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【すごい博物館098】新宿ミニ博物館「木組み博物館」:伝統木造建築のノウハウを触って理解!

新宿ミニ博物館 建築好きにオススメ 無料 


■木組み博物館とは

2025年7月に訪問

新宿区の西早稲田にある神社「穴八幡宮」の隣のビルに、日本の伝統木造建築の技術を伝える「木組み博物館」があります。

穴八幡宮の隋神門と鼓楼(左)

穴八幡宮は平安時代に創建された由緒ある神社ですが、その社殿などの造営・再建は清水建設(株)が担当していたということです(館長さん談)。

そして、その清水建設で約40年にわたり施工管理を行い、穴八幡宮の工事にも携わっていた谷川一雄館長が、日本古来より受けつがれてきた伝統木造建築の文化・技術を残したいと、平成27年(2015年)にビルの3階に博物館を開館、8番目の「新宿ミニ博物館」としても登録されました。

■第一展示室

ビルの3階には2つの展示室がありますが、受付のある第一展示室には様々な建築に使われた木組みの実例が紹介されていて、訪問時には館長さんが一つ一つ丁寧に解説をしてくださいました。

部屋の中に大きく立っているのは、奈良にある「薬師寺三重塔(西棟)」の再建工事をした際に組まれた「初重斗組」の75%サイズの模型で(高さ2.3m)、博物館では参加者がこの初重斗組を分解したり組み立てたりするイベントを随時行っているということです。

建物の中心にある「心柱」は、高さを稼ぐため木をつなぎ合わせますが、丈夫でズレが起きないよう、このような形に掘って組み合わせるのだということです。

こちらのコーナーでは、このビルの隣にある穴八幡宮の「隋神門(太平洋戦争時の空襲にて消失)」を再建した際の技術が紹介されていました。

縦の柱と横木(頭貫)の実物大模型を、自由に触って、立体パズルのような構造を確認することができました。

こちらでは、約4000年前の縄文時代の遺跡からも木組みが発見されていいることや、現在では木組みの種類は4000ほどあることなどが紹介されていました。

■第二展示室

もう一つの部屋では、屋根や壁、そして装飾など、日本建築の仕上げの技術が紹介されていました。

写真左の板は、秋田杉から取られた一枚板で、幅は1.2mあるそうです、大きい。

銅板葺と鬼瓦の紹介です。

土壁の塗り方のサンプルのようです(子供の頃の家の工事で左官屋さんが壁を塗っていた作業を思い出しました)。

漆の採取方法から塗り方までの説明ですが、漆職人は作品を仕上げるため漆を34層に塗り重ね、その厚さは2mmになるということでした。

彫刻・彩色の紹介として、隣の穴八幡宮にある「鼓楼」につけられたものと同じ形のものが展示されていました。

大工道具と茶室の模型の紹介です。

錺金具(かざりかなぐ)や和釘なども展示されていました。

この部屋の最後の部分は「企画展」コーナーになっていて、訪問時には「建築と音」と題して、能舞台で音響効果を高めるための仕組みが模型で示され、軽く叩いて確認することもできました。

■まとめ

伝統文化に触れて興味を持ってもらうことがこの博物館の目的だということでしたが、木組みを実際に触って昔の人たちの知恵に触れることができ、都心にいながら大人も子供も自然のパズルに興味津々になってしまう場所だと感じました。

なお、この記事は展示の解説やホームページ等を参照して記載しました。

<良かった点・いまひとつだった点>

〇有名な建築物の構造を間近に観察することができた
〇館長の解説が丁寧で手で触って構造を理解できた
〇博物館のYouTubeが分かりやすく予習に役立った
△特に問題に思う点はありませんでした

<新宿ミニ博物館の記事>

■インフォメーション

詳細はホームページで確認を

開館日・時間
 火・水・木曜と月1回土曜日開館
 10:00-16:00
料金
 無料
アクセス
 東京メトロ東西線の早稲田前 徒歩約4分
 東京メトロ副都心線の西早稲田駅 徒歩約10分
住所
 169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-26 ホールエイト3階

以上です、ご覧いただきありがとうございました。

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