PAgPプロトコル
通信するときの お約束事だよ
EtherChannelをやるときに使うよ
Ciscoさん独自のやつだよ
「PAgP」の部分は「Port Aggregation Protocol」の略だよ
「プロトコル」は付けない方が良い場合もあるよ
簡単に書くよ
PAgPプロトコル(読:ピーエージーピープロトコル、パグピープロトコル)とは
多分「『PAgP』という名前のプロトコル
(お約束事)」を意図した表現。
PAgP自体の意味は
LACPのCiscoさん版
です。
もう少し具体的に書くと
通信するときに使う お約束事(通信プロトコル)のひとつ
であり
EtherChannel
(リンクアグリゲーション、複数の線を1本の線っぽく扱う技)をやるときに使う お約束事
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・リンクアグリゲーション
・EtherChannel(イーサチャネル)
・通信プロトコル(プロトコル)
・LACP
・PAgP
について結構ガッツリ説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
リンクアグリゲーションは「複数の線をまとめて1本の線っぽく扱う技」です。
例えば、そうですね。
ここにリンゴジュースがあります。
ジュースは紙パック入りです。
ストローが挿してあります。
ピヨ太君はリンゴジュースが大好きです。
「リンゴジュース速飲み(はやのみ)のピヨ太」と呼ばれているくらい大好きです。
リンゴジュース速飲みのピヨ太の飲み方は普通の人と少し違います。
まず、リンゴジュースにストローを2本挿すのです。
次に、2本のストローを口にくわえ、一気にジュースを飲みます。
何てったってジュースの通り道が2倍になっていますからね。
ストローが1本のときよりも、たくさんのジュースを一度に飲める理屈です。
ピヨ太君は爆速でリンゴジュースを飲み切りました。
この話においてピヨ太君、改めリンゴジュース速飲みのピヨ太がストローでやったことを、線でやったのがリンクアグリゲーションです。
もう少し実際に近い例も書いておきましょう。
例えば、そうですね。
1.スイッチ1にパソコンAとパソコンBがつながっている
2.スイッチ2にパソコンCとパソコンDがつながっている
3.スイッチ1とスイッチ2がつながっている
構成のネットワークが あったとしましょう。
「スイッチ」とか言われても分からない人は「機器」と読み替えてください。
特別なことをしない場合、スイッチ1とスイッチ2は1本の線でつながっています。
これを2本の線にするのです。
2本の線でスイッチ1とスイッチ2をつなぎます。
さらに、あれやこれやすることで、この2本の線を1本の線っぽく扱います。
「普通の2本の線」ではなく「1本の太い線」として扱うのです。
そうすると、1本の線でつながっていたときより、スイッチ1とスイッチ2のやり取りは良い感じになります。
これがリンクアグリゲーションです。
機器同士を複数の線でつないで、さらに、その複数の線を1本の線っぽく扱う技です。
リンクアグリゲーションをすることで、通信速度が速くなったり、故障に強くなったりします。
線が1本から2本になれば、単純に考えても、通り道の幅は2倍ですよね。
通信速度が速くなります。
線が1本から2本になれば、どちらかの線が切れても何とかなりそうですよね。
故障に強くなります。
EtherChannelは「複数の線をまとめて1本の線っぽく扱う技」です。
つまり、リンクアグリゲーションと同じです。
リンクアグリゲーションをCiscoさんという会社では「EtherChannel」と呼んでいるようです。
通信プロトコル(プロトコル)は「通信するときに使う お約束事」です。
通信するときは足並みを揃える必要があります。
片方が日本語で話しかけたのに、もう一方が英語で お返事したのでは、コミュニケーションが成立しませんよね。
それと同じです。
そこで「○○通信をするときは ××というお約束事に従って やり取りしようね」と事前に決まっています。
言い方を変えると
通信するときは、お約束事が必要
なのです。
この「通信するときに使う お約束事」を「通信プロトコル(プロトコル)」と言います。
LACPは「リンクアグリゲーションをやるときに使う お約束事」です。
「Link Aggregation Control Protocol(リンク・アグリゲーション・コントロール・プロトコル)」の頭文字を取って「LACP」ね。
その名の通り、リンクアグリゲーションをコントロールするためのプロトコルです。
PAgPは「EtherChannel(=リンクアグリゲーション)をやるときに使う お約束事」です。
PAgPとLACPは親戚同士みたいなものです。
どちらも「複数の線を1本の線っぽく扱う技」をやるときに使う お約束事です。
違いは
LACP:標準化されたやつ
PAgP:Ciscoさん独自のやつ
という点です。
以上を踏まえて
多分「『PAgP』という名前の通信プロトコル」を意図した表現
が「PAgPプロトコル」です。
実質的に「PAgP」と「PAgPプロトコル」は同じです。
PAgPは「Port Aggregation Protocol(ポート・アグリゲーション・プロトコル)」の略です。
※「Port Aggregation Protocol」を何となく日本語にすると「港を集約するためのお約束事」となります。[詳細]
最後の「P」は「protocol(プロトコル)」の頭文字なのです。
そのため、後ろに「プロトコル」を付けると
ポート・アグリゲーション・プロトコル・プロトコル
のように「プロトコル」が重複してしまいます。
とはいえ「PAgP」で1つの単語ですからね。
「PAgPプロトコル」という言い方をしても間違いとは言えないかな~と思っています。
まぁ、登場シーンによりますけどね。
例えば「通信プロトコルのPAgPプロトコルでは~」とか言われると「通信プロトコルのPAgPでは~」で良いじゃん(-ε-)と思ってしまいます。
ということで
「PAgPプロトコル」という言い方も(多分)間違いではないけど、文脈によっては冗長な感じになるのと、こだわり派な人から「プロトコル」が重複していると指摘される可能性がある
というのは押さえておいてください。
一言でまとめるよ
まぁ「PAgPプロトコル」って単語が出てきたら「EtherChannel
(リンクアグリゲーション、複数の線を1本の線っぽく扱う技)で使う お約束事なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「PAgP(ピーエージーピー、パグピー)」は「Port Aggregation Protocol(ポート・アグリゲーション・プロトコル)」の略です。
「port(ポート)」の意味は「港」とか「港湾」とか「港町」とかです。
「aggregation(アグリゲーション)」の意味は「集合」とか「集団」とかです。
「protocol(プロトコル)」の意味は「(外交上の)儀礼」とか「議定書」とかですが、今回は「お約束事」と解釈してください。
何となく くっつけると
「港を集合させるためのお約束事」というお約束事
となります。
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