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【回想録】非日常の風が吹き抜けるフィールド。サバゲーパラダイスで魅了されたサバゲーの世界

​2025年末。サバゲーマーである友人のB氏に誘われ、私は人生初のサバイバルゲームに参加した。

​私にとってサバゲーとは、「ミリタリー知識がないと敷居が高い」「体力勝負のハードな遊び」といったイメージだった。

​しかし今や、秋葉原のショップへ足繁く通い、いかに軍服を自分らしく着こなすかに腐心し、家事や育児の合間を縫って装備品を塗装・加工しては一人でニンマリする自分がいる。

こうした自分の「好き」や「こだわり」、あるいは「悩み」といった感情の軌跡を書き留めておきたい。あわよくば、この熱量を共有できる仲間と出会いたい。そんな思いが膨らみ、このブログを書き始めた。

​今回は、銃の構え方すら知らなかった私が体験した、初陣の記録である。

(※今後しばらくは、こうした過去の回想にお付き合いいただきたい)

『映画セットに迷いこんだようなサバゲーパラダイス』

​フィールドに到着してまず目を奪われたのは、その圧倒的なスケールと作り込みだった。退役した実物の戦闘機や、砂埃を被った軍用車両が無造作に配置され、まるで本物の紛争地帯に迷い込んだかのようだった。

​フィールドは大きくいくつかのエリアに分かれている。

櫓や草むらが広がる見通しの悪い中央エリア。身を隠しながら進む鬱蒼としたブッシュエリア。そして、2階建ての建物が通路で繋がる立体的な市街地エリア。

​どこから狙われるか分からない緊張感と、「あの建物を制圧すれば有利になる」と思わせる戦略的な構造は、初心者の私でもサバゲーの奥深さを肌で感じ取れるものだった。

​『急造の自前スタイルと、実用品としての光学機器』

​当日私が持参したのは、見た目と質感に惚れて勢いで購入した東京マルイの次世代電動ガン「HK416 デルタカスタム ブラック」と、B氏の助言で用意したサロモンのトレッキングシューズ(XA PRO 3D V9 GORE-TEX)、HK416の買い出し時にB氏からいただいたフルフェイスマスクくらい。強いて言えば、普段から健康管理のために身につけているスマートウォッチ(GARMIN epix)くらいだ。

服装も、手持ちのM47カーゴパンツのレプリカにワークマンのフリースという、ネットの情報を鵜呑みにした急造スタイルだった。

​そんな私にB氏は当日、驚くべき量の装備をプレゼントしてくれた。
(当時は初期コストが嵩むと大変だから…と気遣う素振りで私は感動していたが、後々、思惑通り沼にハマったねと言われた(≖ᴗ≖ )ニヤリ)

東京マルイのガスブローバックハンドガン「M45A1」をはじめ、ホロサイトやマグニファイア(倍率を付加する拡大鏡)、ショートスコープ、フラッシュライトなど、当時の私には名前も用途も分からない装備品の山である。

​(ちなみに、そのM45A1のしっくりと手に馴染むグリップがバックマイヤー(Pachmayr)製だったと知るのは、もう少し後になってからのことだ。こうした細部へのこだわりを理解していくのも、この趣味の醍醐味である)

いただいたM45A1。グリップがとても馴染む

​実際に使ってみて驚いたのは、光学機器の合理性だ。

ホロサイトとマグニファイアの組み合わせは、覗き込んだ際の視界が広く、どこを狙えばいいのかが直感的に分かった。一方で、見た目が最高に「らしい」ショートスコープは、覗き込む目の位置を数センチずらしただけで視界が欠けてしまい、初心者には扱いがシビアだった。

「なぜその装備が必要なのか」を実地で体感できたことで、サバゲーという趣味の奥深さが垣間見えた気がした。

​プレイ直前にフルフェイスマスクが破損していることに気づき、急遽フィールドでレンタル品を借りるというトラブルもあったが、これもまた事前の装備チェックの大切さを学ぶ良い教訓となった。

『​交差する弾とアドレナリン。試行錯誤という「解読」の快感』

​当日は80名ほどが参加し、相手陣地のボタンを押すフラッグ戦や、撃たれても復活できるカウンター戦などが実施された。

​ゲームが始まると、周囲のベテランたちは特殊部隊のようにスムーズに展開していく。対する私は、構え方も撃ち方も分からないまま、見様見真似で動き回るしかなかった。

​敵がいそうな方向へフルオートで弾をばらまき、すぐに撃たれてスタート地点へ戻る。今度は撃たれにくそうな建物2階に匍匐して進むも、あっけなくヒット。次は茂みが深いエリアからゆっくりと進もうとするが、どこから撃たれたかも分からずヒット。

​ただ走っては戻るだけの繰り返しだったが、自分なりに「どのルートからなら撃たれないか」「ヒットを取れる人はどう動いているのか」を考えるプロセスがとてつもなく面白かった。それはどこか、ボルダリングに似ている。次はどの石に手をかけようかと悩み、落ちては壁を見上げ、じっくりと石の配置を観察してまた挑戦する。あの感覚だ。

​弾が交差する非日常の緊張感と、放出されるアドレナリンは、日常の些末なストレスを完全に忘れさせてくれた。(もっとも、帰宅後にとてつもない筋肉痛に苛まれ、「アドレナリンの麻酔効果はすごい」と身をもって感心することになるのだが)

​『もっとカッコよくありたい。スタイリングへの目覚めと沼の入り口』

そして、この日が私にとっての「沼の入り口」となった最大の理由は、周囲のプレイヤーたちの姿にあった。

年末の撃ち納めということもあり、参加者の多くは頭からつま先まで自身のコンセプトを貫いた重装備で身を固めていた。B氏も、麻薬取締官(LE)をモチーフにしたスタイリングで隙がない。

​それに比べて、ネット情報を丸写しした私服にレンタルマスクを被った自分の姿は、ひどくちぐはぐに思えた。

当時の私。カッコイイのは銃だけ…

ゲーム自体は心底楽しかった。だからこそ、運営が後日アップロードした写真に写る自分の姿を見て、「もっとカッコいい装備でプレイしたい」という欲求が強く湧き上がってきた。

​サバゲーは、動きやすい服装と靴さえあれば、未経験者でも十分にその日を楽しめる遊びだ。もし少しでも興味があるなら、まずは手ぶらでフィールドを訪れ、この非日常を体験してみてほしい。

​そこで何を感じるかは人それぞれだが、少なくとも私にとっては、単なる「体験」が、装備の歴史やスタイリングを追究する深い「趣味」へと変わった瞬間だった。

【今回訪れたフィールド:サバゲーパラダイス(千葉県山武市)】

実物の戦闘機や軍用車両が並び、映画のセットさながらの世界観が楽しめる屋外フィールド「サバゲーパラダイス」。初心者向けのサポートも手厚く、手ぶらでも安心して参加できます。

  • 所在地:〒289-1211 千葉県山武市大木470-1

  • 利用料金(定例会)

    • 通常定例会:4,000円(税込)※イベントや特殊定例会等によって変動する場合や、午後割引き等もあります。

  • レンタルサービス(手ぶら参加OK)

    • エアガン、各種マスク、迷彩服などのレンタル完備(初めての方でも予約なしで当日レンタル可能です。※10丁以上の団体は事前予約が必要)。

    • 受付ではBB弾やガス、カップ麺やお菓子などの物販も充実しています。

  • 設備・アメニティ

    • 150人収容の屋内セーフティ(電源、扇風機、冷蔵庫・冷凍庫完備)

    • 男女別水洗トイレ、シャワー室完備

    • 駐車場80台完備(隣接施設と合わせ最大200台・無料)

  • アクセス

    • 【車】首都圏中央連絡自動車道(圏央道)山武成東ICより約16分。

    • 【電車】JR総武本線「八街駅」よりタクシーで約10分。

    • 無料送迎バスあり(要事前予約):JR八街駅(南口)からフィールドまで、定例会利用の方限定で無料のハイエース送迎が利用できます(公式LINEから前日20:00までに要予約)。

※最新のレギュレーションや定例会の開催日程は、サバゲーパラダイス公式サイトをご確認ください。

『スタイル結実までの過程はこちら』

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