夕暮れの街に浮かぶ歴史に沿って
街を構成する建物に沿い
旅の始まりに歩いた通りを振り返る。色づく
一日を思い返し、視点を重ねる。描かれた線。
空との境界。連続するモチーフ。素材の質感。
歴史を伝える建物が、夕暮れの街に浮かぶ。

街への視点を沿わせては
散りばめられたモチーフを繰り返す

円を描く建物は
街にそびえては

関係性を生み出すもの

街角に曲線を連ねるアートが
日々に動きを与えるように

ずれては重なり絡み合う
色と形をたよりにして

動的となる旅で
過去から今へと視点をつなぐ

街を歩くほどに
積層される風景は

色味を帯びて、奥行きを持つ

そびえる石の彫刻も

間をすり抜けるように
旅に置かれた質感をつなぐ

空と山の端の境界が色味を帯びる

緑に包まれる川の対岸と

こちら側にかかる橋が、川面に揺れる

橋の先に広がる庭園は
時代を超えて、この地の歴史をつむいでいく

時代に色づき、色褪せながら

多くの人々の思いによって

復興された城郭は

時を経て黒漆が重ねられる

烏城と呼ばれる天守の物語は
次の時代へとつながれていく

現在地を確かめては

目に映る景色をたどり

浮かぶ歴史に沿うように

視点を重ねる

素材の質感。空との境界

連続する形の下をくぐり

旅の題材を積み重ねる

絶え間なく流れ続ける歴史の一瞬を

拾いあつめるように

のぞきこんでは
おもしろがるように

連続する凹凸を手掛かりに

目線を先へと向けて

旅の風景を描いていく
視線の先にそびえる円形の建物。街に描かれる
線と形をめぐる。線は面となり、立体となり時間
の層を帯びていく。辺りの色は温度を上げて、
祝祭をめぐる一日も終わりへ進む。時代の変遷
に、閉じては開かれる場所をたどるようにして。
