B 1217:2018
目
次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 ボルトの材料,鋼種区分及び強度区分 ·················································································· 3
4.1 炭素鋼及び低合金鋼ボルト ······························································································ 3
4.2 ステンレス鋼ボルト ······································································································· 4
4.3 アルミニウム合金ボルト ································································································· 4
5 ナットの材料,鋼種区分及び強度区分 ·················································································· 5
6 ボルトとナットとの組合せ ································································································· 5
7 ボルト・ナットの形状及び寸法 ··························································································· 6
7.1 ボルト・ナットのねじ ···································································································· 6
7.2 ボルトの形状及び寸法 ···································································································· 7
7.3 ナットの形状及び寸法 ···································································································· 8
8 ボルト・ナットの表面欠陥 ································································································· 8
9 ボルト・ナットの検査 ······································································································· 8
10 ボルト・ナットの製品の呼び方 ························································································· 9
10.1 ボルト ························································································································ 9
10.2 ナット ························································································································ 9
11 ボルト・ナットの表示 ···································································································· 10
12 座金 ···························································································································· 11
附属書A(参考)フランジ用ボルトの呼び長さ,全長及びねじ部長さの計算値 ································ 12
附属書B(参考)参考文献 ···································································································· 29
(1)
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まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
機械学会(JSME)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格であ
る。これによって,JIS B 1217:2012は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(2)
日本工業規格
JIS
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管フランジ用ボルト・ナット
Bolting for use with pipe flanges
序文
この規格は,2009年に制定され,その後2回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2012年に
行われたが,その後の生産及び使用の実態に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
1
適用範囲
この規格は,JIS B 2220,JIS B 2239,JIS B 2240及びJIS B 2241に規定した管フランジ(以下,フラン
ジという。)の締結に使用するボルト,ナット及び関連部品について規定する。
なお,常温よりも低い温度に使用するボルト,ナット及び関連部品の材料,鋼種区分及び強度区分は,
受渡当事者間の協定による。
注記 この規格では,右ねじの使用を前提としている。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0101 ねじ用語
JIS B 0205-4 一般用メートルねじ−第4部:基準寸法
JIS B 0209-1 一般用メートルねじ−公差−第1部:原則及び基礎データ
JIS B 0209-2 一般用メートルねじ−公差−第2部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(は
めあい区分)
JIS B 1003 締結用部品−メートルねじをもつおねじ部品のねじ先
JIS B 1021 締結用部品の公差−第1部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット−部品等級A,B
及びC
JIS B 1041 締結用部品−表面欠陥 第1部 一般要求のボルト,ねじ及び植込みボルト
JIS B 1042 締結用部品−表面欠陥 第2部:ナット
JIS B 1051 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−強度区分を規定したボルト,小ねじ及び
植込みボルト−並目ねじ及び細目ねじ
JIS B 1052-2 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質−第2部:強度区分を規定したナット−並
目ねじ及び細目ねじ
JIS B 1054-1 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第1部:ボルト,小ねじ及び植込みボル
ト
2
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JIS B 1054-2 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第2部:ナット
JIS B 1071 締結用部品−精度測定方法
JIS B 1091 締結用部品−受入検査
JIS B 1180 六角ボルト
JIS B 1181 六角ナット
JIS B 1256 平座金
JIS B 2220 鋼製管フランジ
JIS B 2239 鋳鉄製管フランジ
JIS B 2240 銅合金製管フランジ
JIS B 2241 アルミニウム合金製管フランジ
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4107 高温用合金鋼ボルト材
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS H 4040 アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線
ASTM A 194/A 194M,Standard Specification for Carbon Steel, Alloy Steel, and Stainless Steel Nuts for Bolts
for High Pressure or High Temperature Service, or Both
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0101によるほか,次による。
3.1
両ねじボルト(stud bolt, threaded at both ends)
ねじの呼び径又は有効径に等しい径の円筒の両端にねじのあるボルト。
注記 図1のa) 及びb) を参照。
3.2
全ねじボルト(stud bolt, threaded full length)
円筒の全長にねじのあるボルト。
注記 図1のc) を参照。
a)
b)
図1−両ねじボルト及び全ねじボルト
3.3
重ナット(heavy hex nut)
高さがねじの呼び径に等しい六角ナット。
c)
3
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4
ボルトの材料,鋼種区分及び強度区分
4.1
炭素鋼及び低合金鋼ボルト
炭素鋼及び低合金鋼ボルトの材料による選択番号は,表1による。
表1−炭素鋼及び低合金鋼ボルトの選択番号
材料a)
選択番号
材料a)
選択番号
JIS G 3101のSS400
JIS G 4051のS35C(H)
JIS G 3101のSS490
JIS G 4051のS45C(H)
JIS G 3101のSS540
JIS G 4107のSNB7
JIS G 4051のS25C(N)
JIS G 4107のSNB16
注a) JIS G 4051のS25C(N),S35C(H)及びS45C(H)は,JIS G 0404によって
検査を行い,S25C(N)は引張強さが440 MPa以上,S35C(H)は引張強さ
が570 MPa以上,S45C(H)は引張強さが690 MPa以上のものとする。
フランジの規格,呼び圧力,ガスケットの形状及び温度に対応する炭素鋼及び低合金鋼ボルトの選択番
号は,表2による。
表2−フランジに対応する炭素鋼及び低合金鋼ボルトの選択番号
フランジの
規格
フランジの
呼び圧力
5K,10K, 全面形
10K薄形
リング
使用温度 ℃
65を
220を
300を
350を
425を
450を
490を
超え
超え
超え
超え
超え
超え
超え
65以下 220以下 300以下 350以下 425以下 450以下 490以下 510以下
全面形
リング
リング
リング
リング
5K,10K, リング
10K薄形
選択番号
ガスケッ
トの形状
リング
5K,10K, 全面形
リング
5K,10K, リング
注a) 呼び圧力5Kで呼び径1 000A以下,呼び圧力10Kで呼び径600A以下,及び呼び圧力10K薄形のフランジで,
ガスケットにゴムシート又は綿布入りゴムシートを用いて温度120 ℃以下で使用する場合に限る。
b) ガスケットに厚さ3 mm未満のジョイントシートを用いる場合は使用できない。
c) 呼び圧力5K及び10Kのフランジで,ガスケットにゴムシート又は綿布入りゴムシートを用いて温度120 ℃以
下で使用する場合に限る。
温度150 ℃以下の用途では,表2の規定にかかわらず表3のJIS B 1051に規定する強度区分のボルトを
使用することができる。ただし,ねじの呼びM30×3,M42及びM42×3のボルトの機械的性質について
は,JIS B 1051の規定を準用し,最小極限引張力及び保証荷重試験力は受渡当事者間の協定による。
温度150 ℃を超える用途については,使用温度におけるボルトの強度を確認しなければならない。
4
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表3−フランジに対応する炭素鋼及び低合金鋼ボルトの強度区分
フランジの規格
フランジの呼び圧力
ガスケットの形状
5K,10K,10K薄形, 全面形
強度区分
6.8 b),8.8以上c)
リング
4.6以上c)
20K,30K,40K,63K リング
4.6以上c)
5K,10K,10K薄形, リング
4.6以上c)
全面形
6.8 b),8.8以上c)
リング
4.6以上c)
4.6以上c)
リング
注a) 呼び圧力5Kで呼び径1 000A以下,呼び圧力10Kで呼び径600A以下,及び呼び
圧力10K薄形のフランジで,ガスケットにゴムシート又は綿布入りゴムシートを
用いて温度120 ℃以下で使用する場合に限る。
b) ガスケットに厚さ3 mm未満のジョイントシートを用いる場合は使用できない。
c) “以上”は,それ以上の高い強度区分を示す。
d) 呼び圧力5K及び10Kのフランジで,ガスケットにゴムシート又は綿布入りゴム
シートを用いて温度120 ℃以下で使用する場合に限る。
4.2
ステンレス鋼ボルト
フランジの規格,呼び圧力及びガスケットの形状に対応するステンレス鋼ボルトの材料は,表4による。
表4−フランジに対応するステンレス鋼ボルトの材料
フランジの規格
フランジの呼び圧力
ガスケットの形状
5K,10K,10K薄形,
全面形
リング
JIS G 4303のSUS304
JIS G 4303のSUS316
20K,30K,40K,63K リング
材料
リング
温度400 ℃以下の用途では,表4の規定にかかわらず表5のJIS B 1054-1に規定する鋼種区分及び強度
区分のボルトを使用することができる。ただし,ねじの呼びM30×3,M42及びM42×3のボルトの機械
的性質については,JIS B 1054-1の規定を準用する。
温度400 ℃を超える用途については,使用温度におけるボルトの強度を確認しなければならない。
強度区分70及び80のものに対しては,応力腐食割れの発生に注意しなければならない。
表5−フランジに対応するステンレス鋼ボルトの鋼種区分及び強度区分
フランジの規格
フランジの呼び圧力
5K,10K,10K薄形, 全面形
リング
ガスケットの形状
鋼種区分
20K,30K,40K,63K リング
強度区分
リング
注a) ガスケットに厚さ3 mm未満のジョイントシートを用いる場合は使用できない。
4.3
アルミニウム合金ボルト
フランジの規格に対応するアルミニウム合金ボルトの材料は,表6による。
5
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表6−フランジに対応するアルミニウム合金ボルトの材料
フランジの規格
材料
JIS H 4040のA2014BD-T6
JIS H 4040のA2024BD-T4
JIS H 4040のA6061BD-T6
5
ナットの材料,鋼種区分及び強度区分
ナットの材料,鋼種区分及び強度区分は,表7による。ただし,JIS B 1052-2又はJIS B 1054-2による
ナットでねじの呼びM30×3,M42及びM42×3のものの機械的性質については,JIS B 1052-2又はJIS B
1054-2の規定を準用し,保証荷重試験力は受渡当事者間の協定による。
ステンレス鋼で,強度区分70及び80のものに対しては,応力腐食割れの発生に注意しなければならな
い。
表7−ナットの材料,鋼種区分及び強度区分
材料a)
区分
炭素鋼及び低合金鋼
ステンレス鋼
アルミニウム合金
鋼種区分
強度区分
JIS G 3101のSS400
JIS G 4051のS25C(N)
JIS G 4051のS35C(H)
JIS G 4051のS45C(H)
ASTM A 194/A 194MのGr.4
ASTM A 194/A 194MのGr.7
JIS B 1052-2の5以上b)
JIS G 4303のSUS304
JIS G 4303のSUS316
JIS B 1054-2のA2
JIS B 1054-2の50,70,80
JIS B 1054-2のA4
JIS B 1054-2の50,70,80
JIS H 4040のA2014BD-T6
JIS H 4040のA2024BD-T4
JIS H 4040のA6061BD-T6
注a) JIS G 4051のS25C(N)及びS45C(H)は,JIS G 0404によって検査を行い,S25C(N)は硬さが123〜
183HBW,S35C(H)は硬さが167〜235HBW,S45C(H)は硬さが201〜269HBWのものとする。
b) “以上”は,それ以上の高い強度区分を示す。
6
ボルトとナットとの組合せ
ボルトとナットとの組合せは,表8による。
6
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表8−ボルトとナットとの組合せ
区分
ボルト
材料
炭素鋼及び低合金鋼
ステンレス鋼
ナット
鋼種
区分
強度区分
材料
鋼種
区分
強度区分
Gr.4又はGr.7
5以上b)
6以上b)
8以上b)
9以上b)
10以上b)
50以上b)
70以上b)
50以上b)
70以上b)
注a) 使用温度において,それ以上の高い強度のものを使用してもよい。
アルミニウム合金
b) “以上”は,それ以上の高い強度区分を示す。
7
ボルト・ナットの形状及び寸法
7.1
ボルト・ナットのねじ
ボルト・ナットのねじの基準寸法は,JIS B 0205-4による。ねじの呼び径とピッチとの組合せは,表9
による。
7
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表9−ねじの呼び径とピッチとの組合せ
単位 mm
呼び径
ピッチ
表記
(ねじの呼び)
適用するフランジの呼び圧力
5K,10K薄形
5K,10K,10K薄形,16K,20K
5K,10K,10K薄形,16K,20K,30K,
ボルト・ナットのねじの公差域クラスは,JIS B 0209-2に規定する6H/6gとする。ただし,ねじの呼び
M30×3は,JIS B 0209-1によって許容限界寸法を定める。
温度が350 ℃を超える用途では,ボルトのねじの公差域クラスを6eとするのが望ましい。公差域クラ
ス6eの許容限界寸法は,JIS B 0209-1によって定める。
7.2
ボルトの形状及び寸法
ボルトは,六角ボルト,両ねじボルト又は全ねじボルトとする。ただし,温度が350 ℃を超える用途で
は,全ねじボルトとする。
ボルトの形状及び寸法は,次のいずれかによる。
a) JIS B 1180の本体に規定する呼び径六角ボルトの部品等級A又はBのもの。ただし,円筒部の径(ds)
は,ねじの有効径に等しいものでもよい。また,呼び長さ(l)及び円筒部長さ(lg)1)は,附属書A
を参考にして定める。
ねじの呼びM30×3のものについては,M30のものの寸法を準用する。
各部品等級に対応する公差は,JIS B 1021による。
注1) 円筒部長さ(lg)は,附属書Aにおいて,l−bとして求める。
b) JIS B 1180の本体に規定する全ねじ六角ボルトの部品等級A又はBのもの。ただし,呼び長さ(l)は,
附属書Aを参考にして定める。
ねじの呼びM30×3のものについては,M30のものの寸法を準用する。
各部品等級に対応する公差は,JIS B 1021による。
c) JIS B 1180の附属書JA(ISO 4014〜ISO 4018,ISO 8676及びISO 8765によらない六角ボルト)に規定
する六角ボルトの仕上げ程度上又は中のもの。ただし,呼び長さ(l)及びねじ部長さ(b)は,附属
書Aを参考にして定める。
ねじの呼びM30×3及びM42×3のものについては,それぞれM30及びM42のものの寸法を準用
する。
d) 両ねじボルト又は全ねじボルトのJIS B 1021に規定する部品等級Bのもの。全長(lt)及びねじ部長
さ(bt)は,附属書Aを参考にして定める。
円筒部の不完全ねじ部の長さは,約2ピッチとし,ねじ先の形状は,JIS B 1003に規定する面取り
8
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先,丸先又は平先とする。
7.3
ナットの形状及び寸法
ナットの形状及び寸法は,次のいずれかによる。ただし,温度が350 ℃を超える用途では,a) 及びb) に
おいてナットの高さ(m)がねじの呼び径に等しい重ナットとする。
a) JIS B 1181の本体に規定する六角ナットの並高さナット(スタイル1)の部品等級A又はBのもの。
ねじの呼びM30×3のものについては,M30のものの寸法を準用する。
各部品等級に対応する公差は,JIS B 1021による。
b) JIS B 1181の附属書JA(ISO 4032〜ISO 4036及びISO 8673〜ISO 8675によらない六角ナット)に規定
する六角ナットの1種の仕上げ程度上又は中のもの。
ねじの呼びM30×3及びM42×3のものについては,それぞれM30及びM42のものの寸法を準用
する。
8
ボルト・ナットの表面欠陥
ボルト・ナットの表面欠陥は,それぞれJIS B 1041及びJIS B 1042に規定する限界を超えてはならない。
9
ボルト・ナットの検査
ボルト・ナットの検査は,次による。
a) 形状,寸法,ねじの等級及び幾何偏差の検査は,JIS B 1071又はこれに代わる方法によって行い,箇
条7の規定に適合しなければならない。
b) 機械的性質の検査は,表10に示す試験方法によって行い,箇条4及び箇条5の規定に適合しなければ
ならない。
表10−機械的性質の試験方法
区分
材料,強度区分又は呼び方(鋼種区分−強度区分)
ボルト
JIS G 3101のSS400,SS490,SS540
JIS G 4107のSNB7,SNB16
JIS G 4303のSUS304,SUS316
JIS H 4040のA2014BD-T6,A2024BD-T4,A6061BD-T6
それぞれの材料規格の該当する規定
試験方法
JIS G 4051のS25C(N),S35C(H),S45C(H)
JIS B 1051の4.6以上a)
JIS B 1051の箇条8(試験方法の適用)及び
箇条9(試験方法)
JIS B 1054-1のA2-50,A2-70,A2-80,A4-50,A4-70,A4-80 JIS B 1054-1の箇条7(試験)
ナット
JIS G 3101のSS400
ASTM A 194/A 194MのGr.4,Gr.7
JIS G 4303のSUS304,SUS316
JIS H 4040のA2014BD-T6,A2024BD-T4,A6061BD-T6
それぞれの材料規格の該当する規定
JIS G 4051のS25C(N),S35C(H),S45C(H)
JIS B 1052-2の5以上a)
JIS B 1052-2の箇条9(試験方法)
JIS B 1054-2のA2-50,A2-70,A2-80,A4-50,A4-70,A4-80 JIS B 1054-2の箇条7(試験方法)
注a) “以上”は,それ以上の高い強度区分を示す。
c) 表面欠陥の検査は,ボルトはJIS B 1041,ナットはJIS B 1042によって行い,箇条8の規定に適合し
なければならない。
d) 受渡検査は,購入者の指定がない限り,JIS B 1091による。
9
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10 ボルト・ナットの製品の呼び方
10.1 ボルト
ボルトの製品の呼び方は,次による。
a) “JIS B 1217のボルト”
b) 種類[六角ボルト1 2),六角ボルト2 3),六角ボルト3 4),両ねじボルト,全ねじボルトの別]
注2) JIS B 1180の本体に規定する呼び径六角ボルト[7.2 a) 参照]
3) JIS B 1180の本体に規定する全ねじ六角ボルト[7.2 b) 参照]
4) JIS B 1180の附属書JAに規定する六角ボルト[7.2 c) 参照]
c) 材料又は強度区分
d) ねじの呼び
e) 長さ
ボルトの長さの表記は,表11による。
表11−ボルトの長さの表記
種類
長さの表記
六角ボルト1
呼び長さ−円筒部長さ
六角ボルト2
呼び長さ
六角ボルト3
全ねじでないもの
呼び長さ−ねじ部長さ
全ねじのもの
呼び長さ
両ねじボルト ねじ部長さが等しいもの
全長−ねじ部長さ
ねじ部長さが等しくないもの
全ねじボルト
全長−ねじ部長さ1/ねじ部長さ2
全長
例
(名称)
種類
材料又は
強度区分
ねじの呼び
長さ
JIS B 1217の
ボルト
六角ボルト1
六角ボルト2
六角ボルト3
両ねじボルト
10.2 ナット
ナットの製品の呼び方は,次による。
a) “JIS B 1217のナット”
b) 種類[六角ナット1 5),六角ナット2 6)の別]
重ナットの場合は,種類の次に“重”を付ける。
注5) JIS B 1181の本体に規定する六角ナットの並高さナット(スタイル1)[7.3 a) 参照]
6) JIS B 1181の附属書JAに規定する六角ナット[7.3 b) 参照]
c) 材料又は強度区分
d) ねじの呼び
10
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例
(名称)
種類
JIS B 1217の
ナット
材料又は
強度区分
ねじの呼び
六角ナット1
六角ナット2
六角ナット2,重
11 ボルト・ナットの表示
ボルト・ナットの表示は,次による。
a) 炭素鋼,低合金鋼及びアルミニウム合金ボルトの表示は,JIS B 1051の箇条10(表示)による。
材料によって製造するボルトの場合は,表12に示す表示記号を,強度区分の表示記号に代えて表示
する。
表12−ボルト・ナット材料の表示記号
材料
炭素鋼及び
低合金鋼
ステンレス鋼 JIS G 4303
アルミニウム
合金
表示記号
ボルト
ナット
S25C又は25C
S25C又は25C
S35C又は35C
S35C又は35C
S45C又は45C
S45C又は45C
注記 “−”は,該当がないか又は表示は不要であることを示す。
両ねじボルト及び全ねじボルトの場合は,ねじ部の一つの端部に製造業者識別記号を,他の端部に
材料又は強度区分の表示記号を表示する。
b) ステンレス鋼ボルトの表示は,JIS B 1054-1の4.2(表示)による。
材料によって製造するボルトの場合は,表12に示す表示記号を,鋼種区分及び強度区分の表示記号
に代えて表示する。
両ねじボルト及び全ねじボルトの場合は,ねじ部の一つの端部に製造業者識別記号を,他の端部に
材料又は鋼種区分の表示記号を表示する。この場合,強度区分の表示は省略してもよい。
c) 炭素鋼,低合金鋼及びアルミニウム合金ナットの表示は,JIS B 1052-2の箇条10(表示)による。
材料によって製造するナットの場合は,表12に示す表示記号を,強度区分の表示記号に代えて表示
する。
d) ステンレス鋼ナットの表示は,JIS B 1054-2の4.2(表示)による。
材料によって製造するナットの場合は,表12に示す表示記号を,鋼種区分及び強度区分の表示記号
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に代えて表示する。
12 座金
鋳放し面以外のボルト・ナット座面に平座金を用いる場合の平座金は,JIS B 1256に規定する並形−部
品等級Aのものとする。
ボルト・ナットの強度に応じ,適切な硬さ区分のものを使用する。
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附属書A
(参考)
フランジ用ボルトの呼び長さ,全長及びねじ部長さの計算値
A.1 計算式
フランジ用ボルトの呼び長さ,全長及びねじ部長さの計算に用いた計算式を,次に示す。
l=tg+t1+dt1+t2+dt2+mmax+u+la
lt=tg+t1+dt1+t2+dt2+2mmax+2u+2la
b=l−t1−t2=tg+dt1+dt2+mmax+u+la
bt=lt−u−mmin−t1−t2=tg+dt1+dt2+2mmax−mmin+u+2la
ここに,
l: 六角ボルトの呼び長さ(mm)
lt: 両ねじボルト及び全ねじボルトの全長(mm)
b: 六角ボルトのねじ部長さ(mm)
bt: 両ねじボルト及び全ねじボルトのねじ部長さ(mm)
tg: ガスケットの想定厚さで,3 mmとする。ただし,JIS B 2220
の呼び圧力20K以上では4.5 mmとする。
t1: フランジ1の厚さ(平面座の高さを含む。)(mm)
dt1: フランジ1の+側許容差(mm)
t2: フランジ2の厚さ(平面座の高さを含む。)(mm)
dt2: フランジ2の+側許容差(mm)
mmax: 並高さナット(スタイル1)の最大高さ(mm)
mmin: 並高さナット(スタイル1)の最小高さ(mm)
u: ボルトねじ先の不完全ねじ部長さ(mm)で,2ピッチとする。
la: ねじ部の余裕長さ(mm)で,2ピッチとする。
A.2 計算値
計算値を,表A.1,表A.4,表A.6及び表A.7に示す。
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表A.1−JIS B 2220のフランジ用ボルトの呼び長さ及びねじ部長さ
単位 mm
呼び
圧力
呼び
径
ねじ 本数
の
呼び
組合せ番号
ねじ 本数
の
呼び
組合せ番号
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表A.1−JIS B 2220のフランジ用ボルトの呼び長さ及びねじ部長さ(続き)
単位 mm
呼び圧力
呼び径
ねじの
呼び
本数
組合せ番号
呼び圧力
呼び径
ねじの
呼び
本数
組合せ番号
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表A.1−JIS B 2220のフランジ用ボルトの呼び長さ及びねじ部長さ(続き)
表A.1の適用は,次による。
a) 組合せ番号の意味は,表A.2による。
b) 次のような場合には,表の数値に対し必要な修正を行わなければならない。
1) フランジの種類LJを含む組合せの場合は,次による。
1.1) 呼び圧力10K以下でLJとSOP,SOH,SW,TR,WN(代替寸法でないもの)及びIT
との組合せのときは組合せ番号1,LJとBLとの組合せのときは組合せ番号2,LJと
WN(代替寸法のもの)との組合せのときは組合せ番号3に該当する,表のl,b,lt及
びbtの数値にスタブエンドのつばの厚さ(ただし,3 mm以上)を加える。
1.2) 呼び圧力10K薄形及び16K以上では,表のl,b,lt及びbtの数値にスタブエンドのつ
ばの厚さ(ただし,3 mm以上)を加える。
2) ガスケット座がMF又はTGの場合は,表のl,b,lt及びbtの数値に6 mmを加える。
3) 温度が350 ℃を超える用途で,全ねじボルトの両端に重ナットを使用する場合は,表の
ltの数値に表A.3による値を加える。
4) 平座金を使用する場合は,フランジの両側に2枚の平座金を使用するときはその厚さの
合計を,片側に1枚だけ使用するときはその厚さを,表のl,b,lt及びbtの数値に加える。
5) JIS B 2239,JIS B 2240又はJIS B 2241のフランジと組み合わせる場合は,フランジの厚
さ(t)の差を増減して調整する。
表A.2−組合せ番号
組合せ番号
意味
フランジの種類SOP,SOH,SW,TR,WN(代替寸法でないもの)及びIT相互
の組合せ(同種類の組合せを含む。)
フランジの種類SOP,SOH,SW,TR,WN(代替寸法でないもの)及びITのい
ずれかとBLとの組合せ
フランジの種類SOP,SOH,SW,TR,WN(代替寸法でないもの)及びITのい
ずれかとWN(代替寸法のもの)との組合せ
フランジの種類BLとWN(代替寸法のもの)との組合せ
フランジの種類WN(代替寸法のもの)同種類の組合せ
表A.3−重ナット使用の場合の修正値
単位 mm
ねじの呼び
修正値
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表A.4−JIS B 2239のフランジ用ボルトの呼び長さ及びねじ部長さ(続き)
表A.4の適用は,次による。
a) 組合せ記号の意味は,表A.5による。
b) 次のような場合には,表の数値に対し必要な修正を行わなければならない。
1) 平座金を使用する場合は,フランジの両側に2枚の座金を使用するときはその厚さの合計を,片
側に1枚だけ使用するときはその厚さを,表のl,b,lt及びbtの数値に加える。
2) JIS B 2220,JIS B 2240又はJIS B 2241のフランジと組み合わせる場合は,フランジの厚さ(t)
の差を増減して調整する。
表A.5−組合せ記号
組合せ記号
意味
フランジの材料G2及びG3相互の組合せ(同種類の組合せを含む。)
フランジの材料G2,G3及びM1相互の組合せ(同種類の組合せを含む。)
フランジの材料G3及びM1相互の組合せ(同種類の組合せを含む。)
フランジの材料D1及びM2相互の組合せ(同種類の組合せを含む。)
フランジの材料M1同種類の組合せ
フランジの材料G2及びG3のいずれかとD1及びM2のいずれかとの組合せ
フランジの材料G2,G3及びM1のいずれかとD1及びM2のいずれかとの組合
せ
フランジの材料G3及びM1のいずれかとD1及びM2のいずれかとの組合せ
フランジの材料G2及びG3のいずれかとM1との組合せ
フランジの材料D1及びM2のいずれかとM1との組合せ
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表A.6−JIS B 2240のフランジ用ボルトの呼び長さ及びねじ部長さ
単位 mm
呼び
圧力
呼び
径
ねじ
本数
の
呼び
ねじ
本数
の
呼び
ねじ
本数
の
呼び
次のような場合には,表の数値に対し必要な修正を行わなければならない。
a) 平座金を使用する場合は,フランジの両側に2枚の座金を使用するときはその厚さの合計を,片側に1枚だけ
使用するときはその厚さを,表のl,b,lt及びbtの数値に加える。
b) JIS B 2220,JIS B 2239又はJIS B 2241のフランジと組み合わせる場合は,フランジの厚さ(t)の差を増減し
て調整する。
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表A.7−JIS B 2241のフランジ用ボルトの呼び長さ及びねじ部長さ
単位 mm
呼び
圧力
呼び
径
ねじ
本数
の
呼び
ねじ
本数
の
呼び
ねじ
の
呼び
本数
次のような場合には,表の数値に対し必要な修正を行わなければならない。
a) 平座金を使用する場合は,フランジの両側に2枚の座金を使用するときはその厚さの合計を,片側に1枚だけ
使用するときはその厚さを,表のl,b,lt及びbtの数値に加える。
b) JIS B 2220,JIS B 2239又はJIS B 2240のフランジと組み合わせる場合は,フランジの厚さ(t)の差を増減し
て調整する。
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附属書B
(参考)
参考文献
JIS B 0143 締結用部品−ねじ部品の寸法の記号及び意味
JIS B 1009 締結用部品−おねじ部品−呼び長さ及びねじ部長さ
JIS B 2205 管フランジの計算基準
JIS B 2206 アルミニウム合金製管フランジの計算基準
JIS B 2251 フランジ継手締付け方法
JIS B 2404 管フランジ用ガスケットの寸法
JIS B 8265 圧力容器の構造−一般事項
JIS B 8266 圧力容器の構造−特定規格
ISO/TR 16224,Technical aspects of nut design
ASME B 16.5,Pipe Flanges and Flanged Fittings