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シャアがシャリアに負けた理由!ジークアクス振り返り⑧(ショート版):のりかな突発250831

さて、
前回の記事は長文過ぎたので(笑)、前半部にあたる
【①.パプテマス・シロッコとは?シャリア・ブルとの共通点】
を省いたショート版をお送りします☆
シャアがシャリアに負けた意外な理由、そしてマチュの笑顔の意味とは⁉

※フルバージョン(1万7千字!)はこちら!

シロッコと「木星帰りの男」たち:シャリアはなぜ勝てた?:ジークアクス振り返り⑧:のりかな突発250827|のりかな

ではでは、お楽しみください♪



もう一万字か…。
只今の時刻、2025年8月26日、4時53分。

「これで終わりにするか、続けるか⁉シャア!!」
「そんな決定権がお前にあるのか⁉」



任務了解。ちょっとだけ続けます(笑)。

感想記事の振り返りを全然やってないし!
その前に少し休憩というか、これまでの「振り返る」シリーズの宣伝です♪

これまでの「ジークアクス振り返り」総集編:のりかな突発250812|のりかな

↑「振り返り」シリーズだけでもう6作!というわけで総集編です♪

諦めとしてのジークアクス:アニメ新世紀宣言の呪いとエヴァ:ジクワ振り返り⑦:のりかな突発250819|のりかな

↑アニメ新世紀宣言と新世紀エヴァンゲリオン、からのジクワという流れ♪

今回もいつにも増して長文になりましたね…(笑)。
読者の皆さんは適度に休憩を挟みながら読み進めて下さいね♪

さて、休憩終わり!後半戦です!
シャアやキシリアはなぜシャリアに及ばなかったのか?
感想記事を振り返りつつ考察しましょう!

【②.シャアはなぜシャリアに勝てなかったのか?】

↑約3か月前のこの記事から!

ジクワの7話でシュウジがゼクノヴァしたので、感想記事でもいよいよ
ゼクノヴァとは何か?考察してみたようですね♪
ジクワ世界は勧悪懲善だというのが僕の見立てです。
シイコもシュウジも、シャアもキシリアもミゲル君も、覚悟をもって
悪の道に踏み出した人々です。
彼らの多くは、誰か愛する人のために野望を抱き、「よいこ」では
いられなくなった悲しい事情があります。
そんな悪党に憧れる主人公マチュも、愛するシュウジのために7話で
ついに、現金強盗に走りましたね(笑)。
とはいえ、「誰かへの愛や嫉妬でやむを得ず悪に走った」というのは、
悪として純粋ではない気もします。
「目的のために手段を選ばない」悪党も、その本当の目的は特定の個人への
執着だとすれば、その悪事自体が、誰かのための「手段」ということに
なってしまう。
その意味でシャリア中佐は、別にキシリアや、MAVであるシャアのために
ニュータイプ至上主義を実現したわけでもなさそうです。
彼の悪への原動力は、自分自身の虚無感を埋め合わせる大きな目的が
欲しい、という自己中心的なもののように、僕には思えます。
「セカイを救う」という大義で以て、自分自身の虚無を救っているのです。

最終回、シャアとの死闘のさなか、「シャアはいつかキシリアさまのように、
地球人類の粛清を目指すようになる!」とシャリアは指摘します。
シャア自身の虚無がそうさせる!と言うのですが、お前が言うな!と
僕はツッコんでしまいました(笑)。
シャリア自身がそうだったから、シャアさまもきっと同じだ!と言っているわけですね。
彼の先読みの力が、「アクシズを落とすシャア」を垣間見たのだとしても、
それは仮想世界のシャアであって、今ココにいるシャアの未来ではない。
シャリア自身の虚無と絶望が、関わる人すべてを信じられなくしているのでしょう…。


とはいえゼクノヴァの話に戻りましょう。
ゼクノヴァとは判断保留であり、弱さであり、救いでもある、と
当時の僕は考えたようです。
その読みは今振り返っても基本的に正しかったようなので、
その前提で話を進めていきます!

↑8話前半は劇場先行版でのソロモン落としの再放送だったので、
改めてゼクノヴァに至る流れを確認しています。
↑7話も8話もゼクノヴァ以外に様々なトピックスについて語っていますが、
長くなるので今回はゼクノヴァに絞ります。
(ターンXの話は次回振り返るかも…。)

8話の次回予告で「ララア似の女性」が登場し、
9話でエルメスと、眠り姫ララアが登場しましたね。

「シャフ度」については、分かる人だけ分かればよい(笑)。
「いつか、夢で見た将校さんがアタシを迎えに来るの♪」
と推し活沼にハマるララアお姉さまが登場した回ですね。
現実を諦め、夢の実現に全BETするこの姉御の夢を叶える、
そのためにジクワの世界は、ララアとシュウジとシャリア
によって改変されていくわけですね♪
(そのためにアムロもシイコも殺されたわけです!)

エルメスの中で眠るララアが登場したことで、彼女が助力しているのでは?
と若干、7話時点でのゼクノヴァ予想がアップグレードされました。
謎メールについても彼女が打っている、と考えるのは不自然というか、
ララアのキャラ的に、「Let's get the Beginning. 」なんて言わないはず
ですし、推理の結果、異世界のカツレツキッカが打っていると考えた次第。
まあ外れたわけですが…(笑)。
正誤はともかく、謎メッセージの推理は面白いと思いますので、
以下のトピックスを読んでみて下さい♪

↑謎メッセージの送り主について、3パターン挙げたうえで、カツレツキッカ説を
推しています。結局ほむらちゃんこと眠り姫ララアが打ってました、という…。

というわけで、7~9話感想記事の表紙を駆け足で振り返りました(笑)。
ゼクノヴァとは判断保留であり、弱さであり、救いでもある、という話に
戻りましょう。
つまり、アムロという障害にぶつからず、ザビ家打倒という野心もいつの
間にか消えていたジクワ版のシャアは、親友であるガルマの暗殺による
心の重荷を背負うことも無く、不自然なくらい順風満帆に野心の実現に
邁進していました。
ところがソロモン落とし阻止作戦の佳境、いよいよシャアがザビ家を、
ジオンを裏切ろうというその時に、が邪魔しにやってくるわけです。

最愛の妹に殺されそうになり、初めて自分の野心に疑いを抱くシャア。
彼が初めて感じた不安を表わすかのように、αサイコミュが明滅を始めます。

ガンダムハンマーで殴りかかってくる妹に恐れをなしたのか、それとも
野心の実現のためとはいえ、最愛の妹を殺す覚悟は無かったのでしょうか?
いずれにせよ、岩陰に隠れたシャアに救いが訪れます。
妹に殺されるか、それとも、「ニュータイプの理想の世界」を実現する
ために、最愛の妹をここで殺すか?
パイロットの思考を読み取る装置であるサイコミュが、そんなジレンマに
誤作動を起こしたのか、或いは眠り姫ララアがシャアを救おうとしたのか、
はたまたジオンを裏切ろうとするシャアが邪魔になったのでしょうか?
ゼクノヴァが起き、シャアはこの課題から逃避することに成功します。
でもこれは、ただの判断保留であり、「野望の実現」と「立ちはだかる妹
の抹殺」のジレンマはこの先、シャアが野望を断念しない限り、
ついて回ることになるのです。

さて、アルテイシア政権樹立のために彼女と会ったシャリアは、この話を
彼女から聞いたはずです。
そして憧れだったシャアに幻滅したのではないか?
野心の実現よりも最愛の妹を取るようでは、悪党として下の下です。
(いや、それはつまりシャアが良い人ということであって、仮面を被ることで
冷徹な復讐者を無理に演じようとするシャアだからこそ魅力的だと思うの
ですが、「勧悪懲善」という価値観では低評価になってしまいますね!)
デスノートの夜神月も、コードギアスのルルーシュも、妹を溺愛するあまり
危機に陥っています。

「DEATH NOTE」7巻より。
Lの後継者、Mは夜神月の妹、粧裕を誘拐。
月はいろいろあってデスノートを奪われてしまいます。
https://www.sunrise-world.net/titles/pickup_257.php  
そしてルルーシュの妹、ナナリー。
まあしょうがない。溺愛しますよね(笑)。
「君(ナナリー)のために世界を壊す!」byルルーシュ

だからシャアのこの弱点は、アニメのヴィランとしてそこまで非難される
ものではないのかもしれません。
とはいえ天涯孤独で誰も愛さないシャリアには、この弱点がありません。
つまり悪党として、シャアやルルーシュより上なのです。
実際、妹を殺せないシャアは、妹を人質にされたら野望を果たせなくなり
ます。
シャリアは最終回の戦闘のさなか、シャアに言い放ちます。
「すでにザビ家亡き後のジオンには、アルテイシアさまを擁立する準備が
整っております!」

「してやられた!」という表情を浮かべるシャア。

シャリアがシャアを圧倒できたのは、この台詞がじわじわと効いたから
ではないか?

僕は以前、シュウジがシイコを討てたのは、ララア神による八百長があった
からではないか、と書いたことがあります。

https://note.com/jolly_laelia296/n/n0bb9e5629bfd  
ララア神に「守られる」シュウジは負けることは無い。

そして再びの、八百長疑惑。
シャアとシャリアの最終対決も、実力ではシャアに分があったのでは?
「常にザビ家亡き後のジオンには、アルテイシアさまを擁立する準備が
整っております!」
というシャリアの台詞は、
「オマエの最愛の妹はオレが預かった!逆らったら妹を殺すぞ!」
という意味にも取れるでしょう。
もっとかみ砕いて言うと、
「動くな!動いたら人質の命は保証しないぞ!」
という、悪党の古典的なセリフになります。

https://x.com/v_zero0/status/1211192784935256064  
↑漫画とかドラマで悪党が言うセリフの典型。
でもイケオジのシャリアが言うとダサくなくなるから不思議!

(そこまで露骨ではないにせよ、少なくともシャアはこの先、最愛の妹と
かつてのMAVを敵に回すことになると、シャリアは告げているわけです。
キシリア派vsギレン派の血みどろの兄妹争いが、アルテイシア派vs
キャスバル(シャア)派に置き換わるわけで…。
「妹か、野心か」という、かつてゼクノヴァにより判断保留したジレンマが
再び立ちはだかります。)

シャアが本気を出せなくなったのは、最愛の妹を人質に取られた、と
気づいてしまったからではないか?
というわけでシャアはトンズラこきました。
懸命な判断ですね(笑)。

愛する妹という、悪党シャアの人間的な弱点を突いたシャリア。
「マジかよ、シャリア最低だな!」
と普通は思うと思うのですが…。

みんなシャリア(鶴巻監督)に騙されてる!

シャリアが(というか鶴巻監督が)すごいのは、シャアだけでなく
視聴者をも騙しおおせてしまったことです。
(たぶんアルテイシアも、自分が人質にされたとは気づいてないのかも…。)
最終回で急に、「独裁のもとでは、人の革新など起こるはずもない!」
と言って見せたり、ララアお姉さまが最高の笑顔を見せただけで、
視聴者は「シャリアいい奴!」「ハッピーエンド!」と受け取ってしまうわけです。

別にジクワを否定する気はないし、最高のエンディングだと思うのですが、
これだけは真実を伝えたかった。
知ってるのと知らないのとでは、ジクワの受け取り方も、味わいも
違ってくると思うので…。
鶴巻監督ことシャリア中佐は、愚民共がここまで愚かなら、
「もうこうするしかないよね!」という諦めのチルアニメにふさわしい、
最高のハッピーエンドを用意した。
それは愚民がそうとは気づかないまま、ディストピアを受け入れるという、
「悪の勝利」。

(ジャミトフへの忠誠を求められ、「じゃあ血判状書くよ!これで文句ない
だろ?」と皮肉で返したシロッコを彷彿とさせますね…。)

「なんかよくわかんないけど、ハッピーエンドだったんじゃね?」
という視聴者の反応も含め、風刺の効いた、よい終わり方だと思いました。
「絶望の国の幸福な若者たち」にふさわしい末路。

「アルテイシアさまの横に侍る武官」「要塞の影から双眼鏡で監視するシャリアたち」
「嫌々ララアのもとに向かうシャア」そして「曇り空」。
不穏な要素をこれだけちりばめているのは、「気づいて!」というサインですよね。

そして曇り空から一転、雲一つない青空の下、ニャアンを従えたマチュは
言葉少なで、何を考えているのか分かりません。
なので僕の想像ですが、彼女は最初から最後まで、ヒゲマンの手のひらの
上で転がされていたことに今さらながら、気づいたのかもしれません。

今や自由の無くなったジクワ世界では、シュウジは存在できません。
「いつか、また会えるって。」
マチュは静かに再起を誓っているように、僕には感じられました。

悪に憧れたマチュは、二手三手先も読めない「よいこ」過ぎて、
大人に騙されてしまった。
次はもっと勉強して、強くなって、騙されない。
そうしないとシュウジには会えない。
騙されて少し成長した、マチュの決意の笑顔。

考えてみると、「迷惑でしょ、お尋ね者だし。」というマチュの台詞は
変です。
ヒゲマンが勝利した世界なのに、なぜ未だにマチュは、
お尋ね者のままなのか?
ヒゲマンが勝利したからこそ、マチュたちはお尋ね者になっている
のではないか?
だから未だに、無人島に隠れ住んでいて、ママたちに会いに行くことも、
連絡することすら我慢している。
二人は最終決戦の後、ジクワとジフレドに乗ったまま逃げ続けている。
シャリアが「勝ち切った」のを見て、急に怖くなったのでは?
オメガサイコミュの力を、あの男に渡してはいけない。
それが語られることのない、マチュの決意だと僕は思います。

鶴巻監督が、「勧悪懲善」という、悪党だらけのこのアニメで
伝えようとしたメッセージとは何か。
「大人を信じるな、騙されるな。」
「もちろんこの俺(シャリア、鶴巻監督)も、このアニメも信じるなよ?」

という教訓だと、僕は思いました。

ジークアクスを普通に楽しんで観てた子供達が、何年かして大人に
なったときに、見返してみて、「騙されてた!」と気づけるような
裏メッセージが仕掛けてあって、それに気づいたとき、この「教訓」
が彼らに刻まれるのでしょう。

それを今回伝えることにしたのは、コンテンツだらけの今の時代、
数年後にジクワを見返す人がどれだけいるのか、不安になったからです。
「ジクワはハッピーエンドだったし、さて来期のアニメ見るか」と
消費されるだけなのは勿体ない。
鶴巻監督が諦めていても、僕は諦めたくないので、気づいたことを
伝えようと思ったのです。
(でもこんなに長文を要するとは…。)

ジクワは「よくわかんないハッピーエンド」ではなく、
鶴巻監督が考え抜いた「よくわかるバッドエンド」だと僕は思います。
最後にマチュが失敗に気づいたのなら、希望はあるでしょう♪

ヒゲマンが作ったディストピアを、成長したマチュがいつか、
ジクワとジフレドの力で壊しにいく、殴りに行く、そんな未来が
きっと待っている。
そうでなくてもあと2年、宇宙歴87年には野心に燃えたシロッコが
木星から帰ってきますし、地球にはガルマという人気者もいます。
彼らが結託すれば、アルテイシア帝国は風前の灯でしょう。
勧悪懲善の世界では、歴史とは終わらないワルツのようなものに
なります。
戦争、平和、革命の3拍子。
だから、勧善懲悪にする必要があるんですね♪

というわけで、オチが付いたところで締めたいと思います!
ふう。
8月中に最終回まで持っていきたくて書き過ぎました(笑)。
過去最長の一万7千字!
というわけで、この結論部を誰が読んでいるのか?という不安はあります。
(ここまで読んでくれた読者には感謝です♪)
次回がたぶん、最終回になります。
その前に、この長すぎる記事の後半部を再投稿することにします(笑)。
「シャアはなぜシャリアに負けたのか?」みたいなタイトルで。
長すぎて後ろ誰も読まないと勿体ないし…。
少しでもアニメ視聴者の質を高めるために、ここまで読み進めてくれた
読者の皆さんが、この結論を広めてくれるとうれしいです!
無理ならいいですけど(´;ω;`)

というわけで、ではまた次回♪
Thank you for reading!

元記事リンク↓
ジークアクス7話感想①:ゼクノヴァとは判断保留、と考えてみる:のりかな毎日エッセイ250527|のりかな

ジークアクス8話感想:月に堕ちたキシリアとニャアン:ターンXとGQuuuuuuX:のりかな毎日エッセイ250602|のりかな

ジークアクス8話のヒミツ②ゼクノヴァ解説!迷いと救済:のりかなトピックス250604|のりかな

ジークアクス9話振り返り&考察:推し活沼偽ララアお姉さまの意地!本物は眠り姫:のりかな毎日エッセイ250610|のりかな

ジークアクス9話のヒミツ:謎のメッセージの送り主はキッカ?AKIRA?それともほむら?:のりかなトピックス250616|のりかな

あと、ジークアクス本編はアベマで!
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ではまた♪




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