見出し画像

ふわりと浮かぶフックにつられて

くるくると回る映像と


可動する透明の風車。暗闇に雲のように、ふわりと
浮かぶガラスの釣り針。風景のフック。引っかかり
やとっかかり。気になるものを眺めては、きらきら
と星の輝きのような、光の連続に引き寄せられる。




繊細なガラスの造形が



ゆらゆらとまたたいては



ガラスに帯びた輝きが


影との交差を繰り返す



揺らめくガラス。湾曲する面に背後は


滲んではぼやけ、虚ろとなる



確かな形と不確かな視点



つなぎ合わされる細やかなガラスのパーツに



添えられた小さな赤い花



ガラスの釣り針に心ひかれるように



連続する造形がフックとなり


過去の景色を釣り上げる



心にひっかかる何かにひかれて


旅を続けては、言葉をつなぐ



空間に浮かぶ雲のような形や



雨のごとく降り注ぐ形に



寄っては引いてを繰り返して


過去と現在を重ねていく



繊細なガラスの造形の中の



玩具のような楽しさを



手に取るように親しんで


作者が作り上げる優しげな世界に



釣り上げられるように引き込まれる



姿形を自由に変えるガラスに


ガラスの街の輝きを思い起こし



アトリエの雰囲気も再現された空間で



圧倒的な造形に包まれては



ふわりと連続しては、止めどない



形の連鎖に引き込まれるように


何かの形をきっかけに記憶が動き出し、いつかの
風景を釣り上げる。フックにつながり、絡まり合う
糸を解いては、積層する過去の視点を覗き込む。
手がかりをつなぎ、たどり、文を綴る旅を続けて。















いいなと思ったら応援しよう!