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【すごい博物館103】新宿ミニ博物館「染の里おちあい」:染色体験通じ職人の技に触れる!

新宿ミニ博物館 染物好きにオススメ 無料. 


■染の里おちあいとは

西武新宿線の下落合駅と中井駅の中間あたり、妙正寺川のほとりにあるマンションの1階に、東京染小紋や江戸更紗などの染物の制作工程を体験・見学できる工房があります。

明治~大正の時期に、神田紺屋町の染色職人たちが綺麗な川の水を求め、この落合地区に移り住みましたが、小林繁雄さんという職人も大正9年(1920年)に下落合に「二葉屋」という工場を開き、その5年後の大正14年(1925年)に現在の上落合の地に新工場を開いたのだということです。

新宿区では、史跡や伝統産業の仕事場などを「ミニ博物館」に指定していて、こちらは平成4年(1992年)に1番目のミニ博物館「染の里二葉苑」としてオープンし、一般に公開されるようになったということです。

創業から100年目の令和2年(2020年)に、株式会社から一般社団法人へ運営形態を変えた際に、名称を「染の里おちあい」に変更し、現在は数種類の染め体験教室やワークショップ(有料)を開催しているようです。

見学の場合は、作業部屋をガラス越しに覗き込む形になっていて、それぞれの作業内容は二次元コードを読み込みYouTubeで視聴するという方法がとられていました。

入口付近には、プランターで緑色の草が育てられていましたが、これらは「藍」らしく、体験教室ではこの葉を使って染液を作り、染物に使用しているようです。

引場

一番大きな「引場」は、生地を引っ張って宙に浮かせた状態で彩色をする部屋で、「色押し」や「蝋伏せ」などの作業に使われているようでした。

訪問時には何も作業が行われていませんでしたが、様々な色のついた刷毛やYouTube動画を見て、生地を染める工程をイメージすることができました。

引場から細い通路を抜けて、次の見学スポットへ進みます(2階には企画展示場があるようですが、訪問時は開催されていませんでした)。

図案室・板場・水元

妙正寺側に面した3つの部屋も、覗いて見学することができました。

「図案室」はデザインを考えて下絵をおこし、型紙(和紙を渋柿で加工)に小刀で図案を彫り込む作業をする部屋だそうで、何名かの方たちが作業を行っていました。

「板場」は長い板の上で作業をする部屋のようで、訪問時には14枚の型紙を使って7色を刷り込む「更紗型染め体験(4400円・材料費と税込)」が行われているようでした。

「水元」は、染色後に蒸箱の中で色を定着させた後に、生地を洗う場所だということです。

ショップ(二葉苑ギャラリー)

この工房で製作された商品を販売したり、染物体験の受付を行っているショップコーナーがありました。

更紗のシャツや小物入れ、インテリア、そして染色をするための染料や道具などが販売されていました。

型紙も販売されていましたが、ご家庭で染色を楽しむ方のためでしょうか。

新宿区の小学校で使われている教材でしょうか、このミニ博物館の活動内容も記載されていました。

■関連:染の小道

2018年2月に撮影

落合・中井地区では、毎年2月に「染の小道」というイベントを3日間にわたって開催し、染物業界と商店街が協力して、妙正寺川に「反物」を架けたり、店先に「のれん」を掲げたりして、街一帯が染物で飾られますので、このタイミングに合わせてミニ博物館を訪問するのもよいかもしれません。

■まとめ

大正時代から続く工房を、広く一般に門戸を開いて伝統の染物技術を伝えるとともに、若い人たちの感性も取り入れながら、新たな表現やニーズの開拓に取り組んでいるミニ博物館であることを理解することができました(次回はぜひ体験に参加して、更紗の作業工程を学んでみたいと思いました)。

なお、この記事は展示の解説やホームページ等を参照して記載しました。

<良かった点・いまひとつだった点>

〇落合地区に染物産業が発達した理由を知ることができた
〇リーズナブル価格での体験教室が設定されていた
△作業の解説が少なくYouTube動画も情報が薄く感じた
△ガラスに反射するものが多く部屋の内部が見づらかった

<新宿ミニ博物館関連の記事>

■インフォメーション

詳細はホームページで確認を

開館日・時間
 火~日曜日(月曜日は休館)
 11:00 - 17:00
料金
 無料
アクセス
 西武新宿線または都営地下鉄大江戸線の中井駅 徒歩約4分
住所
 161-0034 東京都新宿区上落合2-3-6

以上です、ご覧いただきありがとうございました。

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