【小説】さらば、愛しきポンコツ勇者たちよ~予告編~
──とある会社に、かつて“勇者”と呼ばれた者たちがいた。
顧客よりも自分の話が中心になってしまった、営業部の勇者。
実務能力はゼロなのに、戦略本だけは一流だった、人事部の勇者。
経理=記帳だと本気で思い込んでいた、経理部の勇者。
社長の判断を検証もせず、すべてに「YES」と返していた、法務部の勇者。
全社PJの旗を振ったまま、誰もついてこなかった、総務部の勇者。
そして──ZIPファイルの呪文に泣かされた、情シスの勇者。
勇者たちはみんな、真のポンコツで、ちょっとだけ空気が読めなくて、
でも、なぜか嫌われなかった。
むしろ、いなくなってはじめて気づく。
あいつらがいた頃の職場は、うるさくて、めんどくさくて、
尻ぬぐいが日常だったけど──ちょっとだけ、温かかった。
『さらば、愛しきポンコツ勇者たちよ』
これは、“やらかした記録”じゃない。
俺の、勇者たちへの“ありがとう”の記録だ。
▼収録エピソード:
第1話 営業部の勇者
第2話 人事部の勇者
第3話 経理部の勇者
第4話 法務部の勇者
第5話 総務部の勇者
第6話 情シス部の勇者
最終話 六勇者たちよ、永遠に
(以下、各話へのリンク)
