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料理のモチベーションが高いのは「朝」/大塚ぐみさん

3月6日(金)に新刊『台所には薬箱とスパイスがあるといい』を発売しました。こちらを記念して、さまざまなライフスタイルやお仕事の10名に、ごはんしたくについてインタビューする連載企画【十人十色の薬箱とスパイス】をはじめました。

これまでの連載はこちら

第1回 買わない。迷わない。マイルールのあるごはんしたく/紫吹はるさん
第2回 日々のごはんしたくは笑顔を引き出す給食の「試作」時間/松丸奨先生
第3回 忙しい日々でも30分でつくる"家族ファースト”なごはん/髙塚しいもさん
第4回 「つくりたい期」にどんどん挑戦して食べることを楽しむ/編乃肌先生
第5回 火を使わない日もあるごはんしたくがゆとりを生み出す/石塚瞳さん

第6弾となる今回は、大塚ぐみさんにお話をうかがいました。


ここから出てくるお写真は、
すべてぐみさん提供です。

大塚ぐみさんプロフィール


1986年生まれ、餃子といちごの街・栃木県宇都宮出身。
家庭料理を軸においた割烹料理店を経て、オイシックスにて企画や野菜コラムの執筆を担当。現在は食品メーカーで乳幼児向け食品の商品企画開発に携わっている。著書に『子どもの朝ごはん、これでいいのかな?と悩んだら読む本』あり。
noteでは、日々の暮らしや食に関するエッセイを連載している。三児の母。

凛花:

今回ぐみさんにお話をお聞きしようと思ったのは、noteでできた友だちだから……だけではありません。この企画を考えたとき「食」といえばぐみさんだ!とぱっと思い浮かんだのです。

私がはじめてぐみさんのことを知ったのは、noteの「あなたへのおすすめ欄」でした。
当時の私は、noteを通してだれかと交流しようと考えていたわけではなく、だれのこともフォローしていませんでした。

ところが……記事を読み終えたあと思わず「フォロー」ボタンをタップしていたのです。それくらい素敵な文章でひと目惚れしてしまいました。

こちらのマガジンふたつのリンクを貼っておきますね。

ぐみさんが「食」に関わるお仕事をしてきたことや、朝ごはんをテーマにした著書の出版を知ったのはその後のことです。

さて、今回はぐみさんの「薬箱とスパイス」についてお聞きしていきたいと思います。

▼3月6日(金)に発売した私の新刊『台所には薬箱とスパイスがあるといい』についてはこちらから。1食のごはんしたくはなんと30アクションも必要だった。そんな気づきをベースに「ラク」と「楽しい」を調合する実用エッセイです。



料理のモチベーションが高いのは「朝」



凛花:

まずは、ぐみさんの暮らしについて差し支えない範囲で教えてください。


ぐみさん:

フルタイム勤務で、夫と3人の子どもたちの5人暮らしです。



凛花:

note上で連載していたエッセイや、ご著書のイメージからぐみさんといえば「朝ごはん」ですが、ふだんはどのように料理をされていますか?


ぐみさん:

朝ごはんの時間は自分を整える時間でもあります。ゆっくり楽しみながら作ることが多いです。

レシピを見ながら作るのは苦手。ただ、バリエーションを考えるのは好きなので、日々名もなき刹那の料理たちが生まれは消えていきます。


凛花:

共感します。レシピを見てつくるの苦手です……。
お昼ごはんはどうされていますか。


ぐみさん:

自宅勤務の日は、昼ごはんは作りません。
朝の子どもたちの残り物か、冷蔵庫の残り物を適当にか、ウーバーイーツしちゃう。

逆に、出社の日はお弁当が多いです。……答えながら思ったんですけど、お弁当も朝だから作るの負担じゃないのかも。


昼、夜は、料理作るモチベーション低めです。
お菓子作りは苦手。計量とレシピマストなので。基本のクッキーですら成人してから作りました。


凛花:

ぐみさんは確かnoteも朝に書いているとおっしゃっていましたね。
朝型で動くのが向いているのかもしれませんね。


ちょっと話がそれるんですが……今、朝活してます。
これを書いてる今日も、朝から産直市場まで歩いて戦利品の野菜を持ち帰ったところ。

うちにはぐみさんの次男くんと同じ新1年生の息子がいるのですが、春から2時間早く家を出る必要が出てきて……。

ずっと夜型で生きてきたんだけどなんとか腹をくくらないと! と早起きはできるようになったんです。

でも、朝起きてすぐに記事を書くのがどうにも苦手なんですよ。朝ごはんづくりも。私は朝に考えるのが苦手で、もしかすると、料理のモチベーションが高いのって夕方以降かもしれません。


最近「睡眠」についての本をたくさん読んでいるのだけれど、朝型・夜型っていうのは実際にあるみたいなんですよね。

「クロノタイプ」っていうのがあるそうです。
私は夜型の「オオカミ」か、ショートスリーパーの「イルカ」のいずれかに当てはまりそうだと感じたんです。

自分が朝型・夜型のどちらなのかを把握したうえで動いてみると、なんだか効率よく動けそうだなあ……とぐみさんの今のお話を聞いて思いました!


クロノタイプとは
人が生まれつき持っている「朝型・夜型」といった体内時計の活動リズム特性のこと
。約50%が遺伝的に決定されており、遺伝と年齢に基づいて「ライオン」「クマ」「オオカミ」「イルカ」の4タイプ(マイケル・ブレウス博士提唱)に分類されることが多い。

『賢者の睡眠』メンタリスト DaiGoより要約




料理の「過程」が楽しい


凛花:

ぐみさんの自炊歴について教えてください。


ぐみさん:

18歳、一人暮らしをきっかけに自炊をはじめました。
母は料理が苦手で、それまでレトルトが当たり前だったものが「実は作れる」と知って衝撃を受けたんです。たとえば、パスタソースとか。

小学生の頃から、お楽しみ会で何をやるか生徒たちで決めるとき、いつもドッジボールなどを選ぶ子たちに対して「クッキング以外ある……?作るの楽しい上に食べられるんだから、どう考えても料理した方がいい!」と思っていたぐらいには、多分昔から好ましいものだとは感じていたのだと思います。

当時は家では作ってないけど、調理実習でテンション爆上がりしていました。



凛花:

わ、そうだったんですね。

自炊のきっかけは私も同じなんですが、うちは母がすべてを手作りするタイプの人でした。……といっても、母も私と同じでレシピを見ないので、お菓子づくりなんかはなかったですが。

うちはレトルトは一切食卓に並ばないし、インスタントは年に1回だったから、私、素人で料理のモチベーションも低いのに「全部作らなくちゃ」って思ったのが強迫観念だった気がします。

自炊を重ねていくうえで、料理に対する気持ちの変化はありましたか?


ぐみさん:

基本的にはポジティブ加点が多めです。

割烹料理店で知った下ごしらえの楽しさ、おいしさ、野菜の美しさ、逞しさ。

オイシックス時代に知った「おいしい野菜」の突き抜けた味や生産者のこだわりを知る充実感。離乳食で知った食材の素朴さなど。

18歳までほぼ台所に立たなかったからこそ、すべてが新鮮で楽しく、好きな教科を学んでいるような感覚でした。


凛花:

下ごしらえが楽しい、という感覚、私は持ったことがないので新鮮です。

ああ、でも……。
買い出しに行きづらかった子どもが乳児のころのことを思い出しました。

オイシックスを2年くらい続けていたんです。
あのとき野菜のおいしさに感動したのを思い出します。

私自身も偏食で野菜がきらいだったんですが、オイシックスがきっかけで野菜好きになったんですよねえ。


ぐみさんなら、いつもコンスタントに料理ができそうです。


ぐみさん:

自分のために作るのは気が楽です。
だけど、家族ができて「喜ばせたい」と思うと気持ちにムラがでがちになりました。頑張れる時と、そうでない時があります。

「義務」と感じて重く感じたら、思いっきりサボる。外食する。
そうすると、心も体も家の落ち着くごはんを求めるようになり、またやる気が出る。

今思ったのですが、わたしは「過程」が好きで、食べるシーン=結果にはそこまで興味がないのかもしれません。

子どもの実験みたいに、作業時間そのものに価値を感じるので、積極的に自家製ものを取り入れています。
これは自家製ソーセージです。

自家製のツナと、

自家製のいくら。


「結果」にコミットすると辛さが生じそうですが、楽しみが「過程」だから、基本ポジティブ加点なのかも。


食材はルーティーンで、味付けはライブ


凛花:

その日作るものはどうやって決めることが多いですか?


ぐみさん:

食材はルーティーンで、味付けはライブです。

夜は、まずメインのたんぱく質を決めます。
朝とかぶらないように、また、夜は毎日変えるようにしています。

肉は部位をかえ、魚は種類を変える。
複数のタンパク質を冷凍庫にストックリレーしているので、朝なんとなく食材だけ決めて解凍し、味付けや付け合わせは気分です。
「食べたいけど作り方わからない」はインスタ等で検索することもあります。

凛花:

どんなたんぱく質を冷凍庫にストックしているんですか?


ぐみさん:

鶏もも、ささみ、ムネ、豚肩ロース薄切り、ブロック肉、ヒレ肉、牛肉薄切り、えび、骨なしさば、鮭、ししゃも、アジ、サーモンあたりです。


凛花:

すごい! 種類がとっても豊富です。
うちは家族が牛肉薄切り、豚薄切り、鮭、ひき肉しか食べないからバリエーションが少なくてつまんないんだろうなあと、今お話を聞いててふと思いました。

あ、最近「ささみ」が加わりました。メイン食材が決まったあとはどんなふうに考えて行くんですか?


ぐみさん:

メイン食材を決めたら、そこから和洋中などテイストを決めます。
あとは、その日食べたいものを合わせます。

「主食(ごはん多め)」「主菜」「汁物」が基本の献立で、作りたい・食べたいもの、不足しがちな食材で、副菜を1〜3種類ぐらい用意します。


凛花:

副菜は多いと3種類も用意するんですね!


ぐみさん:

主菜がもりもりの時は副菜がない日もあります。副菜は、素材1つだけのもの多めです。おひたしとか、きんぴらとか。


凛花:

朝ごはんの献立についてもお聞きしたいです。


ぐみさん:

朝は夜よりさらにパターン化しています。
混ぜおにぎり、のっけパン、わんぱく味噌汁。

創作欲があるときはマフィンやピザ、パン作りなど。


凛花:

すごくシンプルなパターンでめちゃくちゃいいなあと本を読んだときに感じました。
(※ぐみさんの著書は記事末尾へ)

白玉もつくられていましたよね。朝の白玉って意外だったけれど、ちゅるんと食べられそうで素敵だなあって思ったんです。


ストックとパターン化を大事に。レシピには頼らない


凛花:

ぐみさんの料理の「薬箱」についてお聞きしたいです。ここでいう薬箱は、料理を「ラク」にする工夫のことです。
たとえば私は本の中で、買いものをするときに似た食材をリレーするように買い出しするみたいなことを書いています。


ぐみさん:

わが家では、使い慣れた食材をストックしています。
凛花さんと一緒で、買い物で食材リレーしてます。常に100置いておく、ではなくて、60ぐらいをリレーしながら何度も買い回す感じです。

ほかには、下味冷凍をしています。
解凍して焼くだけでなんとかなる、みたいなものをいくつも用意してあります。

凛花:

下味冷凍! 興味があるんですが、なかなか手を出せていません……。


ぐみさん:

下味冷凍は、塊肉とか鶏ももとか、ゴロっとしたものでやることが多いです。
スパイスとにんにくとか、酒と味噌煮マヨネーズとか、タンドリーチキン風になんとなくヨーグルトとカレー粉、ケチャップと蜂蜜なんかを揉み込んでおくとか。
分量もあまり計らず、下味となる塩味とうまみを先に入れておくようなイメージです。

凛花:

分量をあまり計らずっていうのは、なんだか勇気をもらえる気がします。
下味冷凍がなかなか続かないのですが……面倒さを感じるときって傾向があるかもしれません。

私の場合はいろんな調味料を出してきて、足りないものがあってまた冷蔵庫などから取り出して、それから計量して……っていう一連の「何度もやり直す」流れが面倒なのだろうなと、最近思っています。

ほかに工夫していることはありますか?


ぐみさん:

あとは、ざっくりとしたパターン化は大事にしています。

先ほど話した「メインのたんぱく質」や「朝ごはん」のように、決めておいた方がスムーズなことは決めてあります。一方で、常に臨機応変に楽しめる余白を残しておく。

それと、朝は「心地よい下ごしらえ」だけにしています。
料理工程の中でも、好きなものとそうでないものがあります。好きなものは手間がかかっても楽しめます。楽しめないものは、子どもたちの遊びとしてやってもらいます。
たとえば、ゆで卵の殻をむくこととか。


「好き」と「無理しない」を大事に料理する


凛花:

ぐみさんは料理好きなイメージですが、それでも「やらない」と決めたことなどはありますか。

ぐみさん:

手作り絶対主義です。
作るのが好きっていう面も大いにあるので手放しきってはいません。でも、頼れるものは頼る!

あとは、おいしさ。
手放していいかわからないですが……。
家庭料理は外食ではないので、外食のような満足感を求めないようにしています。負担なく、楽しみながらできる範囲のことをやる。なもなき料理こそ、家庭料理の醍醐味だなと感じます。

ここが凛花さんの旦那さんとはミスマッチかもですね。


凛花:

そう……。そうなんですよ。
うちの母の料理も名もなき料理ばかりで、私は好きなんですけど、夫が嫌がるから作れないんですよね。

ちょっと話がそれますが、家庭料理に限らず、彼の場合はたとえばうどん屋さんもパン屋さんも決まった店しか行かないんです。息子も同じ傾向があります。

未知の味で失敗するより、安定を求めてるのかもしれません。

今住んでいる香川には、うどん屋さんやパン屋さんたくさんあるので、私や娘はいろいろ行きたいのですがなかなか……。ママ友が会うたびにいろんなお店に連れて行ってくれるので「女性」や「女子」は新しいものが好きな人のほうが多いかもしれません。

逆に男性はどうなんでしょう。
ご主人がハンバーグやカツ、コロッケ、肉じゃがみたいな、名前とボリュームがある料理が好きで困ってるという話も、わが家以外にも聞きます。

話がそれてすみません。苦手だけれど工夫していることはありますか?


ぐみさん:

うーん……あまり思いつきませんでした。

苦手なことは頑張りません。

あるとしたら、夜のうちにちゃんとキッチンをリセットするですかね。
そうすると、朝キッチンに立った時、とても幸福度が上がって、よし今日も朝ごはん作り楽しむぞ!という気分になります。

実際は、片付け系は夫が担当で、わたしの苦手をフォローしてくれているので、夫に食器洗いなどをしてもらう関係構築の方がポイントかもしれません……!


凛花:

え、ご主人が片づけしてくれるんですか!?
すごい……。分担できるって、いいですね。

(記事を書きながら、キッチンリセット後なのに夜中に置かれた汚れたお皿を睨みつける私)

ちなみに、疲れた日の“これだけは”という対処法はありますか。


ぐみさん:

「最低限だけ」からやるようにします。
タンパク質や野菜などは無視して、麺を茹でるだけ、とか。
もはやお腹に入ればいい、というものを作ります。

そうすると、もうちょっとこれがあってほしい、冷凍ストックがあるからあと少し頑張れば満足度上がるぞ……と気持ちが乗ってくることが多いです。

乗らなかったら「ごめん、今日かーちゃん頑張れない日!」って言って麺だけ茹でて済ませたり、いざという時のためにストックしておいたジャンキーな少量おかずなどをたくさん出して(お弁当用の唐揚げとかも)、「今日は居酒屋ごはんです!」っていう手抜きをする。


凛花:

わあ、すごく良いことを聞いた気がします。共感もするんです。もうくたくたでとりあえず冷凍うどんをチンしてつゆぶっかけたけど足りないなあって増やしていく感覚。

でも、今まで何も考えずにやってたから、こうして言語化してもらったことで「テクニックの一つ」として使えるようになりそう!

ちょっと話がそれますが、家事の本やコラムを書いたとき、やる気がないときの目標を「とりあえず立つ」にするって書いたんです。お叱りもあったんですけど(笑)でも「これでいいなら!と動けるようになりました!」っていう声もたくさんいただきました。

「とりあえず立つ方式」として生かさせていただきます!笑



お気に入りと楽しいを大事に


凛花:

ぐみさんといえば、おうちモーニングビュッフェの記事には驚かされました。ものすごく楽しそうです。

こういう楽しそうなアイディアって大好きです。器も素敵だなあ。
ぐみさんのお気に入りの道具にはどんなものがありますか?


ぐみさん:

たくさんあります。
気分が上がる器もそうですね。

それから、ストウブの鍋。

ビストロオーブンレンジ。パン作りを楽しんでいたことも。

ポテトチップスも焼けるので、おかずとして出すことも。

オーブンがあればほったらかし焼きができるので、朝ごはんにも大活躍してくれます。

圧力鍋のおかげで魚料理を作る機会も増えました。

ささやかですが、タッパーもガラス製にそろえることで、より快適になりました。油でぬるぬるにならないから大好きです。

WECKチューリップシェイプも愛用しています。

ちなみに、調味料はいっぱいある、というか、お気に入りしか残っていません。


凛花:

つくっていて楽しいメニューはありますか?


ぐみさん:

いろいろあります。

冷蔵庫に何もない!という状態からの、あちこちかき集めてその瞬間の思いつき系。「これ天才じゃない……?」という味に辿り着けた時のよろこびが強烈です。


凛花:

SNSや雑誌などで、いろいろ「流行りの料理・食材」があると思うのですが……たとえば最近だと「うどんの冷凍」とか。そういったものを試すこともありますか?


ぐみさん:

ライスペーパーが流行ったときに、かぼちゃクロワッサンを作ってみました。
こういう実験的なご飯も楽しいですよね。

自炊だと中身をぎっしり詰められるのも魅力です。

あとは、朝ごはん全般。

おにぎりは週3でつくります。


ハンバーグを焼いて、ハンバーガーパーティーをしてみたり。


パンケーキも手作りだと野菜を入れたりできるのがいいですよね。
すりおろしにんじんとシナモン、ナッツを入れて、キャロットケーキ風にしたりします。

それから、きれいな色の食材を使うものも好きです。ビタミンカラーの食材は元気が出ます。

漬物も大好きです。

野菜は「作る」という感じでもないですが、シンプルな下ごしらえをしている時間が大好きです。

紫白菜を使った時は、美しすぎてずっとため息をつきながら刻んでいました。


凛花:

詳しくお聞きしたいです!


ぐみさん:

それから家族の好みのメニュー。
喜ぶだろうなぁって思いながら作るとワクワクします。


凛花:

ぐみさんは、お子さんとの料理時間も大事にされている気がします。たとえばどんなふうにされていますか?


ぐみさん:

お手伝いできると子どもの幸福度もあがるので、なるべくできることを探すようにしています。たとえば、豆腐をスプーンですくってお味噌汁に入れてもらうとか……

ピザのトッピングをお願いするとか。

いつか送り出すまでに、朝ごはんは自分で作れるように仕込みたいですね。

子どもが手伝える系の朝ごはんだと、豆腐白玉団子もおすすめです。

あとは、食材の収穫体験にも積極的に参加しています。家族のお気に入りはブルーベリー狩り。
採って、作って、食べる。この一連の体験が、親子のかけがえのない時間に繋がるなぁと実感しています。


料理もそれぞれの過程にフィットする形がきっとある


凛花:

今、改めて料理について考えて思うことがあれば、ぜひお聞きしたいです。


ぐみさん:

料理は、自分らしく過ごすためのとても心強いパートナーだなと感じます。

気を使わない相手だから、どんな姿を見せたっていい。カッコつけなくていい。でも、ちゃんと関係性を築いていると、弱っているときに支えてくれるし、応えてくれる。

みんなそれぞれ、自分に合うパートナーがいるように、料理もそれぞれにフィットする形があるのだと思います。


凛花:

ぐみさん、ありがとうございました。
ずっと詳しく知りたかった、ぐみさん家の食事情がたくさん聴けて楽しかったです。

すごく共感する部分と、新鮮な驚きや気づき……。ごはんしたくって、家庭によって本当に異なるからこそ、料理の話をするのってめちゃくちゃ楽しいかもしれない。
改めてそんなことを感じました。


最後に、ぐみさんの著書を紹介します。


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三條 凛花 最後までお読みいただき、ありがとうございます♡