ウルトラマン名場面スペシャルを観ました…マグマ星人とまさかの共鳴!
今年3月に放送されたこちらの番組を、先日ようやく観ました。
私の家にはBS視聴環境がないので、知人に録画ディスクを頂いたんですね。持つべきものは衛星放送を観られる友人です。
この手のウルトラマン特集番組も数限りなくありますが、今回のこれはなかなか、私的にどストライクな内容でございました。
ゲストのバランスが素晴らしい

結構貫禄付いたなぁと思いましたが、何せジードも来年で十周年なんですよね
まず、シン・ウルトラマンも手掛けた稀代の特撮監督である樋口監督。実はくまなく作品を観ているわけではないのですが、もう顔と声を忘れる事はない御仁であります。
続けて、芸人のAマッソ加納さん。最近ウルトラマンにハマったという事で、リアクションの初々しさと芸人らしい機転の利き方で、喋りが決して達者とは言えない樋口監督とのバランスを取っています。
実は彼女のこともこの番組で初めて認知したほどに芸能人に疎い私ですが、ちょっと興味を持ってこちらの動画を拝見しました。まさしく初代ウルトラマンに対する初見リアクションの面白さ詰め合わせな内容で楽しかったですね、そのピグモンTシャツ欲しい。
そして…最後にマグマ星人。
この手の番組やイベントではよく見る顔なので物珍しさはあまりないのですが、やはり普通にゲスト席に座ってると「何で居るねん」と言いたくはなりますね、だって「サーベル暴君」ですよ?しれっとシャバに居ていい奴ではありません。
ですが…今回、個人的なマグマ星人への印象が大きく変わる出来事がございました。…後述します。
こんな感じで、ベテラン、ルーキー、ネタ枠とゲストのバランスが素晴らしかった。各々役割が明確なので龍臣プロも進行がやりやすそうなメンツでしたね。ひとえに、この手の番組も長年、数を重ねてきて熟成されてきた結果でしょうか。あまりに初歩的、あまりにマニアックすぎ、みたいに内容の濃淡を調整出来ていないケースがありましたからね。
マニアック過ぎ…は無いか(笑)。

実は時代背景とか割と詳しかったりします。真っ先に出てくるのはビートルズ来日、ですね
未見の人が観たくなり、既知の人もまた観たくなる
今回のこの番組、初代ウルトラマンとセブンを中心に扱った上で、この夏4Kリマスター版が放送される帰ってきたウルトラマンに触れて…という内容です。朝倉リクが司会なのでジードにもちょこっと触れてますが、基本的には昭和、昭和の構成です。
「名場面スペシャル」と謳っているのでゲスト一押しのエピソードがダイジェスト的に流れましたが、その回はほぼ、私もnoteで挙げてきたことがあるものでした。
番組内で挙がった回について綴った記事を振り返ります。
ある意味最終回よりもこっちが外せない、と言っても良いと個人的に思っている第37話。怪獣が4体も出て豪華ですし、ドラマ的にも非常に完成度が高い。誇張抜きで、未見の人に最初に見せてもいいと思っている珠玉の名エピソードですね。この記事内にも書いていますが、ピグモンのあくびがずっと脳裏から離れないんですよ(笑)。
こちらは、第1話について。
今でも擦られるネタになってしまっていますが、ウルトラマンと地球人の出会いは過失致死だったんですよね(苦笑)。ちょっと間接的になっていますが、シン・ウルトラマンでもこれが継承されているのが冷静に考えると笑い所じゃないかと。
そしてやはりこれも外せない、の第23話ですね。
先の37話もですが、イデ隊員がメインになるシリアス回は名作揃いなのであります。余談ですが、この記事のトップにも使っているジャミラのスチール、目が黒ですが劇中だと白く発光しているんですよね。私はまず書籍で知ってから映像、という順番だったので違和感が凄かったのを覚えています。このパターンはジャミラ以外にもありまして…。
第14話のガマクジラをご覧ください。


昭和特撮あるある、写真と映像で印象が全然違う怪獣がいる。
割と最近書きました、シーボーズ回。公式配信があった為ですね。
この回も一度観たら忘れられないインパクト、ありますよね。お母さんのようなウルトラマンに萌えた人は多いことでしょう。
あ、いや子供の様なシーボーズに、ですね(笑)。
そしてセブン編です。
55周年の時、ウルサマでも上映された第6話です。ジードにもマスコットとしてペガ君がおりましたし、少し懐かしい話をしますと…
怪獣娘の劇場版で主人公だったのは、ペガッサちゃんだったんですよね。
これほど後のシリーズでも出張っている宇宙人はなかなかいません。異形の存在でありながら不気味一辺倒でもないラインの風貌に惹かれる人は多いのだと思います。勿論、私も好きですね。
ツッコミが追いつかないレベルでハチャメチャな第1話。
「主人公モロボシ・ダンはウルトラセブンの仮の姿である」
「ダンはウルトラ警備隊の隊員として侵略宇宙人に立ち向かう」
という作品のフォーマットを説明、というか構築するために全てが駆け足になっているんですよね。その強引極まりないところが、今見ると面白いわけですが。
加納さんが好きな怪獣に挙げていたのがキングジョー。やはりセブンを象徴する怪獣(ロボット)ですよね。これに苦戦したことから、次に地底ロボット・ユートムと対峙した際にいきなりワイドショットをぶっ放すほどセブンにとってロボット系がトラウマになっている、という評をどこかで読んだ記憶があります。
そして、ウルトラセブンにおいて最も有名なシーンといっても過言ではない場面が登場する、第8話。私も全49話で一番、に挙げたいほどのエピソードであります。思えば、子供の頃これを見たから私はタバコを「飲まない」人間になったのかもしれませんね。やはりウルトラシリーズは教育に良い。
そして、先ほど述べたマグマ星人の話ですが…彼がセブンの一押しエピソードとして挙げたのが、この回だったんです。
初代に続き、セブンでも「第37話」は神回でございました。
侵略者の尖兵として送り込まれながら見捨てられた哀しい少女。その悲劇を描きウルトラセブンという「いち宇宙人」の無念まで描写したこの回もまた、傑作として後世に残るべき作品だと思っています。
「マヤが可愛い」と下世話な(その通りですが)講評をしつつも、この回を挙げたマグマ星人に「君とは美味い酒が飲めそうだ」と拍手を贈ってしまいましたね、良い友達になれます。
しかしセブンにまつわる話で一番笑ったのは、樋口監督が第23話を
「何故かタイミングが悪くて毎回見逃してしまう」
という理由でガブラを推しに挙げていたことです(笑)。あるよね~そういうの。
勿論、全ての回を視聴済みですがこうして番組で挙げられると観返したくなりますし、また未見の方が関心を持つキッカケにもなるのではないでしょうか。現在サブスクがありますから、相乗効果はありそうですね。
そんな感じで、昭和ウルトラ大好き中年にとっては大変面白い特番でございました。やはりウルトラマンには、心に光を灯す力があるなぁとあらためて感じた次第です。

