クラッテンマッハー、オニェカ、ダルヴィッチ...SV 07 エルフェアスベルクに集ったドイツ期待の攻撃的MFの若手逸材3人を紹介!
SVエルフェアスベルクに集う逸材たち

2025/26シーズンのブンデスリーガ2部で2位となって一部昇格を決めたSVエルフェアスベルクが今夏、着実に補強を進めている。6月12日、FCバイエルン・ミュンヘンからモーリス・クラッテンマッハーを獲得すると、その3日後にはバイエル・レバークーゼンからフランシス・オニェカを期限付き移籍でレンタル。その後、VfBシュトゥットガルトのノア・ダルヴィッチも加入が発表された。
興味深いのは、彼ら3人の年齢だ。クラッテンマッハーは20歳、オニェカとダルビッチはまだ19歳なのである。加えて、いずれも2列目あるいはトップ下を主戦場とするドイツ人のタレントだ。彼らを獲得したという動き自体が、クラブの補強戦略を物語っているだろう。現ボルシア・ドルトムントSDのニルス・オーレ・ブックが築いた「若手逸材」のレンタル・育成戦略である。
エルフェアスベルクは、すでにニック・ヴォルテマーデやパウル・ヴァナー、フィスニク・アスラニ、エリアス・バウム、ユネス・エブヌタリブなどを成功へと導いてきた実績があるのだ。製薬会社ウルサファームの資金力を背景としつつ、ホルスト・シュテッフェン監督のもと、攻撃的なサッカースタイルで急成長を遂げたのだ。そんな同クラブが今夏迎えた3人のドイツ人タレントを紹介する。
Ⅰ. モーリス・クラッテンマッハー

Maurice Maximilian Krattenmacher
生年月日:2005年 8月11日 (20歳)
出身:ミュンヘン, ドイツ
身長:176cm 利き足:両足
主なポジション:トップ下
2020/21シーズンの南部/南西部におけるU-17ブンデスリーガには、他の追随を許さない2人の天才がいた。1人はジャン・ウズン。現在アイントラハト・フランクフルトに所属するトルコ人MFは、古巣1.FCニュルンベルクで得点を量産した。そしてもう1人は、ウズンさえも上回る才能と注目を集めたモーリス・クラッテンマッハーである。SpVggウンターハヒンクで台頭した攻撃的MFだ。
彼は左右両足を遜色なく扱える選手で、ダブルタッチやサイドからのシュートやクロスなど様々なレパートリーを持ち、局面に応じて最適なプレーを選択できる。2025/26シーズンは、レンタル先のヘルタ・ベルリンで、ファビアン・リーセとミケール・キュイザンスの牙城を崩せず出場機会は限られてしまった。ただ才能に疑いの余地はない。ミュンヘン出身の天才の活躍に期待だ。
Ⅱ. フランシス・オニェカ

Francis-Ikechukwu Onyeka
生年月日:2007年 4月29日 (19歳)
出身:グンマースバッハ, ドイツ
身長:184cm 利き足:左足
主なポジション:トップ下
2024年、同世代のキリアン・ザウクとボリス・ラムを抑えて、17歳以下に贈られる金のフリッツ・ヴァルター・メダルを受賞した逸材がいる。フランシス・オニェカ。2017年に、当時7歳で、これまで数々のタレントを輩出した名門バイエル・レバークーゼンのユースに加入し、10年間に渡ってカテゴリーを昇格し続けてきたエリートである。昨季は2部のVfLボーフムで武者修行を経験した。
184cmという体格を誇りながら、高い足元のテクニックを備えるトップ下のオニェカ最大の武器は、左足から放たれる多彩なキック。強烈なシュートはもちろんのこと、後方からのロングスルーパスで演出することもできる。2026/27シーズンは事実上のブンデスリーガ1部デビューとなるだけに、本人にとっても期するものは大きいだろう。来季の古巣復帰に向けて、活躍に注目だ。
Ⅲ. ノア・ダルヴィッチ

Noah Yanis Darvich
生年月日:2006年 9月25日(19歳)
出身:フライブルク・イム・ブライスガウ
身長:184cm 利き足:左足
主なポジション:トップ下, 右サイドハーフ
2023年、U-17W杯を制したドイツ代表のメンバーには逸材がひしめき合っていた。アサン・ウエドラオゴ、マックス・メールシュテット、そして17歳以下に贈られる金のフリッツ・ヴァルター・メダルを受賞したパリス・ブルンナー。彼ら全員がサッカーの天才だが、ノア・ダルヴィッチが誇る才能は別次元だ。ボールタッチの感覚、一瞬の好機を得点に繋げる才能は、他の選手を圧倒している。
2023年、SCフライブルクのユースからFCバルセロナの育成機関「ラ・マシア」へと移籍し、2年間に渡ってカタルーニャでプレーした経験を持つダルヴィッチは、2025年夏にVfBシュトゥットガルトへ加入した。2025/26シーズンにプレーしたのは、3.リーガ(ドイツ3部)に所属するVfBのセカンドチームだったが才能を発揮し、10ゴール4アシストという数字を残してみせた。
とくに見事だったのは、第25節のヴァルトホーフ・マンハイム戦。華麗なカットインから左足で先制点を挙げると、前半終了間際には縦突破から相手GKを欺く右足のループシュートで追加点を決めてみせた。ブンデスリーガ1部でさえ、同様のプレーができる選手は一握りだろう。ダルヴィッチは、間違いなくすぐにでも1部にフィットするだろう。「NEXTエジル」の活躍に注目だ。
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