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産後うつだと気づいたのは、5月のことだった。|家族の部屋

「死にたいぐらい眠たい」と思った夜が、ありました。


気づくまでに、時間がかかった。

産後うつだと気づいたのは、今年の5月のことでした。

だんだん家から出なくなって、誰とも話さなくなっていた。

誰かに話して夫の評判に影響したら、と心配だったし、

遠く離れた家族に余計な心配もかけたくなかった。

慣れない子育てと新婚生活に追い打ちをかけるように、

夫の転職、急な引っ越し、子どもの転園。

どんどん自分で自分を隔離して、

自分が何をしたいのか、声に出すのをやめていきました。

食べることがタスクに感じるようになって、体重が42kgに。

夫と言い合いをするたびに鼻血が出て。

病院で検査しても結果は何も出ず。

日中は子どものこと、仕事のことで普通に機能している自分がいた。

だから自分も、周りも、近くにいる夫も、

うつだなんて気づかなかった。

でも夜になると、何が悲しいかもわからないのに涙が止まらない。

愛する夫が憎らしくて、怒りをぶつけてしまう。

悪くなる家庭の雰囲気、また自分を責める。

そんなサイクルが続いていました。

このままじゃいけないと、専門家に相談したり周りに話すようになって、

初めてうつだとわかりました。


離婚しようと思ったのは、夫が嫌いだったからじゃない。

限界に至ったある夜、夫にふと聞きました。

「私への愛って、条件付きなの?」

夫はポカンとした顔をして、

気持ちいいくらい「何言ってるの」という顔をしてくれました。

この人は、私が家事をするからとか、稼げるからとか、

サポートしてくれるからで一緒にいるんじゃない。

そのままの私を好きでいてくれている。

離婚しようと思ったのは、夫が嫌いだったからじゃなかった。

こんなに大好きな人を幸せにできないなら、別れた方がいいと思っていた。

それだけのことでした。


東洋医学が、効いた。

治療については、漢方や東洋医学など

自然治癒に近いアプローチを試しています。

漢方が抜群に効いて、血の巡りが良くなって、

考えもすっきりして、眠れるようになってきました。


まなラボを始めたのは、自分を整理するためだった。

うつの底にいた時、一番失っていたのは自尊心でした。

そんな状態で業務委託の仕事を続けていたのは、

消えそうになっていた自尊心を、かろうじてつなぎとめるためでした。

そしてまなラボを始めたのも、

バラバラになった自分を言葉にして整理するためでした。

仕事のこと、お金のこと、自分自身のこと、夫婦のこと。

4つの場所に、それぞれの自分を置いていく。

そうすることで、少しずつ断片がつながっていった気がしています。

うつが完全に治ったわけではありません。

でも走り始めています。

それだけは、確かです。


産後うつの経緯と回復については、別シリーズで詳しく書いています。

▼ 【産後うつからの回復記録】シリーズはこちら

第1話|産後うつだと気づいたのは、5月のことだった。 読む

第2話|私たちが夫婦喧嘩を爆発させるまでの話。そして今。 読む

第3話|偽物の大丈夫が、爆発を作っていた。 読む

第4話|バラバラだった自分が、つながり始めた。 読む


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▼ 【まなラボとは】産後うつで離婚寸前だった私が、ダナンの朝に決めたこと。 読む


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お読みいただきありがとうございます。

「何者かにならなくていい。全部の自分のままでいい。」

そう信じながら、等身大のまま書いています。

諦める前に、もう一回だけ試してほしい。

そのための実験を、私自身が続けています。

どこかの誰かのエールになれたら、嬉しいです。

スキやコメント、とても励みになります。

フォローして、続きも一緒に見届けてもらえたら嬉しいです。

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【この記事を書いた人】まなラボ

音楽フェスのステージを降りた瞬間に、フランス人の夫と出会いました。

自転車旅行の途中で家族になって、今はダナンで、3人で暮らしています。

国際結婚も、多文化の子育ても、うまくいく日ばかりじゃない。

産後には、家族がバラバラになりかけた時期もありました。

それでも、ぶつかって、話して、笑って。

何もない日常の中にある、小さな幸せを、ひとつずつ数えながら生きています。

完璧な妻でも、母でもないけれど。

この家族でよかったと、毎日思えるように。

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