%windir%
Windowsの本体が置いてあるフォルダを表しているよ
Windows 9x系のWindowsで使われる表現だよ
でも、実はWindows NT系でも使えるよ
簡単に書くよ
%windir%とは
Windows 9x系のWindowsで使われる表現のひとつ
であり
「Windowsの本体となるファイル群が置いてあるフォルダ」を表したもの
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・OS
・Windows
・Windows 9x系
・Windows NT系
について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
OSは「パソコンさんの人格に相当するソフト」です。
パソコンさんは中にOSを入れることで、はじめてパソコンとしての お仕事が できます。
「これが無いとパソコンじゃねーよ」な基本ソフトです。
※「OS」という用語が世間に広まった きっかけがパソコンなので「パソコン」と書きましたが、スマホや その他のコンピュータ類でも同じです。
Windowsは「マイクロソフトさんが作っているOSの名前(のシリーズ名部分)」です。
世の中には、いろいろなOSがあります。
その「いろいろ」のひとつです。
Windowsには2つの系統があります(ありました)。
1つはWindows 95とかWindows 98とかです。
こちらの系統は「Windows 9x系」と呼ばれています。
もう1つはWindows NTとかWindows 2000とかWindows XP以降です。
こちらの系統は「Windows NT系」と呼ばれています。
現在はWindows 9x系の開発は終わっています。
この説明を書いている時点で市場に出回っているWindowsは、すべてWindows NT系です。
以上を踏まえて、本題に入ります。
Windowsの本体となるファイルはパソコンの中に置いてあります。
当たり前ですよね。
その
Windowsの本体となるファイルが置いてある場所(フォルダ)
を意図した表現が「%windir%」です。
「%windir%」という表現はWindows 9x系のWindowsで使われました。
Windows NT系では「%windir%」の代わりに「%systemroot%」を使います。
ただし、Windows NT系でも「%windir%」が使えます。
おそらく、互換性のために残されているのでしょう。
Windows NT系においては「%systemroot%」と「%windir%」を同じものと捉えて かまいません。
……と言葉で説明されても分かりにくいですよね。
論より証拠です。
実際に見てみましょう。
まずはコマンドプロンプト(コンピュータに詳しい人が使う黒い画面)を起動してください。
Windows 11を例に説明すると、画面の下の方にあるファイルとかの検索欄に「cmd」と入力して、表示された「コマンド プロンプト」というやつをポチっと押すと起動します。
黒い画面が表示されたら
echo %windir%
と入力して、エンターキーをバチコーン!と押してください。
「echo」は「画面に表示してよ」な命令です。
echo %windir%
は
「%windir%」(の中身)を画面に表示してよ
な命令になります。
命令を実行すると、私の環境では
C:\Windows
と表示されました。
これは
「C:」っていうフォルダ(ドライブ)の中にある「Windows」っていうフォルダ
を表しています。
つまり、私のパソコンさんは「C:」の中にある「Windows」の中にWindowsの本体ファイルが置いてあるということです。
もしもWindowsの本体ファイルが置いてある場所が「D:\Windows」であれば
echo %windir%
の結果は
D:\Windows
に なります。
Windowsの本体ファイルが置いてある場所が「C:\piyopiyo」であれば
echo %windir%
の結果は
C:\piyopiyo
に なります。
これが「%windir%」です。
何となく分かりましたでしょうか。
満足した方は、ここで読むのを止めて かまいません。
ここから先は、もう少しだけ専門的なことを説明します。

……あっ、読んでくださるのですね。
ありがとうございます。
パソコンさんには「環境変数」と呼ばれるものがあります。
環境変数は「OSが提供しているプログラムさん向けの伝言板」です。
要は変数(値を入れておく箱)なんですけどね。
いろんなプログラムで一緒に使えるようになっているのです。
環境変数の中身を見たいときは、黒い画面上で
echo %【環境変数の名前】%
を実行します。
例えば、環境変数「hoge」の中身を知りたいとしましょう。
そんなときは
echo %hoge%
を実行します。
そうすると、画面上に環境変数「hoge」の中身が表示されます。
おやおや~。
この書き方、どこかで見ましたね。
そうです。
echo %windir%
と同じです。
つまり、実際には「windir」という名前の環境変数があるのです。
この環境変数「windir」の中にWindowsの本体ファイルのある場所が値として入っています。
そして、環境変数「windir」の中身を表示する命令が
echo %windir%
です。
流れとしては
環境変数「windir」がある
↓
環境変数「windir」にはWindowsの本体ファイルのある場所が書いてある
↓
環境変数「windir」を表示するときは「echo %windir%」を実行する
↓
「echo %windir%」を実行するとWindowsの本体ファイルのある場所が表示される
↓
Windowsの本体ファイルのある場所を「%windir%」と表現する
に なります。
環境変数のくだりは、知っていても あまり役には立ちません。
逆に、知らなくても困ることは ありません。
ただし、仕組みとして知っていると他の場面でも応用が利きます。
余裕がある方は覚えてあげてください。
一言でまとめるよ
まぁ「%windir%」って単語が出てきたら「Windowsの本体ファイルが置いてあるフォルダを表現しているんだな~」と お考えください。





