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1300年の祈りに包まれて。吉備路・備中国分寺を巡る「心整う」4kmコース

見上げるほどに立派な、備中国分寺の五重塔。

その美しい姿を遠くに眺めながら走っていると、ふと、時が止まったような不思議な感覚になります。

​日々の忙しさを少しだけ忘れて、ただ自分の呼吸と景色に向き合う時間。

​この国分寺が最初に建てられたのは、いまから1300年以上も前の奈良時代のことです。

当時は疫病や震災が続き、人々が大きな不安の中にいた時代でした。

聖武天皇は「仏教の力で国を鎮め、人々が安心して暮らせるように」という切実な願いを込めて、全国にこのお寺を建立したのだそうです。

​いま、私たちがこの穏やかな田園風景の中を軽やかに走れるのは、そんな「祈り」を、長い年月をかけて大切に守り続けてきた人たちがいたからこそ、なのかもしれません。

​今回は、歴史の息吹を肌で感じながら、心と体を整える「吉備路旅ランコース」をご紹介します。


​1. サンロード吉備路からスタート

サンロード吉備路



旅の拠点は、総社市の「サンロード吉備路」。「古代吉備王国ランニングコース」を走りながら五重塔へ。広い空と、季節を運んでくる心地よい風が、背中を押してくれます。


2. 時を超えた道しるべ「備中国分寺」へ

コースを2kmほど進むと、あの五重塔がだんだんと大きく、間近に見えてきます。

​重厚な山門をくぐると、そこには凛とした静寂が広がっています。

現在の五重塔は、江戸時代に地域の人々の寄進によって再建されたものですが、当時は「どこからでも見えることで、人々に安心感を与える」という役割もあったと言われています。


1300年前の祈りと、180年前の地元の人の誇り。



そんな重なり合った想いを感じながら見上げる塔は、現代を生きる私たちの背中も、優しく押してくれるような気がします。


3. 太古の息吹を感じる「こうもり塚古墳」


こうもり塚古墳


次に現れるのは、国分寺のすぐ東側に位置する「こうもり塚古墳」です。

全長100mを超える岡山県内最大級の前方後円墳で、6世紀ごろにこの地を治めた有力者が眠ると伝えられています。

巨大な石室を間近にのぞくと、国分寺が建てられるよりもさらに数百年前の世界へと、一気に引き戻されるような感覚があります。

走る足元の一歩一歩が、長い歴史の上にあることを実感させてくれます。


4. サンロード吉備路に帰還、約4kmの達成感


ぐるりと一周して約4km。

サンロード吉備路に帰り着く頃には、体はポカポカと温まり、心もどこかすっきりと軽くなっていることでしょう。

自分の足で走り、その土地の空気を深く吸い込むことで、歴史の物語がより深く自分の中に溶け込んでいく気がします。

ランニング中に見つけた気になるスポットへ後から見に行く。
それが「旅ラン」の本当の醍醐味かもしれません。


あとがき


「歴史を知ることで、いつもの景色が少し違って見えてくる。」
そんな発見があるのも、吉備路という場所の魅力です。

​皆さんも、1300年の祈りが息づくこの道で、自分を整える特別な時間を過ごしてみませんか?​

総社市吉備路ランニングコース



🏃 旅ランには欠かせない愛用ギア

歴史が息づく吉備路の風景に溶け込みながら、のんびりと、でも確かな足取りで走ったひととき。

変わらない景色の中を、最高の相棒たちと駆け抜ける楽しさを教えてくれました。


​買って良かったお気に入りのシューズの話。


2年半、どこへ行くにも一緒。私のランニングに欠かせない時計。


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