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【すごい博物館173】都電おもいで広場:レジェンド車両の中は交通ミュージアム!

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■都電おもいで広場とは

2024年3月に訪問

東京北部を走る「東京さくらトラム(都電荒川線)」は、東京に残る最後の都電ですが、かつて東京各地を走行していた都電の記憶を今に伝えている施設が、荒川区にあります。

東京都交通局の「東京さくらトラム」は、新宿区の「早稲田」から台東区の「三ノ輪橋」まで、一部路面区間も含む12Km余りを1時間弱で結んでいますが、下町風情を感じられることもあり、地元住民だけでなく観光客たちにも利用されています。

その路線のほぼ中間地点に、東京都交通局の「荒川電車営業所」がありますが、車庫の隣のスペースを使って、平成19年(2007年)に、かつて活躍していた車両2台を公開する「都電おもいで広場」を開設したのだそうです。

長方形の敷地内には、昭和30年~40年代ごろに都内の路面を走っていた車両2台がL字型に置かれていて、かつて働いていたと思われる年配のスタッフの方々が、都電の歴史やシミュレーターの遊び方などを説明してくれていました。

5501号車:PCCカー

アメリカの路面電車委員会(PCC)の製造権を購入して、昭和29年(1954年)に作られたこの車両は、品川駅と上野駅の間を13年間走っていたそうで、胴体の赤い帯は運転手と車掌の2名(ツーマン)乗務を示しているということです(運転席にいるのは都電荒川線マスコットキャラクターの「とあらん」です)。

運転席の片方が「シミュレーター」になっていて、左手のマスコンで加速し、右手のブレーキで減速するコツを、スタッフの方が丁寧に指導してくれました。

現在の「さくらトラム」路線の映像をモニターで見ながら、ある駅から次の駅まで区間の運転を行うのですが、臨場感があって楽しかったです。

車内の壁面を利用して、かつて路面電車や停車駅に使われていたパネルなどが展示されていました。

昭和の街並みを都電が走り回る、精巧なジオラマも設けられていました。

この体験コーナーでは、ボタンを押すと、電車内のブザー音やお知らせアナウンスが聞こえるようになっていました。

7504号車:学園号

昭和37年(1962年)製造のこの車両は、都電全盛期に最後の新車として導入されたもので、当初は青山車庫に配置されていましたが、昭和47年(1972年)からは荒川車庫に移り、学生たちの通学を支えていたことから「学園号」という愛称がついたのだそうです

現役引退後は荒川車庫で保存され、老朽化でボロボロになっていましたが、有志の人たちが修理・塗装を行い、現在の姿に蘇らせたのだそうです(青い帯はワンマン運行を示しているそうです)。

車内には緑色のロングシートがあり、座ってくつろぐことができました。

運転台もきれいに復元されていて、名古屋の日本車両で製造されたというパネルが残されていました。

時代ごとの路線図が並べられていましたが、戦後、首都東京の人々を運ぶことで街と経済の復興に大きく貢献しながら、交通量の増加に伴って徐々に役割を地下鉄に譲るようになり、現在は1路線だけになってしまったという、栄枯盛衰を読み取ることができました。

江戸東京たてもの園で撮影

ところで、小金井市にある「江戸東京たてもの園」にも、同型の7500形電車が保存展示されているのですが、これは荒川車庫に保存されていたものを平成11年(1999年)に整備して移築したものなのだそうです(赤帯なのでツーマン乗務だったようです)。

■まとめ

かつて東京の街中を縦横無尽に走っていた都電の歴史を、往年の路面電車を通じて伝えている貴重な場所ですので、さくらトラム乗車時に途中下車をして、ちょっと立ち寄ってみることをお勧めしたいと思いました。

すぐ隣には車庫があるので、現役の車両とレジェンド車両を見比べるのも楽しいと思います。

なお、この記事は展示の解説やホームページ等を参照して記載しました。

<良かった点・いまひとつだった点>

〇歴史的な車両2台を間近に観察することができた
〇展示写真で昭和の街並み鑑賞を楽しむこともできた
〇シミュレーターを指導していたスタッフが親切だった
△ビデオ展示や多言語対応もあると魅力が高まると感じた

■インフォメーション

詳細はホームページで確認を

開館日・時間
 土・日曜日と祝日(月~金曜日は閉鎖)
 10:00 - 16:00
料金
 無料
アクセス
 東京さくらトラム(都電荒川線)の荒川車庫前 徒歩約0分
住所
 116-0011 東京都荒川区西尾久8丁目33−7

以上です、ご覧いただきありがとうございました。

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