【すごい博物館101】新宿ミニ博物館「つまみかんざし博物館」:マンション入口で伝統工芸伝える!
新宿ミニ博物館 小さくてビックリ 無料。
■つまみかんざし博物館とは

JR山手線・高田馬場駅の南西約300mのところにあるマンションの最上階に、日本の伝統工芸品「つまみかんざし」を制作している自宅兼工房があります。

今から200年ほど前の江戸時代に生まれた「つまみかんざし」は、薄い小さな絹の布をピンセットでつまんで作る髪飾りで、東京都の伝統工芸品にも指定されているそうです(写真は訪問時にお土産にいただいたもの)。

新宿区では、史跡や伝統産業の仕事場などを「新宿ミニ博物館」に指定していて、こちらは平成5年(1993年)に3番目の博物館としてオープンしたということです。

階段の脇を使って、あいさつ文や職人の系図などが展示されていました。

現在この工房を開いているのは「石田毅司さん」ですが、祖父の竹次さん、父親の健次さんと、3代にわたって伝統を守り続けていらっしゃるようです(開館当時のYouTubeにはお父さんの健次さんも登場されていました)。

さらに上がっていくと、1月から12月までの歳時記を表現したつまみかんざしの絵柄が飾られていました。

絵の下には、「つまみかんざしは町娘に好んで用いられていた」とか、「前挿し・横挿しなど5種類がある」とか、「ぜいたく品として戦時中には製造禁止になった」などの一口メモが付けられていました。

4階の自宅兼工房の玄関部分が「博物館」で、呼び鈴を押して、中からドアを開けていただく形式でした。

石田さん(おそらく毅司さん)が、玄関に飾られている作品を紹介してくださいました(右側に立っていらっしゃいましたが、恐縮して写真撮影は控えました)。

展示内容は年に2度ほど変えているということですが、訪問時には「七五三」の色鮮やかなかんざしが並べられていました(このかんざし上部の花のような部分は回転するのだそうです)。

希望者を募って「つまみかんざし教室」を開催されているということで、いつか機会を見つけて参加し、この右側にあるであろう工房も訪問し、ピンセットによる匠の技を拝見してみたいと思いました。
■まとめ

全国に15名ほどしかいないという職人による、貴重な伝統工芸の存在を伝えていくため、週に2日、小さな博物館で来訪者の対応を続けていらっしゃる石田毅司さんのご尽力に感激を覚えるとともに、今後、七五三や成人式の際に女性がつけている髪飾りにも注目してみようと思いました。
なお、この記事は展示の解説やホームページ等を参照して記載しました。
<良かった点・いまひとつだった点>
〇細かく美しい伝統工芸の存在を知ることができた
〇マンションの入口が博物館でインパクトがあった
△展示品や解説が少なく物足りない部分もあった
△石田さんとマンツーマンになり緊張して作品を味わえなかった
<新宿ミニ博物館の記事>
■インフォメーション
詳細はホームページで確認を
開館日・時間
水・土曜日
10:00 - 16:00
料金
無料
アクセス
JR山手線・西武新宿線・東京メトロ東西線の高田馬場駅 徒歩約5分
住所
169-0075 東京都新宿区高田馬場4ー23ー28
ヒルズ ISHIDA 401号
以上です、ご覧いただきありがとうございました。
