名詞の不可算・可算(単数・複数)④-6:数量形容詞(句)1
副題:可算不可算の理想と現実(英文法の理想と現実)
名詞の不可算・可算(単数・複数)[UC(SP)]の深掘り版31
今回も不可算・可算(単数・複数)の個別項目ですが、「助数詞&単位」から一旦離れて「数量形容詞(句)」を深掘りしてみます。英語でも日本語でも、数や量を表す形容詞は実はとても奥が深い世界。科学英語とは少し違う日常用語の世界が広がっている、と言ってご理解いただけるでしょうか。
この記事に対するコメントは不要です。ご質問はUNIPAのQ&Aからお願いします。
これまでの「④助数詞&単位」記事の検証内容復習
❶ 助数詞(原則、数える)と単位(原則、はかる)の違い
モノの数え方を科学英語の視点を加えて整理:数えるとはかるの違い
❷ 主語と動詞の単複一致問題(be動詞現在形は単数isか複数areか?)
数の一致を改めて考察する必要があるのが英語(学習者にとって難易度Up)
❸ 単複変化する可算名詞は、本当に全て数えている?
学術英語や学校英語の一部でも指摘されている問題
❹ 英語は全ての具象物・抽象概念を数えられる・数えられないの2つに分類
これで本当に整理は十分??
❺ これまでの学術英語や学校英語における「助数詞&単位」の取り扱いを整理
主に物質名詞(形・容器・単位)としてまとめて説明
「距離・時間・金額」を特にピックアップして説明
❻ 英語における数の扱いを整理:英語の数字の基本と応用(特殊な例)
① 10進数(10進法):数字・数え方の基本、学術的には「基数詞」
② 12進数(12進法):dozen, gross
③ その他:score, pair, couple, etc.
❼ 数字か助数詞(単位)か形容詞(句)か?:文法的な境界がかなり曖昧
今回の「④-6:数量形容詞(句)1」検証内容
❶ 数や量を表す形容詞(句)
❷ 数字か数字ではないか?
※一部には学校英語や学術英語では扱われない視点も含まれていますが、「実用科学英語」と命名した意図が伝わるような内容になっていれば幸いです。
復習問題1:数の「2」を表す(はずの)表現1
① twoと"a pair of" は置換可能? 可能なら、どの程度?
(完全に置換可能? ダメな例があれば列挙)
② twoと"a couple of" は置換可能? 可能なら、どの程度?
(完全に置換可能? ダメな例があれば列挙)
復習問題2:数の「2」を表す(はずの)表現2
以下の表現は文法的にアリかナシか? アリなら意味(数)はいくつ?
それとも、使わないほうが良い表現?(結局、coupleの数はいくつ?)
① 単数形"a pair (of) [名詞]"
② 単数形"a couple (of) [名詞]"
③ 複数形"pairs of [名詞]"
④ 複数形"couples of [名詞]"
※pairとcoupleの違い(考えてみれば不思議な現象)
問題1:基本
① 「数が多い」を意味する形容詞(句)を、可算専用・不可算専用・可算不可算両用の3つに分けて列挙
② 「数が少ない」を意味する形容詞(句)を、可算専用・不可算専用・可算不可算両用の3つに分けて列挙
③-1 "a number of X"と"the number of Y"を和訳し、文法的違いを考察
③-2 上の"X"や"Y"に入る名詞は不可算か可算か? 可算なら単数か複数か?
問題2:応用
① "a series of Z"を和訳(複数ある場合は全部列挙)
② "a type of Z"を和訳(複数ある場合は全部列挙)
③ "a kind of Z"を和訳(複数ある場合は全部列挙)
④ "a group of Z"を和訳(複数ある場合は全部列挙)
⑤ "a set of Z"を和訳(複数ある場合は全部列挙)
⑥ "A of B"を和訳する際に注意すべき点は?
※数や量を表す形容詞(句)の深堀り:数字か数字ではないか?
※「日本語でも数や量を表す形容詞は多様」という視点も必要
問題3:応用
① 不定冠詞の"a part of Z"と無冠詞の"part of Z"の違いを文法的に考察し、文法的に可能なら和訳(訳し分け)
② 「〜の一部」と「一部の〜」を英訳(訳し分け)
数や量を表す英語の形容詞(句)の深堀り、これも「不可算可算の理想と現実」問題の一部。考えるべきポイントは「可算か不可算か、どっちでもいいのか?」と「形容詞句なのか、名詞句の中心(学術的には"head")なのか?」。さらに言えば、英語の「数字か助数詞(単位)か形容詞句か(数字か数字ではないか?)」問題、ご理解いただけたでしょうか。
いわゆる学校英語や学術英語で整理しきれていない部分を考えてもらうための教材、英語の「名詞の不可算・可算(単数・複数)の理想と現実」問題が少しでも伝われば幸いです。
授業ではちゃんと解説しますが、一般公開はここまで。あちこちにヒントを散りばめてあるので、非受講生の方は辞書を引いたり自分で調べたりして考察してみてください。
以下をクリックして関連記事もご覧ください。
