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うちの母が「ママちゃん」だったなんて🌸 子ども時代編

これから少し、亡くなった母について
書いてみようと思う

母はそれなりの年齢まで元気に生き、
たくさんの思い出を残していった

娘の私とは、時に衝突することもあった
何ならしばらく連絡が途絶える時すらあった

振り返ると、良くも悪くも自分の軸で
生きていた人だったと思う

そんな母のことを、このシリーズでは
「ママちゃん」と呼ぶことにする

実は、私自身は子どもの頃母のことを
普通に「ママ」と呼んでいた

ところが、弟が保育園に入って
間もない頃だっただろうか

言葉がようやく増えてきた頃、
ある日突然母のことをこう呼び始めた

「ママちゃん、ジュースのみたい」

「ママちゃん、公園で遊びたい」

まるで昔からそう呼んでいたかのように、
ごく自然に母を意味する「ママ」と、
名前の後につける「ちゃん」が
合体したような、不思議な呼び方だった

今思えば、幼い弟なりの言葉の
組み合わせだったのだろう

けれど誰も特に直さなかった
母も気にしなかったし、
私たちもそのまま使い続けた

気が付けば家族の中では
「ママちゃん」呼びがしばらく公用語になった

大人になってからも、
私たち姉弟は時折そう呼んでいた

不思議なもので、「ママちゃん」という
言葉だけを聞くとどこか可愛らしい響きがある

もっとも、会話の内容まで
可愛らしかったかと言えばそうでもない

むしろ話している内容は、なかなか個性的だった

自由で、少し頑固で思い付きで動く
時に、我儘だな・・と思わせる程に

そして時々、子供を困惑させる

そんな人だった

ママちゃんは会話に普通に答える一方で、
時折、自分自身に不思議な呼び名を
付けることもあった
その呼び名で、墓前に語り掛ける事もある

その話はまた別の機会に書こうと思う

今となっては、なぜ母を「ママちゃん」と
呼んでいたのか

改めて考えてみると、母というより一人の人物を
呼ぶ愛称だったのかもしれない

これから少しずつ、書いていると
思いだし笑いつつ時々当時の自分の心境が
思い出されるかもしれない

そんなママちゃんの話を書いてみたいと思う

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