20円×6個)だからです。
おっと、ついに黒字になりましたね。
ここまでを振り返ってみましょう。
ケーキが5個売れた時点で、ピヨ太君の状況は0円の赤字(=0円の黒字=プラマイゼロ)になりました。
ケーキの材料費100円が支出として発生したのに対し、収入は100円(20円×5個)だからです。
この「100円」という金額が(ある日のピヨピヨケーキショップにおける)損益分岐点売上高です。
「100円」を得るために売ったケーキの数「5個」が(ある日のピヨピヨケーキショップにおける)損益分岐点販売数量です。
損益分岐点は「損益分岐点売上高」や「損益分岐点販売数量」の省略表現です。
文字通り「損」と「益(儲け)」の分岐点ですね。
「売上高」を意図しているのか「販売数量」を意図しているのかは文脈から判断してください。
以上を踏まえて、上でも書きましたが
「損益分岐点」のこと
を指すアメリカンな表現が「BEP」です。
損益分岐点は英語では「break even point(ブレイク・イーブン・ポイント)」と表現されます。
だから「break even point」の頭文字を取って「BEP」ね。
別にIT用語というわけではありませんが、気が向いたら覚えてあげてください。
一言でまとめるよ
まぁ「BEP」って単語が出てきたら「損益分岐点
(ちょうどプラマイゼロ(損も得もしない状態)になる売上高とか販売数のこと)のことなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「BEP」は「Break Even Point(ブレイク・イーブン・ポイント)」の略です。
「break(ブレイク)」の意味は「壊れる」とか「割れる」とか「砕ける」とかです。
「even(イーブン)」の意味は「平らにそろった」とか「同等な」とかです。
「point(ポイント)」の意味は「点」とか「先端」とかです。
何となく くっつけると
(プラスとマイナスが)割れる(プラスとマイナスが)平らにそろった点
となります。






