qmail
メール配信用のプログラムだよ
sendmailの悪いところを解消するぜ!な想いで作られたよ
簡単に書くよ
qmail(読:キューメール)とは
「メール転送エージェント(MTA)」と呼ばれる種類のプログラムのひとつ
であり
「sendmailの悪いところを解消するぜ!」な想いで作られたメール配信用のプログラム
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・メール
・SMTPサーバ
・メール転送エージェント(MTA)
について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
メールは「パソコンさんの世界の お手紙機能」です。
話を単純化するために「パソコンさん」と書きましたが、携帯電話やスマホ、その他諸々の媒体でも使えます。
SMTPサーバは「メールを相手に届けるのが仕事のコンピュータ」です。
いわゆる「メールサーバ」と呼ばれるコンピュータのひとつです。
あなたがメールを送るときは、書いたメールをSMTPサーバさんに渡します。
SMTPサーバさんが、あなたから預かったメールを相手に配達してくれます。
これがSMTPサーバさんの仕事です。
ちょっと大雑把過ぎる説明ですけどね。
ドンマイです。
メール転送エージェント(MTA)は「SMTPサーバの中にいるメール仕分け用のプログラム」です。
お仕事は配達するメールを仕分けることです。
メール送信の話で よく出てくる用語には
メールユーザエージェント(MUA):メールソフト
メール転送エージェント(MTA):メール仕分け用のプログラム
メール配信エージェント(MDA):メール配信用のプログラム
の3つがあります。
それぞれ
メールユーザエージェント(MUA):郵便ポスト
メール転送エージェント(MTA):仕分け係の郵便局員さん
メール配信エージェント(MDA):郵便配達のおじさん
と考えると理解しやすいと思います。
みなさんが書いたお手紙は、まず郵便ポスト(メールユーザエージェント:MUA)に入れられます。
郵便ポストのお手紙は郵便局(SMTPサーバ)に集められ、仕分け係(メール転送エージェント:MTA)の手によって仕分けされます。
仕分けされたお手紙は郵便配達のおじさん(メール配信エージェント:MDA)の手によって、みなさんのお家のポストや別の郵便局に届けられます。
「メールユーザエージェント(MUA)」とか書いてあると分かりにくいかもしれませんが、要はメールソフトです。
メールユーザエージェント(MUA)は、パソコンさんの中にいます。
メール転送エージェント(MTA)とメール配信エージェント(MDA)はSMTPサーバの中にいるプログラムです。
メールを相手先に送るための仕事をしています。
パソコン上でメールユーザエージェント(MUA)を使って作られたメールはSMTPサーバに送られます。
SMTPサーバに送られたメールは、メール転送エージェント(MTA)の手によって仕分けられ、メール配信エージェント(MDA)の手によって相手先に送られます。
これがメール送信の仕組みです。
以上を踏まえて、本題に入ります。
メール転送エージェント(MTA)に分類されるプログラムは、いろいろ、あります。
そんな、いろいろある
メール転送エージェント(MTA)のひとつ
が「qmail」です。
身も蓋もない言い方をすれば「プログラムの名前」ですね。
メール転送エージェント(MTA)に分類されるプログラムには、他に「sendmail」があります。
qmailは「sendmailさんも良いけどさー。もっと良い感じなると思うんだよねー」な想いと共に、sendmailを参考にはしつつも真似しない形で作られました。
sendmailの欠点をいろいろ克服しつつ「あれ?こいつなんかセキュリティ的に頑張ってね?」なのがqmailです。
qmailは発見された脆弱性(欠陥)がとても少ないのが特徴です。
そのため、きちんと運用すれば安心できるメール配信用プログラムと言って差し支えはないでしょう。
一方でsendmailからの移行が少し大変という難点もあります。
qmailの中の構造はsendmailと大きく異なるので、移行するのがそこそこ面倒くさいのです。
例えばsendmailが1人のすごい優秀な人の手でメールを処理しているとすれば、qmailは普通の人たちがいっぱい集まってメールを処理しているイメージですかね。
その他にも、あれやこれやと違いがあります。
ちなみに以前はライセンスによる制限が厳しかったのですが、2007年11月30日、作者の方がライセンスを放棄(パブリックドメイン化)しました。
それに伴い、以前に比べて、いろいろなところで導入されるようになっています。
一言でまとめるよ
まぁ「qmail」って単語が出てきたら「メール配信用のプログラムなんだな~」と お考えください。






