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【すごい博物館177】京急ミュージアム:昭和初期の電車や精密なジオラマで鉄道の魅力満喫!

鉄道好きにオススメ 横浜みなとみらい散策の一環に 無料


■京急ミュージアムとは

2026年5月に訪問

横浜のウォーターフロント「横浜みなとみらい21地区」で、横浜駅東口からほど近く、大手企業の本社・支店が集まる区域に、東京と神奈川を結んでいる「京浜急行電鉄株式会社(通称:京急)」のグループ本社ビルがあり、その1階部分に京急の鉄道業務や魅力を伝えているミュージアムが設けられています。

京急の創立120周年を記念して、本社ビル竣工翌年の令和2年(2020年)にオープンした「京急ミュージアム」には、「『本物』を見て、触れて、楽しむ」というコンセプトのもと、歴史的な車両や、沿線風景を再現したジオラマなどが展示されていました。

1階のフロア内は6つのコーナーで構成されていて、シミュレーターや工作教室は有料の予約制になっていました(屋外にも一つ展示がありました)。

01 京急ヒストリー

昭和45年(1970年)頃の雰囲気で再現された駅のプラットホームに、昭和4年(1929年)に製造された「デハ230形・デハ236号」が停車していて、車内のシートに座ってくつろげるようになっていました。

この車両は、湘南電気鉄道の「デ1形」として運行を開始し、戦後の昭和23年(1948年)に「京浜急行電鉄」が発足した時に「230形」となり、品川~横浜~浦賀間の直通運転など、京急の各路線で活躍していたそうです。

現役引退後は埼玉県川口市の児童文化センターに展示されていましたが、約2年に及ぶ修復作業を経て、この施設で新たな人生を歩み始めることになったのだそうです。

車両の横に設けられたボタンを押すと、ドア開閉の操作を体験することができるようになっていました。

京急のレール幅は、国際的な標準軌であり高速安定性に優れている「1435ミリメートル」となっていますが、明治32年(1899年)に当時の「大師電気鉄道」が開通した際に採用したのだそうで、将来を見据えた先見性にはすごいものがあったのだなあと感じました。

「ホビーセンターカトー」で撮影

この赤い車両を見た時に思い出したのですが、同型の「デハ268号」が、東京都新宿区にある鉄道模型メーカー「KATO」のショップ前に保存されていて、こちらも鉄道ファンたちにその雄姿を示し続けています。

ミュージアムにある車両内部は、後方の座席シートが展示ケースに改造されていて、過去に使用されていた鉄道関連の道具や、京急誕生から今日に至るまでの発展の経緯を学べるようになっていました。

かつて駅の窓口や改札で使われていた小銭入れや鋏のほか、切符の硬券や周遊券、プリペイドカードの「ルトランカード」「パスネット」など、昭和・平成の鉄道風景が思い出されるようなグッズが並べられていました。

昭和の時代に、デハ230形が各路線を走行していた姿の写真も並べられていました。

京急グループの歴史を紹介するコーナーもあり、創業から現代までを4つの時代に区分して、各時代の路線図やパンフレット、記念乗車券などの資料とともに解説していました。

「創業・形成期」では、明治32年(1899年)に川崎大社に参拝者を運ぶ「大師電気鉄道」として路面電車での運転を開始し、明治38年(1905年)に品川~神奈川間が開通、そして高輪まで延長し、京浜地区の沿線の開発にも取り組んだことが説明されていました。

「拡張・統合期」では、昭和2年(1927年)からバス事業を始めたことや、昭和6年(1931年)に「湘南電気鉄道」と連絡船が結ばれ、品川~浦賀間の直通運転が始まり、ハイキングや海水浴などへの旅客誘致が図られたことが紹介されていました。

「増強・発展期」では、太平洋戦争後の昭和23年(1948年)に新たな京浜急行電鉄が生まれ、三浦半島の観光開発や羽田空港への自動車輸送に取り組み、昭和43年(1968年)には泉岳寺駅にて都営地下鉄との相互乗り入れを実現したことが紹介されていました。

「飛躍期・現代」では、昭和58年(1983年)に分譲を開始した横浜市南部の「京急ニュータウン金沢能見台」開発や、京急百貨店の開業、そして平成10年(1998年)の羽田空港駅への乗り入れ開始など、各方面に広がりを見せたサービスについて説明されていました。

電車を降りると、ホームの端の部分にミュージアムショップ「おとどけいきゅう」が設けられていて、京急電鉄マスコットキャラクター「けいきゅん」の描かれた文房具やお菓子類などが販売されていました。

02 京急ラインジオラマ

長さ約12mのジオラマには、「品川・都心エリア」から「横須賀・三崎・葉山エリア」まで6つのエリアの街の風景が再現されていて、その間を鉄道模型(HOゲージ)が走り回っていました。

脇には800形電車の運転台があり、模型電車に付けられたカメラ映像を見ながら、運転手体験をできるようになっていました(100円で約3分)。

03 鉄道シミュレーション

新1000系電車の本物の運転台に座り、実写映像を見ながら本格的な運転体験ができるようになっていました(事前予約制、1回500円)。

04 バスネットワーク

バスの前方部分のカットモデルが置かれていて、壁面に映る風景を見ながら運転手気分を味わったり、ボタンを押して「次・停まります」という車内アナウンスを流したり、行き先の表示を変更する体験もできるようになっていました。

05 マイ車両工場

株式会社タカラトミーの玩具「プラレール」の無地の車体に、自分で絵を描いたり台紙のシールを貼ったりして、オリジナル車両を作り、それをお土産に持ち帰ることができるようになっていました(1回1000円)。

完成品のサンプルが飾られていましたが、自分のデザインしたオリジナル車両を家に持ち帰ってプラレールの線路を走らせたら、子供さんたちも大満足でしょうね。

06 ケイキューブ

屋外には、京急の電車やバスをモチーフにしたカワイイ椅子が置いてあり、親子連れの小休止の場所になっていました。

屋外から館内を見てみると、「けいきゅん」が、兜をかぶり鯉のぼりを持って、外で遊ぶ子供たちを見守っていました(訪問したのはゴールデンウイーク期間でした)。

■まとめ

東京と神奈川の海沿いの地域を、広い幅の線路による高速運転で結び、通勤やレジャー、そして街の開発に大きな役割を果たしてきた「京急」の役割を、楽しい体験をしながら知ることができた施設でした。

近隣には「アンパンマンミュージアム」があるためか、週末は時間帯によっては大変混雑しているようなので、じっくり鑑賞したい場合は平日か、早め・遅めの時間を狙って訪問するのが良いかと思いました。

なお、この記事は展示の解説やホームページ等を参照して記載しました。

<良かった点・いまひとつだった点>

〇歴史的車両の中で歴史をコンパクトに学ぶ味のある構成だった
〇ジオラマで地域性が感じられ隠れキャラなど細かな工夫も見られた
〇周辺に他ミュージアムやショールームなどもあり周遊を楽しめる
△問題に思う点は特にありませんでした

■インフォメーション

詳細はホームページで確認を

開館日・時間
 水~月曜日(火曜日は休館、祝日の場合は翌日)
 10:00 - 16:30
料金
 無料
アクセス
 JR東海道線・京浜東北線など、東京急行東横線、
 横浜市営地下鉄ブルーライン、横浜高速鉄道みなとみらい線、
 京浜急行本線、相模鉄道本線の横浜駅 徒歩約7分
住所
 220-0011 横浜市西区高島1-2-8 京急グループ本社1階

以上です、ご覧いただきありがとうございました。

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