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松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート 必須問題 物理・化学・生物 第110回 全15問

第110回薬剤師国家試験
必須問題|物理・化学・生物 全15問

こんにちは!薬学生の皆さん。Mats & BLNtです。matsunoya_note から、薬剤師国家試験の論点解説をお届けします。まず、第110回薬剤師国家試験 必須問題を解いてみよう。

楽しく!驚くほど効率的に。

https://note.com/matsunoya_note

※ 薬剤師国家試験の原本は、厚生労働省のホームページにあります。必要に応じて、ダウンロードして、手元に置いて読むとよいです。👇


原本:
薬剤師国家試験のページ |厚生労働省
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第110回薬剤師国家試験問題及び解答(令和7年2月22日、2月23日実施) |厚生労働省
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1日目(1) 必須問題[1.5MB] 001455149.pdf


問題が15問あります。すべての問題の後に、各問題の論点解説(理解度テスト付き)があるので、必要に応じて学んでください。

さあ、はじめよう。

問110-001|物理
Q. 図はダニエル電池(Zn;ZnSO4(aq)|CuSO(aq);Cu)の模式図である。この電池の標準起電力として正しいのはどれか。1つ選べ。ただし、ZnとCuの半電池の標準電極電位はそれぞれ-0.763Vと+0.337Vとする。

110_101

■選択肢

  1. +0.213V

  2. +0.426V

  3. +1.100V

  4. -0.426V

  5. -1.100V


問110-002|物理
Q. 熱力学における「閉じた系」において、熱、物質及び仕事のうち、外界とやりとりができるものだけをすべて挙げたのはどれか。1つ選べ。
■選択肢

  1. 物質

  2. 仕事

  3. 熱、仕事

  4. 物質、仕事

  5. 熱、物質


問110-003|物理
Q. 難溶性塩である水酸化鉄(Ⅲ)(Fe(OH)3)の純水中での溶解度をSmol/Lとすると、その溶解度積(Ksp)を正しく表しているのはどれか。1つ選べ。
■選択肢

  1. 3S^3(mol/L)^3

  2. 4S^3(mol/L)^3

  3. 9S^3(mol/L)^3

  4. 9S^4(mol/L)^4

  5. 27S^4(mol/L)^4


問110-004|物理
Q. スピン量子数が1/2である原子核が外部磁場の中に置かれると、そのエネルギーが2つのエネルギー準位に分かれることを表しているのはどれか。1つ選べ。
■選択肢

  1. 化学シフト

  2. McLafferty(マクラファティー)転位

  3. ラジカル開裂

  4. 超微細分裂

  5. ゼーマン分裂


問110-005|物理
Q. 溶媒中で解離しない薬物Xを50mmol含む水溶液100mLに酢酸エチルを加えて振とう、静置したところ、二液相に分相し、酢酸エチル相中のXは45mmolであった。Xの分配係数(酢酸エチル相中の濃度/水相中の濃度)を18とすると、酢酸エチル相の体積はどれか。1つ選べ。ただし、分配に用いる溶媒は互いの溶媒で飽和されており、水相の体積は100 mLとする。
■選択肢

  1. 50mL

  2. 100 mL

  3. 150 mL

  4. 200 mL

  5. 250 mL


問110-006|化学
Q. 以下のアルドヘキソースAのアノマーはどれか。1つ選べ。

110_106

■選択肢

  1. 1

  2. 2

  3. 3

  4. 4

  5. 5


問110-007|化学
Q. 以下の薬物に含まれる金属元素Mとして適切なのはどれか。1つ選べ。

110_107

■選択肢

  1. Li

  2. Mg

  3. Al

  4. Ca

  5. Zn


問110-008|化学
Q. 以下の化合物のうち、最も酸性度が高いのはどれか。1つ選べ。

110_108

■選択肢

  1. 1

  2. 2

  3. 3

  4. 4

  5. 5


問110-009|化学
Q. 以下の化学種のうち、ベンジルカチオンが最も安定化されているのはどれか。1つ選べ。

110_109

■選択肢

  1. 1

  2. 2

  3. 3

  4. 4

  5. 5


問110-010|化学
Q. ビンクリスチンの生合成前駆体となるアミノ酸はどれか。1つ選べ。

110_109

■選択肢

  1. オルニチン

  2. チロシン

  3. トリプトファン

  4. フェニルアラニン

  5. リシン


問110-011|生物
Q. 血管平滑筋細胞を持たず血管内皮細胞と基底膜から構成され、栄養成分や老廃物の物質交換が行われるのはどれか。1つ選べ。
■選択肢

  1. 大動脈

  2. 細動脈

  3. 毛細血管

  4. 大静脈

  5. 胸管


問110-012|生物
Q. 核酸に含まれるプリン塩基のヒトにおける最終代謝産物はどれか。1つ選べ。

110_112

■選択肢

  1. 1

  2. 2

  3. 3

  4. 4

  5. 5


問110-013|生物
Q. 真核生物において、転写開始の際にRNAポリメラーゼⅡの結合に必要なDNA上の領域はどれか。1つ選べ。
■選択肢

  1. イントロン

  2. エクソン

  3. プロモーター

  4. テロメア

  5. ターミネーター


問110-014|生物
Q. オステオカルシンとカルシウムイオンが結合できるようにする、グルタミン酸残基に対する翻訳後修飾はどれか。1つ選べ。
■選択肢

  1. アセチル化

  2. メチル化

  3. ミリストイル化

  4. リン酸化

  5. カルボキシ化


問110-015|生物
Q. ウイルスゲノムを中心としてその周囲を取り囲むタンパク質の殻はどれか。1つ選べ。
■選択肢

  1. エンベロープ

  2. カプシド

  3. コア

  4. スパイク

  5. ビリオン


松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート 必須問題 物理・化学・生物 第110回 全15問|matsunoya

https://note.com/matsunoya_note/n/nd075eff8d7c2

論点を解説します。

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第110回薬剤師国家試験
必須問題|物理・化学・生物 全15問


問110-001|物理
Q. 図はダニエル電池(Zn;ZnSO4(aq)|CuSO(aq);Cu)の模式図である。この電池の標準起電力として正しいのはどれか。1つ選べ。ただし、ZnとCuの半電池の標準電極電位はそれぞれ-0.763Vと+0.337Vとする。

110_101

■選択肢

  1. +0.213V

  2. +0.426V

  3. +1.100V

  4. -0.426V

  5. -1.100V


問110-001

問題と選択肢

問1 図はダニエル電池(Zn | ZnSO₄ (aq) || CuSO₄ (aq) | Cu)の模式図である。この電池の標準起電力として正しいのはどれか。1つ選べ。ただし、ZnとCuの半電池の標準電極電位はそれぞれ-0.763 Vと+0.337 Vとする。

  1. +0.213 V

  2. +0.426 V

  3. +1.100 V

  4. -0.426 V

  5. -1.100 V

論点整理

  • ダニエル電池の構造
    亜鉛(Zn)と銅(Cu)の電極、それぞれの金属イオンを含む水溶液、および両者を接続する導線と多孔質壁(または塩橋)で構成される。

  • 標準電極電位
    各金属のイオン化傾向を示す指標。水素電極を基準(0 V)とし、それに対する相対的な電位で表される。

  • 起電力の計算
    電池全体の起電力は、正極の標準電極電位から負極の標準電極電位を引くことで求められる。

理解すべき範囲

  • 電池の基本原理と構成要素

  • 標準電極電位の概念

  • 起電力の計算方法

正解と解説

正解は 3 +1.100 V です。

解説:

ダニエル電池において、亜鉛は負極、銅は正極として働く。

  • 正極(Cu)の標準電極電位:+0.337 V

  • 負極(Zn)の標準電極電位:-0.763 V

電池の起電力は、

+0.337 V - (-0.763 V) = +1.100 V

理解度テスト

  1. ダニエル電池の負極はどちらの金属か?

  2. 標準電極電位が負であるとは、その金属はどのような傾向があるといえるか?

解答

  1. 亜鉛(Zn)

  2. イオン化しやすい傾向がある(電子を放出しやすい)

補足

  • 多孔質壁の役割
    2つの水溶液を混合させずにイオンの移動を可能にする。

  • 塩橋
    多孔質壁と同様に、2つの水溶液間のイオンバランスを保つ役割を持つ。

  • 電池反応

    • 負極(亜鉛):Zn → Zn²⁺ + 2e⁻

    • 正極(銅):Cu²⁺ + 2e⁻ → Cu

  • 起電力の符号:正の値は電池が自発的に反応することを示す。

110_101

問110-002|物理
Q. 熱力学における「閉じた系」において、熱、物質及び仕事のうち、外界とやりとりができるものだけをすべて挙げたのはどれか。1つ選べ。
■選択肢

  1. 物質

  2. 仕事

  3. 熱、仕事

  4. 物質、仕事

  5. 熱、物質


問110-002

問題と選択肢

問2 熱力学における「閉じた系」において、熱、物質及び仕事のうち、外界とやりとりができるものだけをすべて挙げたのはどれか。1つ選べ。

  1. 物質

  2. 仕事

  3. 熱、仕事

  4. 物質、仕事

  5. 熱、物質

論点整理

  • 熱力学
    エネルギーとエントロピーの変化を扱う物理学の分野。


  • 熱力学において、研究対象とする空間や物質のこと。

  • 閉じた系
    外界との間で物質の移動はないが、エネルギー(熱や仕事)の移動はある系。


  • 温度差によって移動するエネルギー。

  • 仕事
    力学的なエネルギー移動。

理解すべき範囲

  • 熱力系の種類(閉じた系、開いた系、孤立系)

  • 熱、仕事、物質の定義と、それらが系と外界の間でどのようにやり取りされるか

正解と解説

正解は 4 熱、仕事 です。

解説:

閉じた系では、定義により物質の移動はありません。
しかし、エネルギーは熱や仕事の形で系と外界の間でやり取りできます。

  • 熱の移動
    系の温度が外界と異なる場合、熱の移動が起こります。

  • 仕事のやり取り
    系の体積が変化する場合など、系が外界に対して、または外界が系に対して仕事をすることがあります。

理解度テスト

  1. 開いた系とはどのような系か?

  2. 孤立系とはどのような系か?

解答

  1. 開いた系:外界と物質とエネルギーの両方をやり取りできる系。

  2. 孤立系:外界と物質もエネルギーもやり取りできない系。

補足

  • 熱力学第一法則
    エネルギー保存の法則。系の内部エネルギーの変化は、系に出入りする熱と仕事の総和に等しい。

  • 熱力学第二法則
    エントロピー増大の法則。閉じた系では、エントロピーは減少せず、常に増大する。


問110-003|物理
Q. 難溶性塩である水酸化鉄(Ⅲ)(Fe(OH)3)の純水中での溶解度をSmol/Lとすると、その溶解度積(Ksp)を正しく表しているのはどれか。1つ選べ。
■選択肢

  1. 3S^3(mol/L)^3

  2. 4S^3(mol/L)^3

  3. 9S^3(mol/L)^3

  4. 9S^4(mol/L)^4

  5. 27S^4(mol/L)^4


問110-003

問題と選択肢

問3 難溶性塩である水酸化鉄(Ⅲ)(Fe(OH)₃)の純水中での溶解度をS mol/Lとすると、その溶解度積(Ksp)を正しく表しているのはどれか。1つ選べ。

  1. 3S³ (mol/L)³

  2. 4S³ (mol/L)³

  3. 9S³ (mol/L)⁴

  4. 9S⁴ (mol/L)⁴

  5. 27S⁴ (mol/L)⁴

論点整理

  • 溶解度:難溶性塩が水に溶解する程度を示す量。

  • 溶解度積(Ksp):難溶性塩の飽和水溶液中における、各イオンのモル濃度の積。

  • 化学量論:化学反応における反応物と生成物の量的関係。

理解すべき範囲

  • 溶解度と溶解度積の定義

  • 溶解度から溶解度積を計算する方法(化学量論を考慮する)

正解と解説

正解は 5 27S⁴ (mol/L)⁴ です。

解説:

水酸化鉄(Ⅲ)の溶解平衡は次のようになります。

Fe(OH)₃ (s) ⇌ Fe³⁺ (aq) + 3OH⁻ (aq)

溶解度をSとすると、[Fe³⁺] = S、[OH⁻] = 3S となります。

溶解度積 Ksp は、

Ksp = [Fe³⁺] [OH⁻]³ = S × (3S)³ = 27S⁴ (mol/L)⁴

理解度テスト

  1. 溶解度積は温度によって変化するか?

  2. 難溶性塩の溶解度が小さいとき、溶解度積の値はどうなるか?

解答

  1. はい、溶解度積は温度によって変化します。

  2. 溶解度積の値も小さくなります。

補足

  • 溶解度積は、難溶性塩が水にどれだけ溶けるかを示す指標となります。

  • 溶解度積の値が小さいほど、その塩は水に溶けにくいといえます。

  • 共通イオン効果:難溶性塩の溶解度は、その塩と同じイオンを含む水溶液中では減少します。


問110-004|物理
Q. スピン量子数が1/2である原子核が外部磁場の中に置かれると、そのエネルギーが2つのエネルギー準位に分かれることを表しているのはどれか。1つ選べ。
■選択肢

  1. 化学シフト

  2. McLafferty(マクラファティー)転位

  3. ラジカル開裂

  4. 超微細分裂

  5. ゼーマン分裂


問110-004

問題と選択肢

問4 スピン量子数が1/2である原子核が外部磁場の中に置かれると、そのエネルギーが2つのエネルギー準位に分かれることを表しているのはどれか。1つ選べ。

  1. 化学シフト

  2. McLafferty(マクラファティー)転位

  3. ラジカル開裂

  4. 超微細分裂

  5. ゼーマン分裂

論点整理

  • スピン量子数
    原子核が持つ角運動量を表す量子数。

  • 外部磁場
    磁場をかけること。

  • エネルギー準位
    原子や分子のエネルギーがとびとびの値をとる状態。

理解すべき範囲

  • 核磁気共鳴(NMR)の原理

  • ゼーマン分裂の現象

正解と解説

正解は 5 ゼーマン分裂 です。

解説:

ゼーマン分裂は、原子や分子が外部磁場中に置かれたときに、エネルギー準位が分裂する現象です。これは、スピン量子数を持つ原子核が磁場と相互作用することによって起こります。NMR分光法はこの現象を利用しています。

  • 化学シフト
    NMRスペクトルにおいて、基準物質からの信号のずれ。

  • McLafferty転位
    有機化合物の質量分析における開裂反応の一種。

  • ラジカル開裂
    共有結合がホモリティックに開裂し、ラジカルを生成する反応。

  • 超微細分裂
    電子スピンと原子核スピンの相互作用によるスペクトルの分裂。

理解度テスト

  1. NMR分光法で用いられるのは、原子核のどの性質か?

  2. ゼーマン分裂は、どのような分光法で観測されるか?

解答

  1. 原子核のスピン

  2. NMR分光法

補足

  • NMR分光法は、有機化合物の構造決定などに広く用いられています。

  • ゼーマン分裂の大きさは、磁場の強さに比例します。


問110-005|物理
Q. 溶媒中で解離しない薬物Xを50mmol含む水溶液100mLに酢酸エチルを加えて振とう、静置したところ、二液相に分相し、酢酸エチル相中のXは45mmolであった。Xの分配係数(酢酸エチル相中の濃度/水相中の濃度)を18とすると、酢酸エチル相の体積はどれか。1つ選べ。ただし、分配に用いる溶媒は互いの溶媒で飽和されており、水相の体積は100 mLとする。
■選択肢

  1. 50mL

  2. 100 mL

  3. 150 mL

  4. 200 mL

  5. 250 mL


問110-005

問題と選択肢

問5 溶媒中で解離しない薬物Xを50 mmol含む水溶液100 mLに酢酸エチルを加えて振とう、静置したところ、二液相に分相し、酢酸エチル相中のXは45 mmolであった。Xの分配係数(酢酸エチル相中の濃度 / 水相中の濃度)を18とすると、酢酸エチル相の体積はどれか。1つ選べ。ただし、分配に用いる溶媒は互いの溶媒で飽和されており、水相の体積は100 mLとする。

  1. 50 mL

  2. 100 mL

  3. 150 mL

  4. 200 mL

  5. 250 mL

論点整理

  • 分配係数:ある物質が二つの異なる溶媒に分配されるときの、それぞれの溶媒における濃度の比。

  • 分配平衡:物質が二つの溶媒間で平衡状態になること。

理解すべき範囲

  • 分配係数の定義と計算方法

  • 分配平衡の問題を解くための手順

正解と解説

正解は 1 50 mL です。

解説:

  1. 水相中のXの物質量:

    • 初期物質量:50 mmol

    • 酢酸エチル相へ移動した物質量:45 mmol

    • 水相に残った物質量:50 mmol - 45 mmol = 5 mmol

  2. 水相と酢酸エチル相の濃度:

    • 水相の濃度:5 mmol / 100 mL = 0.05 mmol/mL

    • 酢酸エチル相の濃度:45 mmol / V (mL) (Vは酢酸エチル相の体積)

  3. 分配係数を用いた計算:

    • 分配係数(K)= (酢酸エチル相の濃度) / (水相の濃度)

    • 18 = (45 mmol / V) / (0.05 mmol/mL)

    • 18 = (45/V) / 0.05

    • 18 * 0.05 = 45/V

    • 0.9 = 45/V

    • V = 45 / 0.9 = 50 mL

理解度テスト

  1. 分配係数が1より大きい場合、物質はどちらの溶媒に多く分布するか?

  2. 分配係数は温度によって変化するか?

解答

  1. 分配係数が1より大きい場合、物質は分母の溶媒に多く分布する。

  2. はい、分配係数は温度によって変化します。

補足

  • 分配係数は、薬物の吸収、分布、代謝、排泄(ADME)を理解する上で重要です。

  • 薬物が細胞膜を通過する際など、生体内での移動を予測するために利用されます。


問110-006|化学
Q. 以下のアルドヘキソースAのアノマーはどれか。1つ選べ。

110_106

■選択肢

  1. 1

  2. 2

  3. 3

  4. 4

  5. 5


問110-006

問題と選択肢

問6 以下のアルドヘキソースAのアノマーはどれか。1つ選べ。

110_106
  1. 1

  2. 2

  3. 3

  4. 4

  5. 5

論点整理

  • アノマー
    環状構造を持つ単糖において、カルボニル炭素(アルデヒド基またはケトン基の炭素)に結合する-OH基の立体配置が異なる異性体。αアノマーとβアノマーがある。

  • αアノマー
    1位の炭素の-OH基が環の平面に対して下向き(ヘミアセタール位のOHがフィッシャー投影式で右側)

  • βアノマー
    1位の炭素の-OH基が環の平面に対して上向き(ヘミアセタール位のOHがフィッシャー投影式で左側)

110_106_2

理解すべき範囲

  • アノマーの定義と特徴

  • グルコースの構造

正解と解説

正解は 4 です。

解説:

化合物Aはα-グルコースです。選択肢4はβ-グルコースであり、アノマーの関係です。

理解度テスト

  1. グルコースのαアノマーとβアノマーの違いは何ですか?

  2. フルクトースはケトースですが、アノマーはありますか?

解答

  1. 1位の炭素(アノマー炭素)に結合したヒドロキシル基(-OH)の立体配置が異なります。

  2. はい、あります。フルクトースは2位の炭素がアノマー炭素になります。

補足

  • グルコースは、水溶液中では環状構造と鎖状構造が平衡状態にあります。

  • アノマーは、糖の化学的性質や生物学的機能に影響を与えることがあります。


問110-007|化学
Q. 以下の薬物に含まれる金属元素Mとして適切なのはどれか。1つ選べ。

110_107

■選択肢

  1. Li

  2. Mg

  3. Al

  4. Ca

  5. Zn


問110-007

問題と選択肢

問7 以下の薬物に含まれる金属元素Mとして適切なのはどれか。1つ選べ。

110_107
  1. Li

  2. Mg

  3. Al

  4. Ca

  5. Zn

論点整理

  • 金属錯体:金属イオンに配位子(リガンド)が結合した化合物。

  • アルジオキサ:制酸薬として用いられるアルミニウムを含む化合物。

アルジオキサ 出典:第18改正日本薬局方 医薬品各条
Dihydroxo[(4RS)-5-oxo-4-ureido-4,5-dihydro-1H-imidazol- 2-yl]oxoaluminium [5579-81-7]

理解すべき範囲

  • 代表的な金属元素の性質と、生体内での役割

  • 薬物と金属イオンの相互作用

正解と解説

正解は 3 Al です。

解説:

図示された薬物はアルジオキサであり、アルミニウムを含んでいます。
アルジオキサは、胃酸を中和する作用などを持つ制酸薬として用いられます。

理解度テスト

  1. アルジオキサは、どのような薬効を示すか?

  2. アルミニウムは、生体内でどのような役割を果たしますか?

解答

  1. アルジオキサは、胃酸を中和する作用や、胃粘膜を保護する作用を示します。

  2. アルミニウムは、生体内では必須元素ではありませんが、一部の酵素の活性中心に存在したり、特定のタンパク質と結合したりすることが知られています。ただし、過剰なアルミニウムは神経毒性を示す可能性があります。

補足

  • アルジオキサは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの治療に用いられます。

  • アルミニウムは、制酸薬の他にも、止血薬や透析液などに含まれています。


問110-008|化学
Q. 以下の化合物のうち、最も酸性度が高いのはどれか。1つ選べ。

110_108

■選択肢

  1. 1

  2. 2

  3. 3

  4. 4

  5. 5


問110-008

問題と選択肢

問8 以下の化合物のうち、最も酸性度が高いのはどれか。1つ選べ。

110_108
  1. 1

  2. 2

  3. 3

  4. 4

  5. 5

論点整理

  • 酸性度
    酸がプロトン(H⁺)を放出する傾向の強さ。

  • 置換基効果
    芳香環に結合した置換基が、その環の反応性に影響を与える効果。
    電子求引性基は酸性度を高め、電子供与性基は酸性度を低下させる。

理解すべき範囲

  • 酸性度の定義

  • 置換基効果の種類と強さ

正解と解説

正解は 5 です。

解説:

フェノール類の酸性度は、置換基の種類によって大きく変化します。
電子求引性の置換基(ニトロ基、ハロゲンなど)はフェノールの酸性度を高め、電子供与性の置換基(アミノ基、アルキル基など)は酸性度を低下させます。
選択肢の中で最も強い電子求引性基であるニトロ基を持つ5が、最も酸性度が高い化合物となります。

理解度テスト

  1. カルボン酸とフェノール類では、一般的にどちらの方が酸性度が高いですか?

  2. メタ位にニトロ基が結合したフェノールと、パラ位にニトロ基が結合したフェノールでは、どちらの方が酸性度が高いですか?

解答

  1. カルボン酸

  2. 一般的に、パラ位にニトロ基が結合したフェノールの方が酸性度が高いです。

補足

  • 酸性度の強さは、pKa値で表されます。pKa値が小さいほど、酸性度は高いです。

  • 置換基効果は、誘導効果と共鳴効果に分けられます。

    • 誘導効果:置換基の電気陰性度による効果。

    • 共鳴効果:置換基のπ電子系との相互作用による効果。


問110-009|化学
Q. 以下の化学種のうち、ベンジルカチオンが最も安定化されているのはどれか。1つ選べ。

110_109

■選択肢

  1. 1

  2. 2

  3. 3

  4. 4

  5. 5


問9

問題と選択肢

問9 以下の化学種のうち、ベンジルカチオンが最も安定化されているのはどれか。1つ選べ。

110_109
  1. 1

  2. 2

  3. 3

  4. 4

  5. 5

論点整理

  • カルボカチオン
    炭素原子が正電荷を持つイオン。

  • ベンジルカチオン
    カルボカチオンの一つで、正電荷を持つ炭素がベンゼン環に直接結合している。

  • 安定化
    カルボカチオンの正電荷が分散することで、エネルギーが低下し、安定になること。

  • 共鳴効果
    π電子が非局在化することで、電荷が分散する効果。

  • 電子供与性基
    カルボカチオンを安定化する置換基。

理解すべき範囲

  • カルボカチオンの安定性

  • 共鳴効果と電子供与性基の効果

正解と解説

正解は 4 です。

解説:

ベンジルカチオンは、ベンゼン環のπ電子系との共鳴によって安定化されます。
さらに、電子供与性基が結合すると、その電子供与性基からの共鳴や誘導効果によって、カルボカチオンの正電荷が分散し、より安定化されます。
メトキシ基(-OCH₃)は強い電子供与性基であり、4のように複数のメトキシ基が結合しているほど、ベンジルカチオンは安定化されます。

理解度テスト

  1. 第三級カルボカチオン、第二級カルボカチオン、第一級カルボカチオンの中で、最も安定なのはどれですか?

  2. 電子求引性基は、カルボカチオンを安定化しますか、不安定化しますか?

解答

  1. 第三級カルボカチオン

  2. 不安定化します。

補足

  • カルボカチオンの安定性は、一般的に、第三級 > 第二級 > 第一級 > メチルカチオン の順です。

  • 電子供与性基としては、アルキル基、アルコキシ基、アミノ基などがあります。

  • 電子求引性基としては、ニトロ基、シアノ基、ハロゲンなどがあります。


問110-010|化学
Q. ビンクリスチンの生合成前駆体となるアミノ酸はどれか。1つ選べ。

110_109

■選択肢

  1. オルニチン

  2. チロシン

  3. トリプトファン

  4. フェニルアラニン

  5. リシン


問10

問題と選択肢

問10 ビンクリスチンの生合成前駆体となるアミノ酸はどれか。1つ選べ。

110_109
  1. オルニチン

  2. チロシン

  3. トリプトファン

  4. フェニルアラニン

  5. リシン

論点整理

  • 生合成
    生体内において、複雑な化合物が合成される過程。

  • アミノ酸
    タンパク質の構成要素であり、生合成における重要な前駆体となる。

  • ビンクリスチン
    抗がん剤の一種で、微小管の重合を阻害する。

理解すべき範囲

  • アミノ酸の一般的な構造と分類

  • ビンクリスチンの構造

  • 生合成におけるアミノ酸の役割

正解と解説

正解は 3 トリプトファン です。

解説:

ビンクリスチンは、インドールアルカロイドの一種であり、その生合成にはトリプトファンが前駆体として関与しています。
参考資料: Tryptophan | C11H12N2O2 | CID 6305 - PubChem

Ref. Tryptophan | C11H12N2O2 | CID 6305 - PubChem

理解度テスト

  1. トリプトファンは、芳香族アミノ酸、非極性アミノ酸、極性アミノ酸のどれに分類されますか?

  2. ビンクリスチンは、主に何の治療に用いられますか?

解答

  1. 芳香族アミノ酸

  2. 白血病、悪性リンパ腫などの抗がん剤

補足

  • トリプトファンは、セロトニンやメラトニンの生合成にも関与しています。

  • ビンクリスチンは、微小管に結合し、細胞分裂を阻害することで抗腫瘍効果を発揮します。


問110-011|生物
Q. 血管平滑筋細胞を持たず血管内皮細胞と基底膜から構成され、栄養成分や老廃物の物質交換が行われるのはどれか。1つ選べ。
■選択肢

  1. 大動脈

  2. 細動脈

  3. 毛細血管

  4. 大静脈

  5. 胸管


問110-011

問題と選択肢

問11 血管平滑筋細胞を持たず血管内皮細胞と基底膜から構成され、栄養成分や老廃物の物質交換が行われるのはどれか。1つ選べ。

  1. 大動脈

  2. 細動脈

  3. 毛細血管

  4. 大静脈

  5. 胸管

論点整理

  • 血管の構造
    血管は、内膜(内皮細胞)、中膜(平滑筋)、外膜の3層構造を基本とする。

  • 毛細血管
    非常に細い血管で、組織と血液の間で物質交換を行う。

理解すべき範囲

  • 各種血管の構造と機能

  • 物質交換の仕組み

正解と解説

正解は 3 毛細血管 です。

解説:

毛細血管は、血管内皮細胞と基底膜のみから構成されており、非常に薄い壁を通して、血液と組織の間で栄養成分や老廃物の交換を行うのに適しています。

  • 大動脈、細動脈、大静脈
    これらは、毛細血管よりも太く、平滑筋細胞を含む中膜を持ちます。

  • 胸管
    リンパ液を運ぶ管です。

理解度テスト

  1. 血管内皮細胞の主な機能は何ですか?

  2. 毛細血管網とは何ですか?

解答

  1. 血管内皮細胞は、血管内面の血液と接する細胞層であり、血管透過性の調節、血液凝固の制御、血管新生など、多様な機能を持っています。

  2. 毛細血管網は、毛細血管が網の目のように組織内に広がっている構造で、効率的な物質交換を可能にします。

補足

  • 毛細血管は、酸素、二酸化炭素、グルコース、アミノ酸などの物質交換の場です。

  • 毛細血管の透過性は、様々な要因によって調節されます。


問110-012|生物
Q. 核酸に含まれるプリン塩基のヒトにおける最終代謝産物はどれか。1つ選べ。

110_112

■選択肢

  1. 1

  2. 2

  3. 3

  4. 4

  5. 5


問110-012

問題と選択肢

問12 核酸に含まれるプリン塩基のヒトにおける最終代謝産物はどれか。1つ選べ。

110_112
  1. 1

  2. 2

  3. 3

  4. 4

  5. 5

論点整理

  • 核酸:
    DNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)の総称。遺伝情報を担う。

  • プリン塩基:
    核酸を構成する塩基の一種。アデニンとグアニンがある。

  • 代謝:
    生体内での化学反応の総称。

  • 最終代謝産物:
    代謝の結果、最終的に生成される物質。

理解すべき範囲

  • プリン塩基の種類と構造

  • プリン塩基の代謝経路

  • 尿酸の生成

正解と解説

正解は 5 です。

解説:

プリン塩基(アデニン、グアニン)は、最終的に尿酸に代謝されます。
選択肢5が尿酸の構造式です。

理解度テスト

  1. プリン塩基とピリミジン塩基の違いは何ですか?

  2. 尿酸は、体内でどのように排泄されますか?

解答

  1. プリン塩基は二重環構造、ピリミジン塩基は単環構造を持つ。

  2. 主に腎臓から尿中に排泄されます。

補足

  • 尿酸は、水に溶けにくいため、高濃度になると結晶化し、痛風の原因となることがあります。

  • キサンチンオキシダーゼは、プリン体の代謝に関わる酵素で、尿酸生成を促進します。


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問110-013|生物
Q. 真核生物において、転写開始の際にRNAポリメラーゼⅡの結合に必要なDNA上の領域はどれか。1つ選べ。
■選択肢

  1. イントロン

  2. エクソン

  3. プロモーター

  4. テロメア

  5. ターミネーター


問110-013

問題と選択肢

問13 真核生物において、転写開始の際にRNAポリメラーゼⅡの結合に必要なDNA上の領域はどれか。1つ選べ。

  1. イントロン

  2. エクソン

  3. プロモーター

  4. テロメア

  5. ターミネーター

論点整理

  • 真核生物
    細胞内に核を持つ生物。

  • 転写
    DNAの塩基配列を鋳型として、RNAが合成される過程。

  • RNAポリメラーゼII
    真核生物において、mRNA前駆体を合成する酵素。

  • プロモーター
    転写開始点の上流に位置するDNAの領域で、RNAポリメラーゼが結合する。

理解すべき範囲

  • 遺伝情報の流れ(セントラルドグマ)

  • 転写の過程と必要な要素

  • DNAの各領域の機能

正解と解説

正解は 3 プロモーター です。

解説:

プロモーターは、RNAポリメラーゼがDNAに結合し、転写を開始するために必要なDNA上の領域です。

  • イントロン
    遺伝子の中に存在する非コード領域。

  • エクソン
    遺伝子の中に存在するコード領域。

  • テロメア
    染色体の末端に存在する構造。

  • ターミネーター
    転写を終結させるDNA上の領域。

理解度テスト

  1. 転写開始点とは何ですか?

  2. 転写因子とは何ですか?

解答

  1. 転写開始点:
    転写が開始される最初のヌクレオチドの場所。

  2. 転写因子:
    転写の開始や調節に関わるタンパク質。

補足

  • 真核生物の転写は、複数の転写因子がプロモーターに結合し、RNAポリメラーゼIIをリクルートすることで開始されます。

  • プロモーターには、TATAボックスなどの共通配列が含まれていることが多い。


問110-014|生物
Q. オステオカルシンとカルシウムイオンが結合できるようにする、グルタミン酸残基に対する翻訳後修飾はどれか。1つ選べ。
■選択肢

  1. アセチル化

  2. メチル化

  3. ミリストイル化

  4. リン酸化

  5. カルボキシ化


問110-014

問題と選択肢

問14 オステオカルシンとカルシウムイオンが結合できるようにする、グルタミン酸残基に対する翻訳後修飾はどれか。1つ選べ。

  1. アセチル化

  2. メチル化

  3. ミリストイル化

  4. リン酸化

  5. カルボキシル化

論点整理

  • 翻訳後修飾
    タンパク質合成後に行われる化学修飾。タンパク質の機能や安定性を調節する。

  • オステオカルシン
    骨基質に存在するタンパク質で、カルシウム結合能を持つ。

  • グルタミン酸残基
    タンパク質を構成するアミノ酸の一つ。

理解すべき範囲

  • 翻訳後修飾の種類と役割

  • オステオカルシンの機能

  • カルシウム結合に必要な修飾

正解と解説

正解は 5 カルボキシル化 です。

解説:

グルタミン酸残基のγ-カルボキシル化は、オステオカルシンがカルシウムイオンと結合するために必要な翻訳後修飾です。この修飾により、グルタミン酸残基に2つのカルボキシル基が結合し、カルシウムイオンとのキレート形成能が高まります。

  • アセチル化
    アセチル基の付加。

  • メチル化
    メチル基の付加。

  • ミリストイル化
    ミリストイル基(脂肪酸)の付加。

  • リン酸化
    リン酸基の付加。

理解度テスト

  1. ビタミンKは、グルタミン酸残基のカルボキシル化反応にどのように関与しますか?

  2. オステオカルシンは、骨形成においてどのような役割を果たしますか?

解答

  1. ビタミンKは、グルタミン酸残基のγ-カルボキシル化反応における補酵素として働きます。

  2. オステオカルシンは、骨形成を促進し、骨密度を維持する役割を果たします。

補足

  • ワルファリンは、ビタミンK依存性のカルボキシル化反応を阻害することで、抗凝固作用を示します。

  • オステオカルシンは、骨代謝だけでなく、糖代謝や男性の生殖機能にも関与することが示唆されています。


問110-015|生物
Q. ウイルスゲノムを中心としてその周囲を取り囲むタンパク質の殻はどれか。1つ選べ。
■選択肢

  1. エンベロープ

  2. カプシド

  3. コア

  4. スパイク

  5. ビリオン


問110-015

問題と選択肢

問15 ウイルスゲノムを中心としてその周囲を取り囲むタンパク質の殻はどれか。1つ選べ。

  1. エンベロープ

  2. カプシド

  3. コア

  4. スパイク

  5. ビリオン

論点整理

  • ウイルス
    遺伝情報を持つが、細胞構造を持たない微小な病原体。

  • ゲノム
    ウイルスが持つ遺伝情報の総体(DNAまたはRNA)。

  • カプシド
    ウイルスゲノムを覆うタンパク質の殻。

  • エンベロープ
    一部のウイルスが持つ、カプシドの外側を覆う膜状の構造。

  • スパイク
    ウイルス表面に存在する糖タンパク質の突起。

  • ビリオン
    感染力を持つ完全なウイルス粒子。

理解すべき範囲

  • ウイルスの構造

  • 各構成要素の役割

正解と解説

正解は 2 カプシド です。

解説:

カプシドは、ウイルスゲノムを保護し、細胞への感染を助ける役割を持つタンパク質の殻です。

  • エンベロープ
    一部のウイルスに見られる構造で、宿主細胞膜由来の脂質二重膜。

  • コア
    ウイルスゲノムとそれに関連するタンパク質の複合体。

  • スパイク
    宿主細胞の受容体に結合し、感染を成立させる。

  • ビリオン
    成熟した感染力のあるウイルス粒子全体を指す。

理解度テスト

  1. カプシドは、どのようなタンパク質から構成されていますか?

  2. エンベロープを持つウイルスと持たないウイルスでは、感染様式に違いがありますか?

解答

  1. カプソメアという小さなタンパク質が集まって構成されています。

  2. エンベロープを持つウイルスは、エンベロープと宿主細胞膜との融合によって細胞内に侵入することがあります。

補足

  • カプシドの形状は、ウイルスの種類によって異なります(正二十面体、らせん形など)。

  • カプシドは、ウイルスゲノムを物理的、化学的に保護するだけでなく、宿主細胞内への侵入を助ける役割も担っています。


実力テスト 問110-001-005


各必須問題の論点に基づいた理解力を試す実力テストです。
チャレンジしてみよう(^^)/

問1 ダニエル電池において、負極で起こる反応として正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. Cu²⁺ + 2e⁻ → Cu

  2. Cu → Cu²⁺ + 2e⁻

  3. Zn²⁺ + 2e⁻ → Zn

  4. Zn → Zn²⁺ + 2e⁻

問2 熱力学における「開いた系」の説明として正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. 外界と物質もエネルギーもやり取りしない。

  2. 外界と物質はやり取りしないが、エネルギーはやり取りする。

  3. 外界とエネルギーはやり取りしないが、物質はやり取りする。

  4. 外界と物質もエネルギーもやり取りする。

問3 難溶性塩の溶解度積(Ksp)に関する記述として誤っているのはどれか。1つ選べ。

  1. 溶解度積は、飽和水溶液中におけるイオン濃度の積である。

  2. 溶解度積の値が大きいほど、その塩は水に溶けやすい。

  3. 溶解度積は温度によって変化しない。

  4. 共通イオンが存在すると、難溶性塩の溶解度は減少する。

問4 スピン量子数が1/2である原子核が外部磁場中に置かれたときに観測される現象はどれか。1つ選べ。

  1. ラセミ化

  2. エナンチオ選択性

  3. ジアステレオ異性化

  4. ゼーマン分裂

問5 薬物Xの分配係数(K)が2であるとき、薬物Xは2つの溶媒AとBのどちらに多く分布するか。1つ選べ。ただし、K = (溶媒A中の濃度) / (溶媒B中の濃度)とする。

  1. 溶媒A

  2. 溶媒B

  3. 同じ濃度で分布する

  4. 情報が不足しており判断できない


解答と解説

問1
正解:4
解説:
ダニエル電池の負極では、亜鉛が酸化されて亜鉛イオンになる反応(Zn → Zn²⁺ + 2e⁻)が起こります。

問2
正解:4
解説:
開いた系は、外界と物質とエネルギーの両方をやり取りする系です。

問3
正解:3
解説:
溶解度積は温度によって変化します。溶解度積は、温度一定の条件下における平衡定数です。

問4
正解:4
解説:
外部磁場中に置かれた原子核のスピン準位が分裂する現象は、ゼーマン分裂と呼ばれます。

問5
正解:1
解説:
分配係数が2であるということは、薬物Xは溶媒Aに溶媒Bの2倍の濃度で分布することを意味します。したがって、溶媒Aに多く分布します。


実力テスト 問110-006-010


各必須問題の論点に基づいた理解力を試す実力テストです。
チャレンジしてみよう(^^)/

問6 グルコースの環状構造において、1位の炭素に結合したヒドロキシル基の立体配置が異なる異性体を何と呼ぶか。1つ選べ。

  1. エナンチオマー

  2. ジアステレオマー

  3. ラセミ体

  4. アノマー

問7 アルジオキサは、特定の金属イオンと錯体を形成することで薬効を示す。アルジオキサに含まれる金属イオンとして最も適切なものはどれか。1つ選べ。

  1. ナトリウムイオン

  2. カリウムイオン

  3. アルミニウムイオン

  4. 亜鉛イオン

問8 フェノール類に置換基が導入されると、酸性度が変化する。フェノールの酸性度を最も高める置換基はどれか。1つ選べ。

  1. アミノ基

  2. メチル基

  3. 水酸基

  4. ニトロ基

問9 ベンジルカチオンは、特定の置換基によって安定化される。ベンジルカチオンを最も安定化する置換基はどれか。1つ選べ。

  1. ニトロ基

  2. シアノ基

  3. ハロゲン

  4. アルコキシ基

問10 抗がん剤であるビンクリスチンの生合成前駆体となるアミノ酸はどれか。1つ選べ。

  1. グリシン

  2. アラニン

  3. グルタミン酸

  4. トリプトファン


解答と解説

問6
正解:4
解説:
グルコースのアノマーは、1位の炭素(アノマー炭素)のヒドロキシル基の配置が異なる異性体です。

問7
正解:3
解説:
アルジオキサは、アルミニウムイオンを含む化合物であり、制酸薬として用いられます。

問8
正解:4
解説:
ニトロ基は強い電子求引性基であり、フェノールの酸性度を高めます。

問9
正解:4
解説:
アルコキシ基は電子供与性基であり、共鳴効果によってベンジルカチオンを安定化します。

問10
正解:4
解説:
ビンクリスチンの生合成には、トリプトファンが前駆体として関与しています。


実力テスト 問110-011-015


各必須問題の論点に基づいた理解力を試す実力テストです。
チャレンジしてみよう(^^)/

問11 血管は、内膜、中膜、外膜の三層構造を基本とするが、[   ]は、内膜の[   ]と基底膜のみから構成され、血液と組織の間で[   ]の交換を行う。

問12 プリン塩基は、最終的に[   ]という物質に代謝される。この物質は、水に溶けにくく、高濃度になると結晶化して[   ]の原因となることがある。プリン塩基は、[   ]とグアニンがある。

問13 真核生物の転写において、RNAポリメラーゼIIは、DNA上の[   ]領域に結合し、転写を開始する。この領域には、[   ]ボックスなどの共通配列が含まれていることが多い。転写には、RNAポリメラーゼIIの他に、[   ]も必要である。

問14 オステオカルシンは、[   ]結合能を持つタンパク質であり、その機能には、グルタミン酸残基の[   ]化という翻訳後修飾が重要である。この修飾には、ビタミン[   ]が関与する。

問15 ウイルスは、遺伝情報を持つが細胞構造を持たない病原体であり、その遺伝情報は[   ]と呼ばれるタンパク質の殻に包まれている。一部のウイルスは、さらに外側に[   ]と呼ばれる膜状の構造を持つ。ウイルスが宿主細胞に感染する際には、ウイルス表面の[   ]が宿主細胞の受容体に結合することが重要である。


解答と解説

問11

  • 解答:毛細血管、血管内皮細胞、栄養成分や老廃物

  • 解説:毛細血管は、血管内皮細胞と基底膜のみから構成されており、物質交換の場として重要です。

問12

  • 解答:尿酸、痛風、アデニン

  • 解説:プリン塩基は尿酸に代謝され、尿酸の過剰な蓄積は痛風を引き起こす可能性があります。

問13

  • 解答:プロモーター、TATA、転写因子

  • 解説:RNAポリメラーゼIIはプロモーターに結合し、転写因子などの補助因子を必要とします。

問14

  • 解答:カルシウム、カルボキシル、K

  • 解説:オステオカルシンはカルシウム結合タンパク質であり、ビタミンK依存性のカルボキシル化修飾を受けます。

問15

  • 解答:カプシド、エンベロープ、スパイク

  • 解説:ウイルスは、カプシドというタンパク質に覆われた遺伝情報を持ち、感染にはスパイクなどの表面構造が関与します。


💡完全攻略へのヒント

上記の解説でまだ理解が不十分だと感じたら、Gemini アプリの Gem 学習コーチで学ぶのもよい方法の一つです。

下記の matsunoya_note でGemini アプリの Gem 学習コーチについて紹介しました。

応用例:

Prompts: 

下記の理解すべき範囲を学びます。

理解すべき範囲

  • 電池の基本原理と構成要素

  • 標準電極電位の概念

  • 起電力の計算方法

参考: Gemini 

自分の理解力のペースでチャットしながら進めることができるので実力アップの良い方法の一つです。
途中で質問したり、理解力を試す小テストを作成してもらったりできます。
利用してみよう!

問1から問15までの理解すべき範囲

問110-001

  • ダニエル電池の構造と原理

  • 標準電極電位の概念と計算

  • 電池の起電力の計算方法

問110-002

  • 熱力学における系の種類(閉じた系、開いた系、孤立系)

  • 熱、仕事、物質の定義と、系とのやり取り

問110-003

  • 溶解度と溶解度積の定義

  • 溶解度積の計算(化学量論を考慮する)

問110-004

  • 核磁気共鳴(NMR)の原理

  • ゼーマン分裂の現象

問110-005

  • 分配係数の定義と計算方法

  • 分配平衡の概念

問110-006

  • 単糖の構造と分類

  • アノマーの定義と特徴、グルコースの構造

問110-007

  • 金属錯体の定義

  • 代表的な金属元素の性質と生体内での役割

  • アルジオキサの構造と薬効、アルミニウムの性質

問110-008

  • 酸性度の定義

  • 置換基効果の種類と強さ

問110-009

  • カルボカチオンの安定性

  • 共鳴効果と電子供与性基の効果

問110-010

  • 生合成の概念

  • アミノ酸の一般的な構造と分類

  • ビンクリスチンの構造と生合成におけるトリプトファンの役割

問110-011

  • 血管の構造(内膜、中膜、外膜)

  • 毛細血管の構造と機能

  • 血管における物質交換の仕組み

問110-012

  • 核酸の構成要素(プリン塩基、ピリミジン塩基)

  • プリン塩基の種類と構造

  • プリン塩基の代謝経路と最終代謝産物(尿酸)

問110-013

  • 真核生物の転写の仕組み

  • RNAポリメラーゼIIの機能

  • プロモーターの構造と役割

問110-014

  • 翻訳後修飾の種類と役割

  • オステオカルシンの機能

  • グルタミン酸残基のカルボキシル化とビタミンK

問110-015

  • ウイルスの構造

  • 各構成要素(ゲノム、カプシド、エンベロープ、スパイク)の役割


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薬剤師国家試験対策ノート|論点解説 必須問題 第106回-第109回 一覧 powered by Gemini 1.5 Pro, Google AI Studio & GPT4, Copilot|matsunoya (note.com)


薬学理論問題の解説は、こちらからどうぞ。

薬剤師国家試験対策ノート|論点解説 薬学理論問題 第106回-第109回 一覧 powered by Gemini 1.5 Pro, GPT4o, Copilot, and Grok 2|matsunoya


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松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート 必須問題 物理・化学・生物 第110回 全15問|matsunoya


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第110回薬剤師国家試験【必須問題】の論点解説です。

第110回薬剤師国家試験 必須問題

物理・生物・化学 全15問

衛生 全10問

薬理 全15問

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薬学実践問題 2日目(1) 物理・化学・生物、衛生/実務

薬剤師国家試験対策ノート📒
薬学実践問題 第106回薬剤師国家試験 全50問

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薬学実践問題 第107回薬剤師国家試験 全50問

薬剤師国家試験対策ノート📒
薬学実践問題 第108回薬剤師国家試験 全50問

薬剤師国家試験対策ノート📒
薬学実践問題 第109回薬剤師国家試験 全50問


全40問 × 4回分(合計 160問)
薬学実践問題 2日目(2) 薬理、薬剤/実務

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薬学実践問題 第106回薬剤師国家試験 全40問

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薬学実践問題 第107回薬剤師国家試験 全40問

(近日公開予定です。お楽しみに!)

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薬学実践問題 第108回薬剤師国家試験 全40問

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薬学実践問題 第109回薬剤師国家試験 全40問

(近日公開予定です。お楽しみに!)


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