粗利が残る会社は、受注前に赤字になる条件を見ている
みなさま おはようございます。
アイアジアの東城です。
【1,074字】
売上があるのに現金が残らない会社は、仕事を受けた後に苦しくなるのではないと思います。
多くの場合、受ける前に苦しくなる条件が決まっています。見積りを出す時点、契約を結ぶ時点、取引条件を決める時点で、すでに粗利が残る仕事か、赤字になりやすい仕事かが分かれています。
忙しい会社ほど、この確認が後回しになるんですね。仕事があることはありがたいです。取引先との関係も忘れるわけにはいかないです。人を遊ばせるわけにもいかないです。そう考えて受け続けるうちに、売上は増えているのに、利益も現金も残らない案件を抱えてしまいます。
忙しさは安心材料に見えますが、粗利を削る条件を見ないまま増えた仕事は、会社の体力を奪っていくのです。
建設業なら、材料費の上昇を見込んでいるか。追加工事を請求できる条件になっているか。クレームやり直しや工期変更の負担を誰が持つのか。出来高請求や入金の時期は無理がないか。ここを見ずに受注すると、大きな現場ほど資金繰りを圧迫します。
物流なら、運賃だけではなく、待機時間、荷役、附帯作業、燃料費、空車回送を分けて見ているかが大切です。荷物の量が多くても、待機料や附帯作業料を受け取れなければ、走るほど現場の負担が増えます。
食品工場や水産加工なら、原料価格が上がったときに価格へ反映できるか。不良、廃棄、再加工、洗浄時間、段取り替えまで見込んでいるか。
訪問介護なら、利用者数だけでなく、移動距離、時間帯、記録、キャンセル、サービス提供責任者の調整負担まで見ているかが問われます。
粗利が残る会社は、受注を増やす前に、赤字になる条件を確認しているのです。売上になるかだけではなく、現場の時間をどれだけ使うのか、先に出るお金はいくらか、請求できない作業はないか、入金まで会社が耐えられるかを見ています。
人件費を守る会社は、何でも受ける会社ではありません。粗利が残る条件を整えてから受ける会社です。必要なら価格を直し、必死に丁寧に粘り強く説明しています。条件を分けて考えることも必ず行っています。支払い時期の相談も都度、働きかけます。できない仕事は無理に抱えないように気をつけています。
受ける前に勝負は決まっています。忙しさに流されず、赤字になる条件を見ることが、良い人に報酬を払う経営の始まりになります。
本日も最後までお読みいただき誠にありがとうございます!
今日一日、良い一日になりますように!
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