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​潮香る静寂。早朝の児島ランニングで体験した、ガイドブックにはない景色。

繊維の街、児島。

ここは「国産ジーンズ発祥の地」として知られ、日中は多くの観光客や職人たちの活気で溢れる場所。

朝7時、ジョギングを開始しました。

​まだ誰もいない街並み。聞こえてくるのは、アスファルトを蹴る自分の足音だけ。

リズムを刻むたびに、朝の空気が肺を満たし、頭が冴え渡っていきます。



​黄金色に溶ける瀬戸内の海


少し走ると、港が見えてきました。漂ってくるのは、心地よい潮の香り。

​瀬戸内の海は驚くほど穏やかで、まるで波がゆったりと呼吸しているかのようです。

暖かい日差しが水面を照らし、黄金色にキラキラと輝いている。


静まり返った海を眺めながら走っていると、「山頂を歩いているときに感じる、日常から切り離された感覚」に少し似ていると感じました。


「ジーンズの街」が目覚める前に


コースを街中へ戻すと、児島を象徴する風景が次々と現れる。

有名な「児島ジーンズストリート」の入り口では、巨大なジーンズの看板が空を仰いでいた。

​普段は賑わうこの場所も、今はただ静かに、新しい一日が始まるのを待っています。


風の道
駅前のモニュメント


旧下津井電鉄の跡地である「風の道」の標識や、モダンな駅前のモニュメント。それらひとつひとつが、朝日を浴びて長い影を落としている。

「まだ動いていないこの街」の中にいると、まるで街全体がひとつの「美術館」として静止しているかのようでした。

それは、早起きしたランナーだけに許された特権なのかもしれません。


走り終えて感じたこと

​児島の朝は、優しくて、温かい。

潮の香りと、穏やかな海。そして静かな街並み。

​もしあなたが児島を訪れることがあれば、少しだけ早起きをして、その靴紐を締めてみてほしい。

そこには、ガイドブックには載っていない、あなただけの「美しい児島」が広がっているはずです。


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