データ辞書
扱うデータの一覧だよ
名前や意味を書いておくよ
データ項目を一元管理するためのものだよ
簡単に書くよ
データ辞書(読:データジショ 英:data dictionary)とは
「データディクショナリ」のこと。
用語の中身としては
そのシステムで扱うデータの定義(名前とか意味とか)をまとめた一覧のこと
です。
詳しく書くよ
サクっと一言で説明すると
そのシステムで扱うデータの定義をまとめた辞書
が「データ辞書」です。
一般的には「データディクショナリ」と表現されます。
例えば、そうですね。
ピヨ太君とピヨ子さんがピヨピヨシステムを開発しています。
ピヨ太君は、とある機能を作るときに「ミカン」という名前のデータと「リンゴ」という名前のデータを定義して使いました。
ピヨ子さんは、とある機能を作るときに「アップル」という名前のデータと「ケーキ」という名前のデータを定義して使いました。
……あれ?
ピヨ太君の作ったデータ「リンゴ」とピヨ子さんの作ったデータ「アップル」は同じデータっぽいですね。
実際に同じでした。
どちらも、赤くて美味しい「りんご」のつもりで定義したデータでした。
これは良くないですね。
同じデータに対して別の名前が付いています。
逆のケースも考えられます。
ピヨ子さんが定義したデータ「ケーキ」は苺ショートのつもりでした。
ところがどっこい、ピヨ太君もデータ「ケーキ」を定義してしまいました。
ピヨ太君が定義したデータ「ケーキ」はブッシュ・ド・ノエルのつもりです。
これも良くないですね。
別のデータに対して同じ名前が付いています。
このような事態を避けるために用意する
そのシステムなり何なりで扱うデータの一覧
がデータ辞書です。
データ辞書には、扱うデータの名前や意味、属性などを書いておきます。
ピヨ太君はデータ「ミカン」「リンゴ」を定義しました。
この「ミカン」と「リンゴ」をデータ辞書に登録します。
ピヨ子さんはデータ「アップル」「ケーキ」を定義しました……が、データ辞書を見て気付きました。
ピヨ太のやつが「アップル」っぽいデータに「リンゴ」という名前を付けています。
これを見なかったことにするのはヤバそうです。
ピヨ子さんは自分の使っていた「アップル」を「リンゴ」に変更しました。
そして、データ「ケーキ」のみをデータ辞書に登録しました。
話は続きます。
ピヨ太君はデータ「ケーキ」を定義しました……が、データ辞書を見て気付きました。
ピヨ子さんが、すでに「ケーキ」という名前のデータを定義しています。
しかも、ピヨ子さんの定義したデータ「ケーキ」は苺ショートのことです。
ブッシュ・ド・ノエルを使いたいピヨ太君はデータ「ケーキ」を使えません。
仕方ありません。
ピヨ太君はデータ「ケーキ」を「BDN」に変更しました。
ちなみに「BDN」は「ブッシュ・ド・ノエル」の頭文字を取ったようです。
ピヨ太のくせに気取りやがって。
これでOKです。
ピヨ太君はデータ「BDN」をデータ辞書に登録しました。
さらにピヨ太君は考えました。
苺ショート以外のケーキも登場したので、苺ショートに対して「ケーキ」という名前を付けておくのは、まぎらわしい気がします。
ピヨ太君はピヨ子さんに頼んで、データ「ケーキ」の名前を「苺ショート」に変えてもらいました。
システムで扱うデータの定義をデータ辞書にまとめることで
1.同じデータに別の名前を付ける
2.別のデータに同じ名前を付ける
といった事態を回避できます。
扱うデータの定義を一元管理することによって、おかしなことになったり、まぎらわしい事態になることを避けられるわけです。
嬉しいのは、それだけでは ありません。
そうこうするうちに、ピヨピヨシステムが完成しました。
システムが完成したとき、データ辞書には以下の内容が書いてあります。
・ミカン
・リンゴ
・苺ショート
・BDN(ブッシュ・ド・ノエル)
(以下略)
データ辞書に書いてある内容が、ピヨピヨシステムで扱う全データです。
次の開発をしたり、ピヨピヨシステムの中身を理解する上で参考になりそうですよね。
補足として、データ辞書としての役割を果たす「何か」を指して「データ辞書(データディクショナリ)」と呼んでいることもあります。
「扱うデータの定義をまとめた一覧」としての役割を果たす何かです。
具体的に何を指すかは、分野や文脈によって変わってきます。
それぞれの分野の解説書とかで勉強してください。
一言でまとめるよ
まぁ「データ辞書」って単語が出てきたら「扱うデータの定義をまとめた一覧なんだな~」と お考えください。






