「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

ICAPプロトコル

pointこの用語のポイント

point通信するときの お約束事だよ

pointプロキシサーバさんが仲間と連携するときに使うよ

pointプロキシサーバさん以外も使えるよ

point「ICAP」の部分は「Internet Content Adaptation Protocol」の略だよ

point「プロトコル」は付けない方が良い場合もあるよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

ICAPプロトコル(読:アイキャッププロトコル?アイシーエーピープロトコル?)とは

多分「『ICAP』という名前のプロトコル(お約束事)」を意図した表現。
ICAP自体の意味は

通信するときに使う お約束事(通信プロトコル)のひとつ
であり

プロキシサーバさん(自分の代わりにホームページにアクセスしてくれるコンピュータ)(とか)が仲間に「ちょっくら俺の仕事を手伝ってくんな」とお願いして連携するときに使う お約束事
です。


image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として

通信プロトコルプロトコル
サーバ
Webサーバ
プロキシサーバ
ICAP


について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。

通信プロトコルプロトコルは「通信するときに使う お約束事」です。

通信するときは足並みを揃える必要があります。
片方が日本語で話しかけたのに、もう一方が英語で お返事したのでは、コミュニケーションが成立しませんよね。
それと同じです。

ICAPプロトコル

そこで「○○通信をするときは ××というお約束事に従って やり取りしようね」と事前に決まっています。
言い方を変えると

通信するときは、お約束事が必要

なのです。

この「通信するときに使う お約束事」を「通信プロトコル(プロトコル)」と言います。

ICAPプロトコル2

サーバは「サービスや機能を提供する側のコンピュータ」です。
「○○サーバ」と出てきたら「○○関連のサービスを提供しているコンピュータ」と読み替えてみてください。
よく分からない人は、単に「コンピュータ」と読み替えてしまっても かまいません。
それでも雰囲気は感じ取れるはずです。

ICAPプロトコル3

Webサーバは、さっくり書くと「ホームページ関連の仕事をしているサーバ」です。

ICAPプロトコル4

あなたがホームページを見るとき、まずWebブラウザさん(ホームページを見るときに使うソフトからWebサーバさんに「このページをおくれ」と お願いが出されます。

ICAPプロトコル5

そのお願いに対して、WebサーバさんはWebブラウザさんに「ほれ、そのページだよ」と お返事をします。
くれと言われたホームページのファイルをあげるのです。

ICAPプロトコル6

Webブラウザさんは、Webサーバさんからもらったファイルを画面に表示します。

ICAPプロトコル7

これが、あなたがホームページを見るときの流れです。

この流れにおいて、ホームページのファイルを「ほれ、そのページだよ」とくれたのがWebサーバさんです。

ICAPプロトコル8

プロキシサーバは「Webブラウザの身代わりになってWebサーバにアクセスしてくれるコンピュータ」です。
身も蓋もない言い方をすると、Webブラウザさんのパシリです。

ICAPプロトコル9

詳細は、用語「プロキシサーバ」の説明を ご覧ください。

ICAPプロトコル10

ICAPは「プロキシサーバさん(とか)が仲間と連携するときに使う お約束事」です。

ICAPプロトコル11

プロキシサーバさんのお仕事は、実は結構たくさんあります。
物にもよりますが、例えば、見ちゃいけないホームページに対するアクセスを遮断したり、持ってきたホームページのファイルウイルスがくっついていないかチェックしたり、といったお仕事もやらされている場合があるのです。

ICAPプロトコル12

とはいえ、世の中には不器用なプロキシサーバさんもいます。
みんながみんな、何でもかんでもできるわけでは ありません。

ICAPプロトコル13

ですが、お仕事はやらなくてはいけません。
弱音を吐くことは許されないのです。

そこで不器用なプロキシサーバさんは仲間に助けを求めることにしました。
自分のできないお仕事を代わりにやってもらうことにしたのです。

ICAPプロトコル14

流れとしては、まず、本来の不器用なプロキシサーバさんが「あのページをもらってきておくれ」なお仕事の依頼を受け取ります。

ICAPプロトコル15

本来のプロキシサーバさんは、この依頼を、助けを求めた仲間に華麗にスルーします。
自分のできないお仕事をやってもらうためです。

ICAPプロトコル16

助けを求められた仲間は、本来のプロキシサーバさんができないお仕事を代わりにやってあげます。
代わりにやってあげるお仕事が終わったら「あとは自分で頑張れよ」と返します。

ICAPプロトコル17

できないお仕事を代わりにやってもらった本来のプロキシサーバさんは、お仕事の続きをやります。
Webサーバさんに「このページをおくれ」な お願いをします。

ICAPプロトコル18

帰りも同じです。

Webサーバさんから本来のプロキシサーバさんのところに「ほれ、そのページだよ」と お返事が来ます。

ICAPプロトコル19

本来のプロキシサーバさんは、助けを求めた仲間に華麗にスルーします。
自分のできないお仕事をやってもらうためです。

ICAPプロトコル20

助けを求められた仲間は、本来のプロキシサーバさんができないお仕事を代わりにやってあげます。
代わりにやってあげるお仕事が終わったら「あとは自分で頑張れよ」と返します。

ICAPプロトコル21

できないお仕事を代わりにやってもらった本来のプロキシサーバさんは、お仕事の続きをやります。
Webブラウザさんに「ほれ、そのページだよ」と お返事を出します。

ICAPプロトコル22

要は、自分の受け取ったお仕事を一旦仲間に中継するわけです。
そして中継先の仲間に自分のできない仕事をしてもらいます。

ただし、最初から最後まで甘えるわけにはいきませんからね。
自分のできない仕事を代わりにやってもらったら、再度引き継ぎ、続きの仕事は自分でやります。

不器用なプロキシサーバさんは、仲間と連携することによって自分の能力以上のお仕事をこなすのです。

ICAPプロトコル23

ここで ちょっと考えてみてください。

プロキシサーバさんは仲間と連携しました。
連携するときは通信します。

通信するときには共通ルールが必要でした。
いわゆる「通信プロトコル」というやつです。

プロキシサーバさんの仲間との連携も同じです。
通信である以上、お約束事が必要になります。

この

プロキシサーバさんが仲間と連携するときに使う お約束事

がICAPです。

ICAPプロトコル24

なお、今回はプロキシサーバさんを例に説明しましたが、厳密にはプロキシサーバさん以外も使えるお約束事です。
一応、頭の片隅にでも置いておいてあげてください。

以上を踏まえて

多分「『ICAP』という名前の通信プロトコル」を意図した表現

が「ICAPプロトコル」です。
実質的に「ICAP」と「ICAPプロトコル」は同じです。

ICAPプロトコル25

ICAPは「Internet Content Adaptation Protocol(インターネット・コンテント・アダプテーション・プロトコル)」の略です。

ICAPプロトコル26

※「Internet Content Adaptation Protocol」を何となく日本語にすると「インターネットのコンテンツを適合するときに使うお約束事」となります。[詳細]

最後の「P」は「protocol(プロトコル)」の頭文字なのです。
そのため、後ろに「プロトコル」を付けると

インターネット・コンテント・アダプテーション・プロトコル・プロトコル

のように「プロトコル」が重複してしまいます。

とはいえ「ICAP」で1つの単語ですからね。
「ICAPプロトコル」という言い方をしても間違いとは言えないかな~と思っています。

まぁ、登場シーンによりますけどね。
例えば「通信プロトコルのICAPプロトコルでは~」とか言われると「通信プロトコルのICAPでは~」で良いじゃん(-ε-)と思ってしまいます。

ということで

「ICAPプロトコル」という言い方も(多分)間違いではないけど、文脈によっては冗長な感じになるのと、こだわり派な人から「プロトコル」が重複していると指摘される可能性がある

というのは押さえておいてください。


image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「ICAPプロトコル」って単語が出てきたら「プロキシサーバさん(自分の代わりにホームページにアクセスしてくれるコンピュータ)(とか)が仲間と連携するときに使う お約束事なんだな~」と お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク
書籍画像077
書籍画像019

おまけ

■訳してみるよ

「ICAP(アイキャップ?アイシーエーピー?)」は「Internet Content Adaptation Protocol(インターネット・コンテント・アダプテーション・プロトコル)」の略です。
「Internet(インターネット)」はIT用語の「インターネット」です。
「content(コンテンツ)」の意味は「中身」とか「内容物」とかです。
「adaptation(アダプテーション)」の意味は「適合」とか「適応」とかです。
「protocol(プロトコル)」の意味は「(外交上の)儀礼」とか「議定書」とかですが、今回は「お約束事」と解釈してください。
何となく くっつけると

「インターネットの中身を適合するときに使う お約束事」というお約束事

となります。





書籍画像
わわわ説明術コラム
宣伝だよ
「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本【Audible】
ソフトウェア開発現場の「失敗」集めてみた。 42の失敗事例で学ぶチーム開発のうまい進めかた
体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版 脆弱性が生まれる原理と対策の実践