「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

マルチブート

pointこの用語のポイント

point1つのパソコンに複数のOSが入っているよ

point起動時に、どのOSを使うか選ぶよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

マルチブート(英:multi boot)とは

パソコンさんを多重人格にすること。
もう少し具体的に書くと

1つのパソコンに複数のOS(コンピュータの人格に相当するソフト)を入れておいて、パソコンを起動したときに「よし、今回はこのOSで動かそう!」と選べるようにすること
です。


image piyo

詳しく書くよ

マルチ」+「ブート」で「マルチブート」です。

マルチブート

マルチの意味は「複数(2つ以上)」ね。

マルチブート2

ブートの意味は「起動」です。

マルチブート3

それを踏まえて、パソコンさんを複数回起動するのがマルチブート……では ありません。

マルチブート4

複数のOSから、どれかを選んで起動できるようにするのがマルチブートです。

マルチブート5

おっと、いきなり「複数のOS」とか言われても分かりませんよね。
もう少し細かく見ていきましょう。
まずは、OSの意味から説明していきます。

OSは、パソコンさんの「これが無いとパソコンじゃねーよ」な基本ソフトです。
パソコンさんの人格に相当するソフトで、パソコンさんはOSを入れることで、はじめてパソコンとしての お仕事が できます。

マルチブート6

※「OS」という用語が世間に広まった きっかけがパソコンなので「パソコン」と書きましたが、スマホや その他のコンピュータ類でも同じです。

OSと呼ばれるソフトには、いくつかの種類があります。
パソコンさんの世界では、WindowsMacLinux辺りが有名どころです。
スマホの世界であれば、iOSAndroidなどが主流です。

繰り返しになりますが、OSはパソコンさんの人格に相当するソフトです。
パソコンさんの中にWindowsを入れれば「ボクはWindowsだよー」な人格になります。
Linuxを入れれば「ミーはLinuxさー」な人格になります。

マルチブート7

ここまでの説明でOSについては何となく分かったでしょうか。

しつこいですが、OSはパソコンさんの人格に相当するソフトです。
基本的に、1つのパソコンには1つのOSが入っています。

人間だって、そうですよね?
1つの身体に入っているのは1つの人格です。
それと同じです。

ところが、その常識が崩れる日が来ました。

狂気のマッドサイエンティスト見習いのピヨ太君が、1つの身体に無理やり複数の人格を入れてしまったのです。

まず、ピヨ太君は、何も入っていないパソコンに1つ目のOSを入れます。
入れたOSはWindowsだったとしましょう。

マルチブート8

これでパソコンさんの人格はWindowsになりました。
電源を入れると、パソコンさんはWindowsとして動き出します。

マルチブート9

ここまでは普通です。

次にピヨ太君は、このパソコンさんに無理やり2つ目のOSを入れました。
入れたOSはLinuxです。

マルチブート10

パソコンさんはWindowsとLinuxが入っている状態になりました。
1つの身体に2つの人格が入っている状態です。

さらに調子に乗ったピヨ太君は、3つ目のOSも入れてしまいました。
入れたOSはMacです。

マルチブート11

パソコンさんはWindowsとLinuxとMacが入っている状態になりました。
1つの身体に3つの人格が入っている状態です。

ピヨ太君は、WindowsとLinuxとMacが入っているパソコンさんの電源を入れます。
さて、どうなるでしょう?

マルチブート12

パソコンさんは動き出そうとして、混乱しました。
自分がWindowsなのかLinuxなのかMacなのか分からないからです。

マルチブート13

とはいえ、パソコンさんもドライな機械です。
「分からないことは聞くしかないか」と考えました。
ピヨ太君に「ねーねー、ボクって誰だっけ?」と尋ねます。

マルチブート14

ピヨ太君は「おまえは、Windowsだよ」と言いました。
ピヨ太君の返答を聞いて「なるほど!」と思ったパソコンさんは、Windowsとして動き出します。

マルチブート15

さて、次の日になりました。

前の日と同じように、ピヨ太君は、WindowsとLinuxとMacが入っているパソコンさんの電源を入れます。
今度は、どうなるでしょうね?

マルチブート16

パソコンさんは動き出そうとして、やっぱり混乱しました。
自分がWindowsなのかLinuxなのかMacなのか分からないからです。

マルチブート17

仕方がないので、昨日と同じように、ピヨ太君に「ねーねー、ボクって誰だっけ?」と尋ねます。

マルチブート18

ピヨ太君は「おまえは、Linuxだよ」と言いました。
昨日は「Windowsだよ」と言ったくせに、今日は「Linuxだよ」と言ったのです。

しかし、パソコンさんは気付きません。
ピヨ太君の返答を聞いて「なるほど!」と思ったパソコンさんは、Linuxとして動き出します。

マルチブート19

思い込みというのは怖いですね。
昨日はWindowsとして動いたパソコンさんが今日はLinuxとして動きました。

さらに次の日になりました。

前の日と同じように、ピヨ太君は、WindowsとLinuxとMacが入っているパソコンさんの電源を入れます。

マルチブート20

パソコンさんは動き出そうとして、やっぱり混乱しました。
自分がWindowsなのかLinuxなのかMacなのか分からないからです。

マルチブート21

仕方がないので、再び、ピヨ太君に「ねーねー、ボクって誰だっけ?」と尋ねます。

マルチブート22

ピヨ太君は「おまえは、Macだよ」と言いました。
ピヨ太君の返答を聞いて「なるほど!」と思ったパソコンさんは、Macとして動き出します。

マルチブート23

一昨日は「Windowsだよ」でした。
昨日は「Linuxだよ」です。
今日は「Macだよ」と言ったのです。

しかし、パソコンさんは気付きません。
その都度、ピヨ太君に言われた人格で動きます。

ピヨ太君は内心ほくそ笑みました。
起動するときに選べば、1台のパソコンでWindowsもLinuxもMacも使えるからです。

このように

1つのパソコンに複数のOSを入れて、起動するときに選べるようにする

のがマルチブートです。
パソコンが1台しかなくても複数のOSを使えるのがマルチブートにするメリットです。


image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「マルチブート」って単語が出てきたら「1つのパソコンに複数のOS(コンピュータの人格に相当するソフト)なんだな~」と お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク
書籍画像044
書籍画像010

おまけ

■訳してみるよ

「multi(マルチ)」の意味は「複数の」とかです。
「boot(ブート)」の意味は「(コンピュータの)起動」とか「ブーツ」とか「長靴」とかです。
何となく くっつけると

複数の起動

となります。





書籍画像
わわわ説明術コラム
宣伝だよ
わかばちゃんとつくって、壊して、直して学ぶ NewSQL入門
インフルエンサー六法 活動開始から情報発信、収益化までに潜むトラブル対策50
「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本