垂直統合
前後の工程を自分たちでやれるようにするよ
「水平分業」の対義語だよ
簡単に書くよ
垂直統合(読:スイチョクトウゴウ)とは
原材料を調達して、加工したり何だりで実際の製品を作って、作った製品を消費者にお届けするまでの一連の流れ(サプライチェーン)において、前の工程や後の工程を自分のところでやれるようにすること
です。
詳しく書くよ
別にIT用語というわけでも ないですけどね。
某・資格試験の過去問に出てきたので取り上げておきます。
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「サプライチェーン」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
サプライチェーンは「製品を作る最初の段階から作った製品が消費者に届くまでの一連の流れ」です。
物によって多少の違いはあるでしょうが、原材料を調達してきて、作って、売って、お届けするまでの一連の流れを指します。
例えば、そうですね。
ピヨ太君は、ピヨピヨ苺ショートケーキを作って売っています。
まず、ピヨ太君はピヨピヨ苺ショートケーキの原材料を調達します。
ピヨ太ママから苺とショートケーキを買いました。
次は加工です。
ピヨ太君は苺をショートケーキの上に乗せました。
これでピヨピヨ苺ショートケーキの完成です。
次は販売です。
ピヨ太君はピヨピヨ苺ショートケーキをピヨ子さんに売りました。
これで消費者であるピヨ子さんの元にピヨピヨ苺ショートケーキが届きました。
この話における、ピヨ太ママから始まってピヨ子さんにたどり着くまでの一連の流れがサプライチェーンです。
以上を踏まえて、サプライチェーンの流れにおいて
自分たちが今やっている工程の前後の工程も自分たちのところでやれるようにする
のが「垂直統合」です。
先ほどのピヨピヨ苺ショートケーキの例でいえば、ピヨ太ママをピヨ太君の会社ピヨピヨカンパニーで雇い入れたりですね。
ピヨ太君の立場からすれば、ピヨ太ママを雇い入れることでピヨピヨ苺ショートケーキに加工する前の工程も自分たちで(ピヨピヨカンパニーで)やれるようになります。
垂直統合するメリットは
連携のしやすさ
でしょう。
関係者が身内ばっかりですからね。
関係の薄い他人同士で仲良くしようとするよりは足並みを揃えるのが楽なはずです。
それに伴い、意思決定が速くなったり、コストが抑えられたり、といったメリットも出てくるのではないでしょうか。
一方のデメリットは
図体がデカくなること
や
考え方が偏ること
でしょう。
力の入れ具合が大きくなるので、その分、その事業がコケたらダメージも大きくなります。
関わっている人が多いので「もう止めたいな~」と思っても、撤退するのも大変でしょう。
また、身内ばっかりということは良くも悪くも自分たちの文化が色濃く出ます。
他の会社で画期的なやり方が生み出されても、その恩恵を受けるのが難しいでしょう。
他にもメリット・デメリットは、あるはずです。
具体的なことは他のところで勉強してください。

あと、ついでなので「水平分業」にも触れておきましょう。
水平分業は垂直統合の対義語です。
「みんなで分担してやろうぜ~!」です。
ピヨピヨ苺ショートケーキの例でいえば、ピヨ太ママとピヨ太君が別の会社だったりする状況ですかね。
気が向いたら、セットで覚えてあげてください。
垂直統合:自分たちだけでやれるようにする
水平分業:他の会社と分担する
です。
一言でまとめるよ
まぁ「垂直統合」って単語が出てきたら「前後の工程を自分たちでやれるようにするんだな~」と お考えください。






