マルチブート
1つのパソコンに複数のOSが入っているよ
起動時に、どのOSを使うか選ぶよ
簡単に書くよ
マルチブート(英:multi boot)とは
パソコンさんを多重人格にすること。
もう少し具体的に書くと
1つのパソコンに複数のOS
(コンピュータの人格に相当するソフト)を入れておいて、パソコンを起動したときに「よし、今回はこのOSで動かそう!」と選べるようにすること
です。
詳しく書くよ
「マルチ」+「ブート」で「マルチブート」です。
マルチの意味は「複数(2つ以上)」ね。
ブートの意味は「起動」です。
それを踏まえて、パソコンさんを複数回起動するのがマルチブート……では ありません。
複数のOSから、どれかを選んで起動できるようにするのがマルチブートです。
おっと、いきなり「複数のOS」とか言われても分かりませんよね。
もう少し細かく見ていきましょう。
まずは、OSの意味から説明していきます。
OSは、パソコンさんの「これが無いとパソコンじゃねーよ」な基本ソフトです。
パソコンさんの人格に相当するソフトで、パソコンさんはOSを入れることで、はじめてパソコンとしての お仕事が できます。
※「OS」という用語が世間に広まった きっかけがパソコンなので「パソコン」と書きましたが、スマホや その他のコンピュータ類でも同じです。
OSと呼ばれるソフトには、いくつかの種類があります。
パソコンさんの世界では、Windows、Mac、Linux辺りが有名どころです。
スマホの世界であれば、iOSやAndroidなどが主流です。
繰り返しになりますが、OSはパソコンさんの人格に相当するソフトです。
パソコンさんの中にWindowsを入れれば「ボクはWindowsだよー」な人格になります。
Linuxを入れれば「ミーはLinuxさー」な人格になります。
ここまでの説明でOSについては何となく分かったでしょうか。
しつこいですが、OSはパソコンさんの人格に相当するソフトです。
基本的に、1つのパソコンには1つのOSが入っています。
人間だって、そうですよね?
1つの身体に入っているのは1つの人格です。
それと同じです。
ところが、その常識が崩れる日が来ました。
狂気のマッドサイエンティスト見習いのピヨ太君が、1つの身体に無理やり複数の人格を入れてしまったのです。
まず、ピヨ太君は、何も入っていないパソコンに1つ目のOSを入れます。
入れたOSはWindowsだったとしましょう。
これでパソコンさんの人格はWindowsになりました。
電源を入れると、パソコンさんはWindowsとして動き出します。
ここまでは普通です。
次にピヨ太君は、このパソコンさんに無理やり2つ目のOSを入れました。
入れたOSはLinuxです。
パソコンさんはWindowsとLinuxが入っている状態になりました。
1つの身体に2つの人格が入っている状態です。
さらに調子に乗ったピヨ太君は、3つ目のOSも入れてしまいました。
入れたOSはMacです。
パソコンさんはWindowsとLinuxとMacが入っている状態になりました。
1つの身体に3つの人格が入っている状態です。
ピヨ太君は、WindowsとLinuxとMacが入っているパソコンさんの電源を入れます。
さて、どうなるでしょう?
パソコンさんは動き出そうとして、混乱しました。
自分がWindowsなのかLinuxなのかMacなのか分からないからです。
とはいえ、パソコンさんもドライな機械です。
「分からないことは聞くしかないか」と考えました。
ピヨ太君に「ねーねー、ボクって誰だっけ?」と尋ねます。
ピヨ太君は「おまえは、Windowsだよ」と言いました。
ピヨ太君の返答を聞いて「なるほど!」と思ったパソコンさんは、Windowsとして動き出します。
さて、次の日になりました。
前の日と同じように、ピヨ太君は、WindowsとLinuxとMacが入っているパソコンさんの電源を入れます。
今度は、どうなるでしょうね?
パソコンさんは動き出そうとして、やっぱり混乱しました。
自分がWindowsなのかLinuxなのかMacなのか分からないからです。
仕方がないので、昨日と同じように、ピヨ太君に「ねーねー、ボクって誰だっけ?」と尋ねます。
ピヨ太君は「おまえは、Linuxだよ」と言いました。
昨日は「Windowsだよ」と言ったくせに、今日は「Linuxだよ」と言ったのです。
しかし、パソコンさんは気付きません。
ピヨ太君の返答を聞いて「なるほど!」と思ったパソコンさんは、Linuxとして動き出します。
思い込みというのは怖いですね。
昨日はWindowsとして動いたパソコンさんが今日はLinuxとして動きました。
さらに次の日になりました。
前の日と同じように、ピヨ太君は、WindowsとLinuxとMacが入っているパソコンさんの電源を入れます。
パソコンさんは動き出そうとして、やっぱり混乱しました。
自分がWindowsなのかLinuxなのかMacなのか分からないからです。
仕方がないので、再び、ピヨ太君に「ねーねー、ボクって誰だっけ?」と尋ねます。
ピヨ太君は「おまえは、Macだよ」と言いました。
ピヨ太君の返答を聞いて「なるほど!」と思ったパソコンさんは、Macとして動き出します。
一昨日は「Windowsだよ」でした。
昨日は「Linuxだよ」です。
今日は「Macだよ」と言ったのです。
しかし、パソコンさんは気付きません。
その都度、ピヨ太君に言われた人格で動きます。
ピヨ太君は内心ほくそ笑みました。
起動するときに選べば、1台のパソコンでWindowsもLinuxもMacも使えるからです。
このように
1つのパソコンに複数のOSを入れて、起動するときに選べるようにする
のがマルチブートです。
パソコンが1台しかなくても複数のOSを使えるのがマルチブートにするメリットです。
一言でまとめるよ
まぁ「マルチブート」って単語が出てきたら「1つのパソコンに複数のOS
(コンピュータの人格に相当するソフト)なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「multi(マルチ)」の意味は「複数の」とかです。
「boot(ブート)」の意味は「(コンピュータの)起動」とか「ブーツ」とか「長靴」とかです。
何となく くっつけると
複数の起動
となります。






