2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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目
次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 最高使用圧力 ··················································································································· 2
4 種類······························································································································· 2
5 構造,形状及び寸法 ·········································································································· 2
6 材料······························································································································· 3
7 検査······························································································································· 3
7.1 一般検査 ······················································································································ 3
7.2 作動検査 ······················································································································ 3
7.3 ばね検査 ······················································································································ 3
8 製品の呼び方 ··················································································································· 3
9 表示······························································································································· 3
(1)
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まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人日本
船舶技術研究協会(JSTRA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日
本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。これによって,JIS F
7399:2010は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(2)
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日本工業規格
JIS
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船舶及び海洋技術−船用油タンク非常遮断弁
Ships and marine technology-Oil tank emergency shut-off valves for ships
序文
この規格は,1963年に制定され,その後8回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2010年に
行われたが,その後の生産及び取引の実態に即し,ワイヤ式アングル弁及び空気式アングル弁の面間寸法
の見直しに対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
1
適用範囲
この規格は,船用燃料油タンク及び潤滑油タンク非常遮断弁(以下,遮断弁という。)について規定する。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0216-1 メートル台形ねじ−第1部:基準山形及び最大実体山形
JIS B 0216-2 メートル台形ねじ−第2部:全体系
JIS B 0216-3 メートル台形ねじ−第3部:基準寸法
JIS B 1575 グリースニップル
JIS B 2220 鋼製管フランジ
JIS B 2240 銅合金製管フランジ
JIS B 2704-2 コイルばね−第2部:圧縮コイルばねの仕様の表し方
JIS B 2704-3 コイルばね−第3部:引張コイルばねの仕様の表し方
JIS F 0503 船舶機関部コイルばね
JIS F 7102 船舶機関部管系用ガスケット及びパッキン使用基準
JIS F 7400 船用弁及びコックの検査通則
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3522 ピアノ線
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4801 ばね鋼鋼材
JIS G 5101 炭素鋼鋳鋼品
JIS G 5121 ステンレス鋼鋳鋼品
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
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JIS G 5502 球状黒鉛鋳鉄品
JIS H 3100 銅及び銅合金の板並びに条
JIS H 3250 銅及び銅合金の棒
JIS H 3260 銅及び銅合金の線
JIS H 5120 銅及び銅合金鋳物
3
最高使用圧力
遮断弁の最高使用圧力は,0.1 MPaとする。
4
種類
遮断弁の種類は,弁箱の形状,レバーの取付け方向及び遮断方式によって,表1のとおりとする(図1
〜図4参照)。
表1−遮断弁の種類
弁箱の形状
ワイヤ式
空気式
レバーの配置
玉形弁
出口の
位置
右
左
右
左
水
平
A1W形
A2W形
A1A形
A2A形
下
側
B1W形
B2W形
B1A形
B2A形
L1W形
L2W形
L1A形
L2A形
アングル弁
注記 レバーの配置“右”又は“左”は,弁をハンドル側から見て,それぞれ流れ
の方向の右側又は左側に位置することを表す。
5
構造,形状及び寸法
遮断弁の構造,形状及び寸法は,図1〜図4による。ただし,出入口口径,面間及びフランジの寸法以
外は,参考寸法とする。また,弁遮断用ばねの指定事項については,参考事項として表2に示す。
タンクに接続する方向としては,正流及び逆流のいずれも許容する。また,遮断部の構造は一例とする。
表2−弁遮断用ばねの指定事項
弁の
呼び
径
材料
の直
径
コイル
の平均
直径
有効
巻数
巻方
向
右
自由
長さ
長さmm
たわみmm
荷重 N
全閉時 全開時 全閉時 全開時 全閉時 全開時
密着試
験荷重
右
右
右
右
右
注記 表2の数値は,逆流の場合及び使用するパッキンの種類によって異なる。
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材料
遮断弁の材料は,次による。
a) 弁箱,蓋,弁体,弁座及び弁棒は,図5による。規定材料を使用する部品は,部品名称に太字で示す。
b) その他の材料は,一般に,図5による。
7
検査
7.1
一般検査
遮断弁の一般検査は,JIS F 7400によって,次のa)〜e)について行う。
a) 材料検査
b) 外観検査
c) 寸法検査
d) 組立検査
e) 耐圧検査 次の試験圧力で行う。
1) 弁座水漏れ検査 タンク接続側から0.2 MPa
2) 弁箱水圧検査 0.7 MPa
7.2
作動検査
遮断弁の作動検査は,弁の全開状態において弁箱に水を充満させ,レバーを引き上げて弁が閉鎖するこ
とを確認し,また,タンク接続側から0.1 MPaの試験圧力を加えたとき異常があってはならない。
なお,空気式の場合は,0.3 MPaの圧縮空気をシリンダ内に投入し,ピストンが確実に作動することに
よって弁が閉鎖することを確認する。
7.3
ばね検査
遮断弁のばね検査は,JIS F 0503,JIS B 2704-2及びJIS B 2704-3による。
8
製品の呼び方
遮断弁の呼び方は,規格の名称若しくはその略号又は規格番号並びに呼び径及び種類による。
例 呼び径25でA1W形のもの
船用油タンク非常遮断弁25A1W形若しくはFES 25 A1W又はJIS F 7399-25A1W
ワイヤ式のレバーの配置を示す略号
呼び径を示す
船用油タンク非常遮断弁を示す略号
9
9.1
表示
弁箱の表面に次の事項を表示する。
a) 呼び径
例 25
b) 流れの方向
c) 製造業者又はその略号
d) 製造年又はその略号
9.2
呼び圧力5Kと10Kとではフランジ寸法が異なるため,その識別としてフランジ外周部に5K又は
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10Kの文字を刻印する。若しくは弁箱に5K又は10Kを鋳出しで表示する。
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図1−ワイヤ式玉形弁−構造,形状及び寸法
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ボルト穴
中
心
円
の
径
数
全
開
高
さ
(約)
ボ
ル
ト
の
ね
じ
の
呼
び
リ
フ
ト
弁箱
ハ
ン
ド
ル
車
弁棒
ねじの
呼び
(左)
レ
バ
ー
長
さ
パ
ッ
キ
ン
箱
参考
計算質量
形
形
形
形
(又は
フランジは,呼び径40以下のものはJIS B 2240の呼び圧力10K,呼び径50以上のものはJIS B 2220の呼び圧力10Kによる。ただし,注文者の指定によってJIS B
2240の呼び圧力5K,又はJIS B 2220の呼び圧力5Kによってもよい。
d6部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2及びJIS B 0216-3による。
図1−ワイヤ式玉形弁−構造,形状及び寸法(続き)
フランジ
呼
び
径
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
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図2−空気式玉形弁−構造,形状及び寸法
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ボルト穴
中
心
円
の
径
全
開
高
さ
(約)
ボ
ル
ト
の
ね
じ
の
呼
び
数
リ
フ
ト
弁箱
ハ
ン
ド
ル
車
弁棒
ねじの
呼び
(左)
レ
バ
ー
長
さ
パ
ッ
キ
ン
箱
参考
計算質量
形
形
形
形
(又は
フランジは,呼び径40以下のものはJIS B 2240の呼び圧力10K,呼び径50以上のものはJIS B 2220の呼び圧力10Kによる。ただし,注文者の指定によってJIS B
2240の呼び圧力5K,又はJIS B 2220の呼び圧力5Kによってもよい。
d6部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2及びJIS B 0216-3による。
図2−空気式玉形弁−構造,形状及び寸法(続き)
フランジ
呼
び
径
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
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図3−ワイヤ式アングル弁−構造,形状及び寸法
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ボルト穴
中
心
円
の
径
全
開
高
さ
(約)
ボ
ル
ト
の
ね
じ
の
呼
び
数
リ
フ
ト
弁箱
ハ
ン
ド
ル
車
弁棒
ねじの
呼び
(左)
レ
バ
ー
長
さ
パ
ッ
キ
ン
箱
参考
計算質量
L1W形
L2W形
(又は
フランジは,呼び径40以下のものはJIS B 2240の呼び圧力10K,呼び径50以上のものはJIS B 2220の呼び圧力10Kによる。ただし,注文者の指定によってJIS B
2240の呼び圧力5K,又はJIS B 2220の呼び圧力5Kによってもよい。また,呼び圧力5Kの場合においては,呼び径25及び40のL1寸法は,それぞれ70及び90又
は65及び85としてもよい。
d6部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2及びJIS B 0216-3による。
図3−ワイヤ式アングル弁−構造,形状及び寸法(続き)
フランジ
呼
び
径
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
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図4−空気式アングル弁−構造,形状及び寸法
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ボルト穴
中
心
円
の
径
全
開
高
さ
(約)
ボ
ル
ト
の
ね
じ
の
呼
び
数
リ
フ
ト
弁箱
ハ
ン
ド
ル
車
弁棒
ねじの
呼び
(左)
参考
計算質量
L1A形
L2A形
レ
バ
ー
長
さ
パ
ッ
キ
ン
箱
(又は
フランジは,呼び径40以下のものはJIS B 2240の呼び圧力10K,呼び径50以上のものはJIS B 2220の呼び圧力10Kによる。ただし,注文者の指定によってJIS B
2240の呼び圧力5K,又はJIS B 2220の呼び圧力5Kによってもよい。また,呼び圧力5Kの場合においては,呼び径25及び40のL1寸法は,それぞれ70及び90又
は65及び85としてもよい。
d6部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2及びJIS B 0216-3による。
図4−空気式アングル弁−構造,形状及び寸法(続き)
フランジ
呼
び
径
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
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a) A1W形,A2W形,B1W形,B2W形
b) A1A形,A2A形,B1A形,B2A形
図5−材料
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c) L1W形,L2W形
d) L1A形,L2A形
図5−材料(続き)
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部品番号
部品名称
弁箱
(A形,B形及びL形)a)
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材料
呼び径40以下のもの
呼び径50,65のもの
JIS H 5120のCAC406
JIS G 5101のSC 450又はJIS G 5502のFCD 400-15
呼び径80以上のもの
蓋a)
JIS G 5501のFC200
ハンドル車
弁体a)
弁座a)
弁押さえ
JIS H 5120のCAC406又は
JIS H 3250のC 3771 BD
JIS G 4303のSUS403
パッキン受輪
JIS H 5120のCAC406又はJIS H 3250のC 3771 BD
パッキン押さえ
弁棒a)
JIS H 5120のCAC406
JIS G 3101のSS400
JIS G 5101のSC 450,JIS G 4051のS25C又はJIS G 5502のFCD 400-15
JIS H 5120のCAC406
JIS H 3250のC 3771 BE
又は C 3771 BD
植込ボルト
植込ボルト
六角ナット
六角ナット
JIS H 3250のC 3771 BD
弁付き回り止め
JIS H 3100のC 2600 P
引上げ金物
JIS H 3250のC 3771 BD
作動軸
JIS G 4303のSUS403
レバー
JIS G 3101のSS400
ばね
JIS G 3522のSWP-A
ばね受
JIS G 3101のSS400
支柱
弁棒支持金物
JIS H 5120のCAC406
六角ナット
JIS G 3101のSS400
六角ナット
十字穴付きなべ小ねじ
JIS G 5121のSCS 2
JIS G 4303のSUS403
JIS G 4303のSUS403
JIS G 4801のSUP6
JIS G 5101のSC 450又はJIS G 4051のS25C
JIS H 3260のC 2700 W
図5−材料(続き)
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材料
呼び径40以下のもの
割りピン
JIS H 3260のC 2600 W
十字穴付き皿小ねじ
JIS H 3260のC 2700 W
止めピン
JIS G 3101のSS400
止めねじ
文字板
JIS H 3100のC 2801 P
座金
JIS G 3101のSS400
ブシュ
割りピン
JIS H 3260のC 2600 W
止めねじ
JIS G 3101のSS400
グリースニップル
パッキン
JIS F 7102の規定による。
ガスケット
ピストン
シリンダカバー
シリンダ
呼び径50,65のもの
呼び径80以上のもの
JIS G 3101のSS400
JIS H 3250のC 3771 BD
JIS B 1575の規定による。
JIS H 5120のCAC406
ステンレス鋼相互の接触面は,焼付き防止のため表面処理などによって適切な硬さの差をもたせる。
注記1 部品名称で太字のものの材料は,箇条6 a)に規定する材料を示す。
注記2 部品番号41〜43は,空気式遮断弁の操作部の部品を示すが,製造者によって形状が異なるために図には矢印を引き出していない。
注記3 部品番号7,14,16及び17は,欠番である。
注a)
a)を付した部品は,規定の材料を使用する。
図5−材料(続き)
部品名称
部品番号