デフォルトゲートウェイ
ネットワークの出入口だよ
お届け先が分からないときに取りあえず送る先だよ
簡単に書くよ
デフォルトゲートウェイ(英:default gateway)とは
自分がいるネットワークの出入口
と説明される場合も多いですが
通信において「こいつ、どこに届ければ良いんだ?分からん」なときに取りあえず送る送り先
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「ゲートウェイ」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
ゲートウェイは「規格の違うネットワークを中継する機械」です。
例えば、そうですね。
あるところに日本ネットワークと英語ネットワークが ありました。
日本ネットワークでは日本語を使っています。
英語ネットワークでは英語を使っています。
これが閉じた世界であれば話は簡単です。
日本ネットワークのコンピュータさんは日本語で会話します。
英語ネットワークのコンピュータさんは英語で会話します。
ところが、ですね。
日本ネットワークにいるコンピュータさんが英語ネットワークにいるコンピュータさんに用事ができました。
お話したいことが、できたのです。
ですが、日本ネットワークのコンピュータと英語ネットワークのコンピュータでは、やり取りできません。
日本語と英語では言葉が通じないからです。
意思疎通できません。
ここで登場するのがゲートウェイさんです。
ゲートウェイさんは、日本ネットワークのコンピュータが話した内容(日本語)を英語に変換して、英語ネットワークのコンピュータさんに届けてくれます。
同じように、英語ネットワークのコンピュータが話した内容(英語)を日本語に変換して、日本ネットワークのコンピュータさんに届けてくれます。
これで日本ネットワークのコンピュータさんと英語ネットワークのコンピュータさんでやり取りできるようになりました。
めでたし、めでたし。
これがゲートウェイさんのお仕事です。
ネットワークの世界における通訳みたいなものですね。
以上を踏まえて
どこにデータを届ければ良いか分からないときの取りあえずの送り先
であり
ネットワークの出入口
に相当する機器が「デフォルトゲートウェイ」です。
「ゲートウェイ(ネットワークを中継する機械)関係なくね?」と思うかもしれませんが、読み進めれば分かります。
「送り先」と「出入口」です。
一見すると違うことを言っているように見えますね。
ですが、実は同じことを言っています。
例えば、そうですね。
ここに1台のパソコンさんが ありました。
このパソコンさんから、別のパソコンさんにデータを送るとします。
このとき、相手のパソコンさんが同じネットワークにいれば直接相手に届けられます。
細かい理屈はすっ飛ばしますが、同じネットワークにいれば通信相手のパソコンさんの居場所が分かるからです。
同じネットワークにいない場合は、届けられません。
通信相手のパソコンさんが、どこにいるか分からないからです。
さて、困りましたね。
通信相手のパソコンさんが、どこにいるか分かりません。
どこに届ければ良いのか不明です。
そんな「う~ん、どこに届ければ良いんだろ?」なときに送る「よく分かんないから取りあえず送ります。後は、そっちで何とかしてください」な送り先が「デフォルトゲートウェイ」です。
繰り返しになりますが、デフォルトゲートウェイは「データのお届け先が分からないときの取りあえずの送り先」です。
それでは、なぜ「ネットワークの出入口」と説明されるのでしょうね。
その理由は
デフォルトゲートウェイに送られたデータは別のネットワークに流れていく
からです。
データの送り先が同じネットワークであれば、直接お届けできます。
わざわざデフォルトゲートウェイさんに送ってよこす必要は ありません。
デフォルトゲートウェイさんに送ってきたということは、送り先は同じネットワーク内にない(他のネットワークにある)ことを意味します。
見方を変えれば
ネットワークから出ていくデータはデフォルトゲートウェイを通る
と言えます。
よって「デフォルトゲートウェイはネットワークの出入口である」という言い方がされるのです……多分。
本当のところは知りませんけどね。
私は、そのように理解しています。
なお、一般的な構成のネットワークにおいて、他のネットワークとの中継役をやってくれる機器はルータさんです。
デフォルトゲートウェイを設定するときには、ルータのIPアドレスを指定することが多いと思います。
ルータはデフォルトゲートウェイの役目をします。
そのせいで、ルータとデフォルトゲートウェイがごっちゃになっちゃう人もいるようです。
ですが本来、ルータとデフォルトゲートウェイは別の用語です。
区別できるように しておいてください。
ルータは「ネットワーク中のデータ(の中にあるIPアドレス)を見て、行き先を振り分けてくれる機器」です。
デフォルトゲートウェイは「ネットワークの出入口に相当する機器」です。
あまり見かけませんが、ルータ以外をデフォルトゲートウェイとして使うことも可能は可能です。
私自身は
ルータ:機器の名称
デフォルトゲートウェイ:機器の役割
と解釈しています。
「デフォルトゲートウェイ」としての役割を果たす「ルータ」という名前の機器
とか表現すればイメージできますかね。
一言でまとめるよ
まぁ「デフォルトゲートウェイ」って単語が出てきたら「お届け先が分からないときの送り先、言い方を変えるとネットワークの出入口なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「default(デフォルト)」の意味は「不履行」とか「怠慢」とかですが、今回はIT用語の「デフォルト」と解釈してください。
意味は「既定の」とか、そんな感じです。
「gateway(ゲートウェイ)」の意味は「門」とか「出入口」とか「玄関」とかです。
何となく くっつけると
既定の出入口
となります。






