【通院レポ②】「今日こそ一緒に帰れる」そう信じていたのに。突然告げられた、大学病院への緊急搬送【うちの子が生まれた時の話8】
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前回から引き続き、【通院レポ②】です。
①はこちら⇒
娘がクリニックに延長入院することになり、おおよそ2週間が経った頃のこと。
その日、別の用事で、大学病院の小児科の先生が、娘のいるクリニックに来ることになったそうで、合わせて診察をしてもらえることになりました。
夫婦と赤ちゃん。
3人で過ごしていた病室から、検査のために赤ちゃんが連れて行かれます。
当時の私は、期待と不安を抱きつつ、
「これだけ待ったんだから、今日は絶対一緒に帰れる」
と、心のどこかで強く信じていました。
しかし、現実はあまりにも非情でした。
崩れ落ちた病室と、医師の「分かりません」
やがて、大学病院の先生が、看護師さんたちを引き連れて、重々しい雰囲気で私たちのいる病室へやってきました。
告げられた言葉の細かいニュアンスは、当時ショックのあまり、覚えていません。
けれど、要するにこういうことでした。
『今から、大きい病院(大学病院)に転院して、精密検査をします』
私は半ば放心状態で、その説明を聞いていました。
説明を聞き終えて、医師に尋ねます。
「それで、いつ退院できますか? 早く退院できますか?」
医師は冷静に、ひと言だけ答えました。
『分かりません』
「早く退院してほしいです」
『それはなぜですか?』
「早く…一緒に暮らしたいからです」
そんな私の言葉に、医師は諭すように言いました。
『帰ってきてほしいからという理由で、帰らせるわけにはいきません。赤ちゃんの様子を、ちゃんと見なければいけません。
ちゃんと問題がないと分かるまで、退院させることはできません』
医師たちが部屋から出て行った瞬間、私はその場に泣き崩れました。
医師の言うことは正論です。
100%間違ったことを質問していたのは私です。
それでも、
「すぐに退院できますよ」
そのひと言が、どうしても欲しかったのです。
夫だって、私と同じようにショックで、泣きたかったはずです。
それでも夫は、何も言わずに、ただひたすら嗚咽する私の背中を、優しく撫でてくれていました。
あとから、看護師さんが病室へ入ってきました。
「心臓病とか、具体的に何か病名を言われたわけじゃないんだから大丈夫。大丈夫だよ」
そう言って、看護師さんも背中をさすって励ましてくれました。
でも、そのとき私の頭の中は、絶望感でいっぱいでした。
私が健康に、きちんと産んであげられなかったからだ。
全部私のせいだ。
赤ちゃんに申し訳ない。
こんな母親で、本当にごめんなさい。
鳴り響くサイレンと「新生児搬送」
それから数十分後、助産師さんが慌ただしく部屋へ入ってきました。
「赤ちゃんの移動の準備ができたので、これから救急車で大学病院へ搬送します。
お父さんとお母さんは、車で救急車の後を追ってください。先に外に出ていてください!」
俗に言う、「新生児搬送」でした。
私と夫は急いで荷物をまとめ、病院の目の前で待ちました。
そこには、すでに救急車が到着していました。
助産師さんが小走りで、おくるみに包まれた娘を抱きかかえ、そのまま救急車に乗り込みます。
私たちは祈るような気持ちで、その救急車の後を車で追いかけました。
しかし、大学病院への道路は複雑で、かつ信号を飛ばして先へ先へ進む救急車を、途中で見失ってしまいました。
その後、何とかようやく到着した大学病院は、とにかく駐車場が広すぎて、どこへ行けばいいのか分かりません。
車を進め、駐車場の管理員さんのいる場所へ車をつけました。
「家族が今、救急車で運ばれてきたので、そこへ行きたいんです」
そう伝えると、
「〇〇側に停めてください」
と慣れたように案内されました。
車を停め、まるで迷路のように広い病院内をひたすら歩き続け、ようやく「救急車搬送口」の窓口へとたどり着きました。
広い休憩室と、味のしないおにぎり
窓口では、娘のこと、本人確認書類の提出など、次から次へと色々な書類を書かされました。
ようやく手続きを終え、案内された新生児室へ向かおうとすると、今度は「感染症対策のため、手前の休憩室で待っていてください」との指示が出されます。
あまりの慌ただしさに、移動中は涙も引っ込んでいました。
しかし、夫と二人で待たされる時間が長すぎて、気づけばまた、ボロボロと涙が溢れてきました。
そうしているうちに事務の方がやってきて、入院説明の紙や、冊子を持って説明をしてくれます。
「今日はこのまますぐに、全身の精密検査に入ります。
検査が終わるまで、院内で待機していてください。いつ終わるかは分かりません。食事も院内で取って、呼び出したらすぐ来れるようにしてください。」
朝に娘の面会へ行って、時間はすでにお昼を回っていました。
そのため、夫が院内のコンビニで、飲み物とおにぎりを買ってきてくれました。
私はそれを口に運びながら、静かに書類に目を通します。
でも、おにぎりの味なんて、全く分かりませんでした。
「今日、どうしても仕事を休めない」と言っていた夫は、しきりに会社と連絡を取るため、何度も何度も、席を外していました。
私のせいで、赤ちゃんだけでなく、夫にまで迷惑をかけている
そう実感すればするほど、涙は止まらなくなり、私はただ無力な自分を責めることしかできませんでした。
そうして病院に到着してから、すでに数時間以上が経過しようとしていました。
ー 退院後も何かと移動の多かった私。基本的に車での移動しかしていなかったので、家に置いてあるのとは別に、車用の「円座クッション」も購入しました。
私のように車で赤ちゃんのところへ通われる方や、産後も車の移動が多い方は、車用にも円座クッションを置いておくと安心かと思います◎(※忘れると時間もその分かかりますし、何より円座がないと、本当に痛いんですよね・・・(;_;)
私の場合、低反発は痛すぎて無理だったので…、高反発タイプをオススメします!!
通院レポ③へ続きます。
良かったら、引き続き、お読みいただけると嬉しいです。🙏
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