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決済革命2026:SoFi USDの衝撃―序章「時価総額1兆ドル企業へ」

「1兆ドル企業を目指す」―、先日開催された「KBW Fintech Payments Conference 2025(フィンテック・ペイメンツ・カンファレンス 2025)」で、SoFi CEOのAnthony Noto(アンソニー・ノト)は、そう述べた。

「SoFiの今の時価総額から計算すると…、約30倍の株価上昇🚀!?」そう考え、思わずニンマリ😎。そのような個人的妄想はさておき😅、

同カンファレンスで、アンソニー・ノトが「決済ステーブルコイン(SoFi USD)を2026年1月までに発行予定」と述べた。

私は、GENIUS Act の細則(最終ルール)確定後、すなわち「GENIUS Actの施行直後の2026年後半」の発行開始をメインシナリオとしていた。しかし、今回の発言は、政府当局との調整を通じて法的な懸念もクリアされ、発行に向けた準備が完了しつつあると理解する。

以前、銀行免許を持つSoFiは「時間的優位性」を持つと記載したが、想定スケジュールの前倒しにより、その時間的優位性がさらに高まった。同時に、収益化の前倒しも可能となった。また、FRB口座へのアクセス権を持つ商業銀行として、SoFiは現行制度下で“最も強固な信頼基盤”を備えたステーブルコインを発行できる唯一の企業となる。

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今まで、「ステーブルコインの発行残高とその裏付け資産となる準備金からの運用収益」と、「ステーブルコインの年間取引額とその取引から発生する手数料収入」に焦点を当て、SoFiに与える収益インパクトを、以下のような計算式を用いて説明をしてきた。

【前提条件】
・ステーブルコイン発行残高:約1,000億ドル
・ステーブルコイン取引額約3兆ドル/年(Velocity 30回転/年:1,000億ドル×30)
 ※Velocity=1年間に同じコインが何回決済に使われるかを示す回転率

【SoFiへの収益インパクト】
・準備金運用収益:1,000億ドル×年金利2%=20億ドル
(短期国債などの運用から得られる収益)
・手数料収入:3兆ドル×0.05%=15億ドル
(決済ごとに得られる手数料収入)
・最終利益:(20億ドル×90%+15億ドル×50%)×(1−税率25%)=約19億ドル
※利益率:準備金運用収益90%、手数料収入50%を前提
(運用収益部分は実質的な原価がほぼなく、利益率は90〜100%近く見込める)

上記に加えて、SoFiが参入する決済ステーブルコイン領域では「フロート(Float)」と呼ばれる、決済や清算の時間差で一時的に企業の手元に滞留する資金を、短期国債などで運用することによって生まれる“追加収益”がある。ステーブルコインの裏付け資産からの運用収益や手数料収入に加え、フロートはSoFiのステーブルコイン収益を支える「第三の矢」となる。

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SoFiは2026年以降、ステーブルコインの発行から流通・決済・清算までを一気通貫にできるようになる。SoFiが発行するステーブルコインの世界では、従来の決済インフラのような多層構造を必要としない。クレジットカード決済におけるVisa/Mastercardや清算銀行国際送金分野における中継銀行や為替交換業者など中間業者の多くを不要にすることができる

つまり、従来は中間業者の間で発生していたフロート収益の多くを、自社に最大限取り込む構造を手にする。またその結果、フロートが恒常的にSoFi内部で発生しやすくなる。それがステーブルコイン発行残高の安定的な増加につながり、裏付け資産となる準備金からの運用収益も拡大していく――。

今シリーズはそのような仕組みの解説と、2026年以降、SoFiがステーブルコインを用いたビジネスをどのように展開していくのか、その全体像・ビジネスモデル・収益インパクトをみていく。

次回はトップバッターとして、SoFiが先日再開をした暗号資産取引「SoFi Crypto」において、ステーブルコインを活用したSoFiの収益を最大化する戦略を深掘りしていく。

暗号資産取引の再開を通じ、SoFiはステーブルコインのB2B市場への大きな足掛かりをつかむ。「1兆ドル企業を目指す」というNotoの発言は、決してブラフではない。それだけの大きな可能性を秘める待望のステーブルコインビジネスが、2026年ついに始動する――。

暗号資産取引は想定以上に熱いビジネスになり得ます。その構造を解説する次回もきっと面白い!「スキ」🩵、フォロー🍀、SNSでの拡散📢をお願いします!皆さんの温かな応援が更新の励みになります🙌 

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