文学イベントの一日「誓願寺と誠心院」
文学フリマで買った本
「朧月 ~短編集~」
「稲麻竹葦 準備号 第十二号テーマ:斎宮」
「京都の美味しい食いもん」
「寺×走るアンソロジー」
「京のれん歩きvol.10 わらび餅大作戦」
「京都の風呂屋を歩く」
「本屋図鑑 だから書店員はやめられない!」
文学イベントの一日
愛読書の出会い
四条大橋と先斗町
誓願寺と誠心院
新京極通を歩き尽くす
キッチンくじらで日替わり定食
静かな熱気の中で感じたこと
白川筋を歩く
東三条社こと大将軍神社[完]
前回は日曜朝の先斗町通りを歩きました。その続きからになります。

三条大橋を撮影するため、再び階段を下りて川辺の近くに来ました。鳥さんがのんびり日向ぼっこしています。

一本だけ生えている木は御神木なのでしょうか。

私が小さい頃から変わらずある小さなお社です。

木屋町通の高瀬川です。水場がある地域は治安が良いと言われていますし、こうした景色はいつまでも残ってほしいものです。

立派な時計と鐘です。

平安時代をモチーフにした都鳥キャラクター『三条都鳥少納言 三条と~り』は、京都検定の出題で初めて知りました。京都検定はゆるキャラも問題に出てきます。

2026年1月30日に上映予定の『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』のポスターが貼られていました。
私が小さかった頃は、映画館へ行くには京都や大阪の市街地まで出る必要があり、親と一緒に三条まで足を運びました。ハサウェイの新作は家でゆっくり観たいのでサブスクを利用する予定です。

実は、新京極通りにある寺社仏閣巡りは初めて。人通りの多い場所が苦手だったのでこれまで避けてきました。

誓願寺といえば、京都検定では非常に重要な寺院の一つです。
現在の本尊である阿弥陀如来坐像は、もともとは石清水八幡宮にあり、八幡神の本地仏として安置されていたものです。神仏分離によって1869年(明治2年)に当寺に移されました。また、のちほどお参りする誠心院の由緒にも誓願寺が出てきます。
京都検定受験者は必ず一度は参拝しておきたいお寺です。

『迷子道しるべ』の石標です。
『ブラタモリ』でもクローズアップされたそうですね。落とし物をしたり、迷子になった際には、落とした人は「捜す方」へ、拾った人は「教える方」へ紙に書いて貼り出す仕組みだったそうで、当時の掲示板の役割を果たしていました。

通りから見た境内の様子はこんな感じです。文学フリマ京都10の成功を祈願しました。

ろっくんプラザ(通称:三角公園)って誓願寺の真正面にあるのですね。

こちらの公園も幼少期からあります。
自転車置き場ができたのですね。京都市営バスはいつも観光客で混雑しがちなので、京都市民にとって自転車は欠かせない移動手段です。京都は急な坂道がありませんからね。

数十年間変わらない景色です。

京都検定二級の受験者なら全文覚えておきたい新京極の駒札です。

時刻は朝9時半です。ほとんどのお店が閉まっていました。

文学イベントを楽しむなら、やはりこの寺院の参拝は外せません。

平安時代の女流歌人・和泉式部ゆかりの誠心院です。

和泉式部は紫式部とともに、藤原道長の娘である上東門院こと藤原彰子に仕えていました。恋多き女で、今だったらたびたび炎上騒動を起こしていたことでしょう。ただ実力は確かなので、アンチ以上に熱烈なファンが多くつきそうな気がします。

こちらは水かけの行者こと、神変大菩薩像です。幕末の大火で焼失した木造の神変大菩薩像を再興したものです。
役行者は、祇園祭の山鉾巡行で目にすることがありますが、菩薩像として拝見するのは初めてでした。しかも像に水をかけるなんて、恐れ多いというか逆に楽しいというか。供養の際に墓石へ水をかけるときのような、どこか落ち着いた気持ちになる不思議な感覚でした。

見どころはまだまだ他にもたくさんあります。

霞たつ 春きにけりと この花を
見るにぞ鳥の声も待たるる
こちらの随分古い石標は、和泉式部の歌碑です。そのそばに寄り添うように植えられているのが、彼女が生前に愛した『軒端の梅』です。
そういえば「紫宸殿の軒端に咲く梅の枝を折ってきてほしい」と、一目惚れした藤原保昌が和泉式部に無理難題を押し付けられていましたね。保昌は厳重な警護をかいくぐって、梅の枝を見事持ち帰りました。そして、二人は結ばれました。

誠心院には、和泉式部の墓所である宝篋印塔もあります。そこへお参りをすることにしました。

こちらが宝篋印塔になります。
その背後には、和泉式部が女人往生を遂げたことに由来する二十五菩薩来迎の像が鎮座しています。天正年間に寺が移転し再興された際、山口甚介により建立されました。

ちなみに山口甚介秀康は、宇治田原城を築城し、城下町を形成した武将として知られています。

本日は文学イベントがあるということで、和歌の世界とゆかりの深いお寺にお参りし、清々しい気持ちで境内をあとにしました。

今回はここまでにしたいと思います。次回も引き続き新京極通りを歩いていきます。それではまたね。
あとがき
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