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note1.5万フォロワーのライターが教える、あなたのエッセイをもっと届けるタイトルの磨き方

いいnoteのタイトルは、読者に記事の内容を想像させ、「なんか気になる!」という気持ちを生み出します。

では、どんな視点を持てば、いいタイトルをつくれるのでしょうか。

2026年4月14日、個人の情報発信をサポートする「パーソナル編集者®︎」のユーザーコミュニティ「ペンクラブ」では、作家・ライターのゆぴさんと代表のみずのによる「第14回noteコンサル会」を開催しました。

「“わかるひとにはわかる”言葉を外してみる」「誰が書いたかを具体的に伝える」など、タイトルの磨き方のなかでも、読者が記事の内容をイメージしやすくなるポイントが数多く登場した今回のコンサル会。

愛をこめて書いたエッセイを“広く届ける”うえでのヒントが詰まったイベントの様子をレポートします!


登壇者プロフィール

いしかわゆき(ゆぴ)
Webメディア「新R25」編集部を経て2019年にライターとして独立。取材やコラムを中心に執筆する。ADHDとHSPを抱えながら、生きづらい世界をいい感じに泳ぐために発信を続ける。著書『書く習慣~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~』は4.5万部超でベストセラーに。その他著書に『ポンコツなわたしで、生きていく。』『聞く習慣』『ADHD会社員、フリーランスになる。』など。
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みずのけいすけ
goodbuff inc.代表。企業と個人のブランディング支援をしている。2006年、明治大学政治経済学部を卒業後、広告代理店でのプランナー勤務を経て、株式会社マイナビでメディア運営に従事。2018年、note株式会社に入社後、プラットフォームの急拡大期にディレクターとして関わり、2021年に独立。これまでに、のべ500社以上の情報発信をサポート。法人のメディア運用や、SNS活用法のアドバイスを行っている。
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ニッチなテーマを読んでもらうコツは、「わかるひとにはわかる」を減らす

まずはエッセイストのオギユカさんのnoteです。

「新婚旅行で『サン・トワ・マミー』というベルギーの歌と出会ったときの話をエッセイにしました。もっと広く読まれるためのアドバイスをいただきたいです」とコメントいただきました。

ゆぴ:すごく引き込まれるエッセイ!タイトル『新婚旅行なのに「二人の恋は終わったのね」熱海の秘密の部屋で聴いた爆音』をブラッシュアップしたらもっと伸びそうですね…。

今のタイトルだと、このnoteのおもしろいポイントが伝わりづらい気がします。

みずの:このnoteのカギは『サン・トワ・マミー』にあるものの、多くの読者にとっては馴染みがないから想像しづらいんだと思います。

タイトルの「二人の恋は終わったのね」が歌詞だということも、パッとイメージできないひとも多いはず。noteの入り口では、固有名詞や内輪的な「わかるひとにはわかる」言葉をいかに外すかが、広く読まれるうえでのポイントになります。

ゆぴ:たしかに、私も『サン・トワ・マミー』を知らないのでタイトルのフックに気づかなかった。

歌詞の引用ではなく、オギユカさんの感じたことをストレートにタイトルにしたほうが刺さるひとが増えるんじゃないかな。たとえば、シンプルに「26歳、新婚旅行で二人の恋は終わった」とか。

みずの:シンプル!タイトル決めは最終的にはコピーライティングに近い考え方になってくるよね。足し算で情報を追加して、本文の内容を具体的に伝える方法もあるけど、今回は引き算で端的に伝えたいエッセイ。

「新婚旅行に行ったら失恋ソングがふたりのテーマソングになった」というテーマを、いかに「え、どういうこと?」と思わせる一文にできるか、ですね。

ゆぴ:あと、本文でも曲の情報をもう少し知りたいなと感じました。歌詞の引用をそのまま載せてもいいぐらい

歌詞の引用を追記!

みずの:「熱海」「ジュークボックス」なども、パッとイメージを抱けるひとは少ないかもね。オギユカさん夫婦のイメージも個人的にはもう少し伝わるといいと思います。年齢差があるから、世代的に夫さんは『サン・トワ・マミー』を知っているけどオギユカさんは知らなかった、など。

登場人物や名詞の解像度が上がるともっと多くのひとに届くエッセイになるはず。書きつづけているからこそ、はじめましての読者に向けた自己紹介を散りばめる意識が大切です。

ゆぴ:今回のように曲をテーマにしたエッセイだと、エッセイスト・中前結花さんの連載「いつもJ-POPを聴いていた」が参考になると思います。曲を知らないひとにもエッセイを読んでもらうヒントが詰まっています!

💡noteのポイント
・間口を広げるために、タイトルや導入では「わかるひとにはわかる」言葉を外す
・ニッチなテーマこそ、登場人物やワードの情報をていねいに描く

タイトルには「何を描いたnoteなのか」想像できるディティールを入れる

つづいては、子育て中の日常や旅とローカル線の記録をnoteにつづっている菅野由以さんのnoteです。

「前回の富山から新函館北斗を新幹線で旅したnoteは、家族×鉄道のテーマが珍しいからかかなり読まれていますが、今回書いた北海道に到着してからの旅の記録は伸び悩んでいて…。ブラッシュアップできる点があれば教えてほしいです」とのこと。

ゆぴ:「赤ちゃん・子ども連れの家族×旅」は読まれるテーマだと思うので、タイトルと導入部分を工夫すればもっと広がりそうですね。

元のタイトルとサムネイル

今のタイトルだと、どんなnoteなのか想像するための情報量が少し足りていない気がします。由以さんがこれまで書いてきて特に伸びた記事は、タイトルにディティールがギュッと詰まっていますよね。

▼由以さんのヒット記事

長いタイトルをつける必要はありませんが、読者がnoteで描かれている情景をパッと想像できるくらいの情報量は入れたいです。

あと「①」など番号をふると、連載やメンバーシップの記事のような印象があって、はじめましての方がクリックしづらいかも。連載にしたいなら、マガジンに入れる、記事末に次の記事のURLを貼るなど、タイトル以外の部分で工夫できるとよさそうです。

みずの:由以さんのnoteの魅力を最大限伝えるためにも、サムネイルとタイトルだけで家族旅行だとわかるといいかもしれません。

前回の記事

ゆぴ:前回の記事は、家族旅行感がひと目で伝わるので、同じくらいのお子さんを持つママさんパパさんが共感しやすかったのだと思います。

導入がひらがなで息子さんのセリフからはじまっているのもかわいらしくて気になるなど、読み進めたくなるポイントが自然と抑えられています。

あと、旅記事のテクニックとして地名は誰もがわかるように書くことがポイントです!おそらく、奥尻島は全国的によく知られた地名ではないと思うので、「北海道・奥尻島」と補足を入れてあげると土地勘がないひとにも届くんじゃないかな。

💡noteのポイント
・タイトルには、noteで描かれている情景をひと目で想像できるくらいの情報量を入れる
・広く届けるために、地名には県名や国名などの馴染みのある補足を入れる

「誰が書いたか」を具体的に表すほど、読者に刺さるタイトルになる

最後は、宝塚歌劇団を愛する兵庫県在住のライター・音月りおさんです。

「最近は振り返りnoteと内省系のコラム・エッセイの2本を毎月コンスタントに書いています。今回は1つの記事からではなく、これまでよく読まれた記事をもとに、今後の方向性やスタンスを一緒に探ってほしいです」とのことでした。

▼特によく読まれた3本の記事

みずの:タイトルを見ただけで、書き手のイメージがパッと思い浮かびますね。「書く仕事を4年つづけてきたひと」「推し活に月10万円、27歳女」とか。毎回どうしたら初見の読者にも届くかにこだわっていることが伝わってきます。

ゆぴ:「推し活に月10万円」ってすごいな…。「年120万円」と表現してもさらにインパクトが増して読まれそうだなと感じました。

ゆぴ:この3本は、どれも違う属性の読者に刺さっていると思っていて。たとえば「『書く』を仕事にして丸4年~」はサムネイルの印象から手帳好きに、「自己分析のコツ」はnoteには内省や自己分析が好きな層に、「推し活に月10万円~」は推し活界隈やお金に興味があるひと。

どれもnoteで母数が多いテーマです。毎回違う読者をちゃんと連れてこられているのは、「私のためのnote!」と読者に思わせる鋭いタイトルになっているからだと思います。

りおさんはどんなテーマでも書けそうな印象なので、そのときどきで注目されているテーマやお題に挑戦してみるとさらに幅が広がるんじゃないかな。

💡noteのポイント
・「誰が書いたか」をタイトルで具体的に伝えると、読者に鋭く刺さるnoteになる
・方向性に悩んだら、よく読まれた過去の記事と分析し、いま注目されているテーマに挑戦してみる


「誰が、どんなひとに、何を伝える記事なのか」を具体的に伝えるだけで、noteはもっと読まれるようになります。

自分が書いた文章が誰かに届く体験を積み重ねると、書くことがもっと楽しくなるはず。noteを書くときには、今回のアドバイスをぜひ思い出してみてくださいね。

次回は、2026年5月18日(月)12:00~13:00に開催します。チャット参加も大丈夫です。ランチタイムのついでに、ぜひお気軽にご参加ください!
※「パーソナル編集者®」ユーザー限定のイベントです

制作:ふたり広報(執筆:水元琴美 / 編集:金井みほ

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