vol.7|J.CHAPELの物語 「吠えたける獅子の勝利の声」
J.CHAPELが始まるまでの歩みの中
みことばがどのように道を照らしてきたのかを
J.CHAPELの物語としてシリーズでお分かちしたいと思います。
ここに記しているのは、出来事の記録ではありません。
その時々に与えられ、私たちを導いてきた
みことばの意味をたどる、静かな物語です。
<これまでの物語>
・vol.0:J.CHAPELの物語 「みことばに導かれて歩む道」
・vol.1:J.CHAPELの物語 「空の星を見なさい。」
・vol.2|J.CHAPELの物語 「天幕を広げよ」
・vol.3|J.CHAPELの物語 「契約は動かない」
・vol.4|J.CHAPELの物語 「すべては主の賛美の中にある」
・vol.5|J.CHAPELの物語 「杖を高く掲げなさい」
・vol.6|J.CHAPELの物語 「主は来られる。王となられる。」
7. 吠えたける獅子の勝利の声
LIVING HOPE
― 十字架を通って響く、勝利の声 ―
聖書は、
勝利された方を
「ユダの獅子(Lion of Judah)」と呼びます。
それは、
力によってねじ伏せ、
恐怖によって支配する存在、
という意味ではありません。
黙示録は、こう告げます。
見よ、ユダ族から出た獅子、
ダビデの根が勝利した。
― 黙示録5章5節 ―
黙示録5章でヨハネは、
神のご計画と完成を示す巻物が差し出される場面を見ます。
しかし、それを開くにふさわしい者が
だれも見つからなかったため、
彼は激しく泣いていました。
そのとき長老は、
その方が「ユダ族の獅子」として
勝利された方であると告げます。
しかしヨハネが見たのは、
力を誇示する獅子ではなく、
ほふられたかのような小羊でした。
十字架を通り、
死を引き受け、
復活された方。
その方こそが、
ユダの獅子です。
ユダの獅子の勝利は、
暴力によるものではありません。
怒りによって押し切るものでもありません。
それは、
十字架を通して確定した勝利です。
その獅子の声は、
恐れを呼び起こす叫びではなく、
澄みきった、
圧倒的なきよさを帯びた声です。
光はやみの中に輝いている。
そして、やみはこれに勝たなかった。
― ヨハネによる福音書1章 ―
その声に包まれるとき、
闇は抵抗することができません。
論じることも、
立ち向かうこともできず、
ただ耐えきれずに、崩れていきます。
それは、
より強い力が現れたからではなく、
すでに勝利が確定しているからです。
引き裂かれ、
ただ一人となられた方。
罪によって隔てられた世界のただ中で、
夜もすがら天を仰ぎ、
主の名を呼び続けられた方。
王の王が栄光を捨て、
罪をまとい、
十字架によって、赦しを告げられました。
そして、
約束の朝が来ました。
死せるイエスは息づき、
獅子の声が、
静寂を打ち破りました。
それは、
新しい戦いの始まりではありません。
すでに成し遂げられた勝利の、
静かで確かな宣言です。
ユダの獅子は、
小羊として勝利されました。
だから私たちは、
恐れによってではなく、
賛美をもって
この勝利を受け取ります。
Jesus Christ, my living hope.
次回、
vol.8|J.CHAPELの物語「涙の種から、喜びの束へ」
