サントリー天然水のおまけBIRDTALES-3「ヤマトイワナ」を手に取ってみた
平成おまけ資料室です。
今回は、平成時代にサントリー天然水のおまけとして配布されていた「BIRDTALES-3」シリーズの中から、ヤマトイワナを紹介します。
当時入手した実物をもとに、正面・側面・上面など複数方向から撮影し、立体物ならではの造形と質感を記録としてまとめました。
🔻この記事で分かること
・ヤマトイワナの外観と造形の特徴
・跳躍シーンを切り取った立体表現の魅力
・水流や岩場の再現による臨場感
・付属カードから読み取れる生態と背景
🔹基本データ
シリーズ名:BIRDTALES-3
タイトル:高山の花鳥 ―天然水のふるさとから―
番号:No.8
和名:ヤマトイワナ
学名:Salvelinus leucomaenis
メーカー:海洋堂(KAIYODO)
企画:サントリー天然水
🔹外観レビュー
ヤマトイワナは、深い緑を基調に、体側に点在する橙色の斑点が特徴的な淡水魚です。
本個体でもその特徴はしっかり再現されており、光の当たり方によって色味が変化する塗装は、渓流の冷たい水を思わせる質感に仕上がっています。
魚体は流線型で、頭部から尾にかけてのラインが滑らか。
小サイズながら、〈生き物としての説得力〉を感じさせる造形です。

口を開いた捕食動作がより強調されます。
水しぶきのクリアパーツと相まって、
水を切り裂いて飛び出す瞬間が
視覚的に伝わる構成です。
小さなフィギュアでありながら、
一連の動作が想像できる完成度の高さが光ります。

本個体最大の特徴は、
水面から跳ね上がる瞬間を切り取った
ダイナミックな構図です。
体の反り、尾のしなり、口の開き方など、
一瞬の動きを立体として固定することで、
強い躍動感を生み出しています。

体の反りとバランスの取り方が
より明確になります。
透明な支柱によって空中姿勢が維持されており、
跳躍の軌道そのものが見えてくるような設計です。

付属カードには、ヤマトイワナの生態や
特徴が記載されています。
冷水域に生息すること、
斑点の違いによる種の識別、
源流域という限られた環境での生活など、
単なる解説にとどまらない情報量があります。
背景に描かれた自然風景によって、
フィギュア単体では見えない世界が
補完されています。
🔹台座と造形の特徴
台座は岩場と水流を組み合わせた構成で、高山の渓流環境がコンパクトに再現されています。
透明な水しぶき表現は、単なる装飾ではなく「動きの方向」を示す重要な要素。
BIRDTALESシリーズの中でも、最も“動き”を感じさせる一体と言えるでしょう。
🔹まとめ
ヤマトイワナは、BIRDTALESシリーズの中でも特に「動き」と「環境表現」が際立つ一体です。
水面を切り裂く跳躍、岩場と水流の組み合わせ、そして透明素材を活かした演出。
それらが一体となることで、“一瞬の躍動”を閉じ込めた立体作品として完成しています。
🔸次回予告
次回は、同シリーズより「クモマツマキチョウ」を紹介予定です。
高山の限られた環境にのみ生息する、春の訪れを告げる小さな蝶。
岩場と花のわずかな空間に宿るその姿は、これまでの“動”とも“静”とも異なる、「季節の一瞬」を切り取った造形です。
ヤマトイワナの躍動から一転、繊細で静かな世界へ。
BIRDTALESシリーズの奥行きを、さらに別の視点から見ていきます。
🟩あわせて読みたい
・ライチョウ(夏羽)
・ライチョウ(冬羽)
・ライチョウ夏羽と冬羽の比較
・キクイタダキ
・コマドリ
・ホシガラス
・オコジョ(冬毛)
・ニホンカモシカ
🔻番外編(千葉開府900年)
本シリーズとは別に、
「平成おまけ資料室 × 千葉開府900年」として
千葉の街や記念事業も記録しています。
👉 千葉開府900年の記事はこちら

