「文理二刀流」ママの子育て|記事紹介
突然ですが、
国語の教員免許を取るような
「文学部の学生」が、食品メーカーの
「開発職」になった
なんて事例、聞いたことありますか!?笑
高校の文理選択では1ミリも迷わず文系。
大学も悩むことなく文学部。…(略)…流れに逆らう理由もなく、国語の教員免許も取得しました。
就活で受けた、とある食品メーカー。…(略)…入社後、開発に配属になったのですが、人手不足でとにもかくにも新人は試作試作試作。
えっ、私の世界が狭すぎるのか…。
この記事を読んでいて度肝を抜かれました。笑
そんな
文理二刀流
の頭脳をお持ちのお母さんの子育て、ちょっと覗いてみたくなりません?
今回ご紹介するこっこ母と3人のちび怪獣さん(以下、誠に勝手ながら、こっこさんと略させていただきます。)は、男の子3人を育てる、食品メーカー開発職歴10年のママ。
まだNoteを始められて間もないとのことですが、記事を読んでいると、「文理二刀流」ならではの頭の使い方が見えてくるのが、とてもエキサイティングで面白い。
①文系的な視点
何はともあれまずはこの、煌めく言葉の宝石箱を眺めていただきたい。
大好きなふあふあにくるまれて、
"この世界に怖いものなんてない"
みたいな顔で、今日も眠っている。
朝の空気って、なんでこんなにドラマチックなんだろう。
泣いたり笑ったり、歩き回ったり、牛乳倒したり、
1時間で1日分のイベントがつまってる。
つい声に棘が混じる。
おんぶした背中から伝わる重みと、
耳元から伝わるやさしい息づかい。
それらすべてに、わたしの胸の1番深いところが、静かに満たされていきます。
どれもこれも、めっちゃくちゃいい言葉だと思いません?
決して「無理して着飾った表現」がなく、商業出版などにありがちな、
オラオラ!!
お前らどうせこういう、
イカニモ~な文学表現が好きなんだろ?
おォん???
的な、クドさ・エグみがまるでない。
子育ての日常を彩るのに適切な塩梅の装飾具合いというか…。それでいて表現者として表現したかったであろうことを必要十分に表現しているのがまた何とも。
「つい声に棘が混じる」
なんて、洗練され過ぎて感涙モノですよ。
なぜかって?だって私だったら、
「子ども向け用の糖衣を脱いだ地声が出てしまう」
みたいな、二郎系ラーメン並みにアブラギットギトのクドさマシマシなクソ表現になる自信しかないからです!!笑
何でこんなに素敵な文章が書けるのかしらと思って色々読んでいくと、多分、
言葉に対する「態度」
が全然違うのかなあ、と。
例えばこの記事。
「ちゃんと食べてって言ったでしょ!何回も同じこと言わせないよ!」
次男🐿️「たべてるよ!」
……たしかに、“口には入れて”はいる。
じゃあ、私が求める「ちゃんと食べる」って、一体なんだろう。
…(略)…
姿勢を正すこと。
肘をつかないこと。
お皿を持つこと。
しゃべりすぎないこと。
口に入れたら飲み込むこと。
食べ物では遊ばないこと。
それら全部を、私はたった一言の
「ちゃんと食べて」で済ませようとしていた。
いやー、これはもう、本当にその通りだなあ、と。
ちゃんと食べて、ちゃんと座って、ちゃんと歩いて、ちゃんとちゃんとちゃんと…!!
子育て中、気づいたら「ちゃんと」って一日に何十回も言ってますよね。
元博報堂の三浦崇宏さんがこんなことを書いているんですが…
こういうときに、うまく言語化できる人は、頭の中で「言葉の因数分解」をしている。
たとえば「仕事がうまくいかない」を分解していく。言葉の一つ一つを細かく割って、具体的にしていくことで「仕事がうまくいかない」という状況の正体を言葉で明らかにしていく。「会社の人間関係にストレスを感じている」のか「現場の作業が過酷すぎる」のか「上司が嫌い」なのか「やる気が出ない」のか……。
つまり、こっこさんがやっているのは、
言葉の因数分解
そのものだ!と。
大事なのはここからで、
こっこさんは多分、小手先のテクニック的に「因数分解するぜ~!」などと考えたわけではなく、とにかく、
言葉に対して真摯な姿勢
を取り続けていることで、結果としてこういった知見に結実しているんじゃないかしら?と思ったんです。
以下は、子どもたちに夜寝る前の時間を使って、
様々な言葉の暗唱
をしてもらった、という記事の一節なのですが、
子どもって、「好きなリズムのことば」だと吸い込むみたいに覚えるんだなあ。
この調子で、
たくさんの美しい日本語をふわっと胸にしまって、
大きくなるときに必要なタイミングで
ぽんっと出せる子になってくれたらうれしいな。
普通、こういうのって、
なんか覚えやすくて、
ある程度日常でも使うものなら、
ま、なんでもいっか~!
くらいにしか考えませんよね。
でも、こっこさんはこの暗唱用の言葉に、雨ニモ負ケズ、枕草子、平家物語
、寿限無などを選んだのだとか。
要するに、子どもたちに
美しい日本語のリズム
を届けようとしているんです。
言葉に対して真摯に向き合おうという態度のある人じゃないと、まず出てこない発想なんですよ。
だから、言葉を因数分解するなんてコピーライターみたいな視点がごくごく自然に沸いてくる。
こういった人文的なセンスが、まずはとっても素敵だなと。
②理系的な視点
…とまあ、ここまでなら「元文学部っぽいね!」で終わってしまうのですが、こんなところで終わらないのがこっこさんの記事の面白いところ。
メーカーの開発職
という背景が、子育てを「主観的な感情」だけでなく「客観的な観察」として捉える「R&D(リサーチ&デベロップメントのことです!)」的なアプローチを生んでいて、
文学部的な視点と掛け算
になっているのがまた面白いのです。
代表的な記事がこちら。
よくある絵本紹介と思わないでください。
こっこさんの、実際に読み聞かせた際の子どもたちの反応が細かく書かれていることが特徴です。
たとえば「三まいのおふだ」なら、
🐿️ 3歳次男のリアル反応
少し長めの話なのに、珍しく口を挟まず集中。
逃走劇のスリルに黙り込み、目が離せない様子でした。
と言った具合。
また、「ねないこだれだ」なら、
🐿️3歳次男のリアル反応
自分と重ねているのか、読み終わるまで眉間にシワで釘付け。
読み終わって本を閉じると必ず私の顔を見てくるのが印象的でした。
といった調子。
絵本紹介系の記事ってよく拝見しますし、私もNoteで何度か絵本紹介をしていますが、基本的には
絵本そのものの内容
が中心で、読み聞かせた時の子どもの反応を書いたものって案外見ないんですよね。
逆に言えば、こっこさんのこの記事は、
対象をつぶさに「観察」しようとする
理系的な視点
で絵本を紹介しているんです。
ド文系の私からすると、この視点が本当に面白い。
私なら、読み聞かせ中に「子どもの眉間」なんてまず見れませんから。。。笑
こちらの記事も同様。
うちの子たちは「早く大きくなりたい」願望が強くて、
食べ物を“栄養があるかどうか”で分類する癖がある。
ごはん → 栄養ある
きゅうり → 栄養ない
おかし → 栄養ない
おさかな → 栄養たっぷり
…
「栄養たっぷり」に分類学されるものは、
少し苦手でも、がんばって食べる。
食べたら大きくなるか。
それが、彼らにとっての栄養のすべてだ。
子どもが「食べ物を栄養があるかどうかで分類する癖」を観察し、「栄養があるものは苦手でも食べる」傾向があることを観察し、さらにはその背景にある動機にまでしっかりと思いを馳せた上で記事にしているんです。
めちゃくちゃロジカルで、理系っぽい組み立て方じゃないですか!?笑
そこに輪をかけて、
その瞬間、
長男と次男が同時に目を見開いた。
その顔が、驚くほどそっくりで、
わたしは思わず笑ってしまいました。
といった、小説の一節のような情景描写が出てきたりするので、読んでいて全然飽きないんです。
こんな風に文系と理系の掛け算で子育てを語ってくれるので、どの記事を読んでいても、文系的な面白さがあり、また理系的な面白さがあって、相乗効果で何倍も面白い、というのがこっこさんの文章の読みどころ。
このほかにもたくさんの素敵な記事があります。
ぜひご一読ください。
(ご参考 1/2)あなたの記事を紹介させてください!
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(ご参考 2/2)引用した書籍
有名な本なので、ご存じの方も多いかも。
元・電博の人が書いた本って、言葉が上滑りしているだけのものとかもあったりするので、結構「当たり・外れ」がある印象なんですが、これは間違いなくアタリ!
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お気持ちめちゃくちゃ嬉しいです!でも、本当にいいんですか?