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40代、古着に“情報”が乗りはじめた




最近、インスタとThreadsに古着の写真を載せてみた。

正直に言うと、少し迷った。

私は細いわけでもない。
モデル体型でもない。
雑誌みたいに整ったコーデができるわけでもない。

「美しさとは程遠いな」

最初は、そう思っていた。

でも、古着屋の鏡の前に立っている自分の写真を見返していて、少し考えが変わった。

これは、きれいに見せるための投稿ではないのかもしれない。

これはたぶん、
その人の背景が見える投稿なのだと思う。

ある方と話していた時に、

「年を重ねるとは、情報が乗ること」

という言葉が出てきた。

それが、ものすごく腑に落ちた。

若い頃のファッションは、服そのものの可愛さで着られた気がする。

流行。
細さ。
清潔感。
似合う色。
可愛い形。

もちろん、それも大事だと思う。

でも40代以降になると、服だけでは完結しない。

体型も乗る。
生活も乗る。
仕事も乗る。
失敗も乗る。
疲れも乗る。
回復途中であることも乗る。
好みも、諦めきれなさも、図太さも、少しの優しさも乗る。

だから、同じ服を着ても、若い頃とは見え方が違う。

私は最近、シンプルで無難な服より、少しクセのある古着に惹かれる。

アロハ柄。
Hard Rock CafeのTシャツ。
ブルックスブラザーズのチェックシャツ。
ラルフのピンクのポロシャツ。
キャップ。
白スニーカー。

単品で見ると、少しクセが強い。

でも、自分が着ると、なぜかそこまで浮かない。

むしろ、

古着好きな地域のおばちゃん。
話を聞いてくれそうな人。
ちょっと面白そうな人。
何か相談しても、すぐ否定はしなさそうな人。

そんな雰囲気になる気がしている。

これは、私が目指しているCoinBridgeとも、実はズレていないのかもしれない。

私は「完璧な支援者」になりたいわけではない。

きちんとした服を着て、正しい言葉だけを話して、隙なく整った人になりたいわけでもない。

むしろ私がやりたいのは、

「ちょっと聞いてもいいですか?」

と言われるような場所を作ること。

制度や専門機関に行く前に、
困りごとを少し整理できる場所。


うまく言葉にできない不安を、
一緒にほどいていける場所。


「それ、あなたが悪いというより、仕組みの問題かもしれないよ」

と一緒に見られる場所。

そう考えると、古着の写真も、ただのコーデ投稿ではないのかもしれない。

服も人も、背景を消さなくていい。

むしろ、背景があるから、その人に見える。

きれいに整えられた投稿だけでは伝わらないものがある。

薬の副作用と運動不足で太ったこと。
まだまだ回復途中であること。
外に出るだけでもエネルギーがいる日があること。
それでも古着屋に行くと、少し気持ちが動くこと。
鏡の前で、これは違うな、これは似合うかも、と一人で笑っていること。

そういうものも全部、服に乗っている。

だから私は、古着が好きなのかもしれない。

新品の服よりも、誰かの時間を通ってきた服に惹かれる。

少しヨレていたり、色が抜けていたり、癖があったりする。

でも、それが味になる。

人も同じなのかもしれない。

傷がない人だから信頼できるわけではない。

きれいに整っている人だから、話しやすいわけでもない。

むしろ、

この人にもいろいろあったんだろうな。
でも、今こうして外に出ているんだな。
この人なら、きれいごとだけじゃなく、生活の話ができそうだな。

そう見えることが、誰かにとっての安心になることもある。

私はまだ、CoinBridgeを本格始動しているわけではない。

構想も途中。
体調も回復途中。
生活もまだ整えている途中。

それでも、今の私が出せるものはある。

完璧な肩書きではなく、
完璧な支援者像でもなく、
「背景ごと外に出ている人」としての姿。

40代になって、古着に情報が乗りはじめた。

それは少し重いけれど、悪いことばかりではない。

その情報ごと、私は服を着ている。

そしてその背景ごと、少しずつ外へ出ている。

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#CoinBridge (コインブリッジ)
構造を言語化し、現場と制度をつなぐ

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