【通院レポ③】全身の精密検査。面会室で泣き崩れる私に、医師から告げられた「結果」【うちの子が生まれた時の話9】
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前回から引き続き、【通院レポ③】です!
①②はこちら⇒
クリニックから大学病院へ、救急車で搬送されてきた娘。
病院に到着してから、すでに数時間が経過した頃のことです。
休憩室でひたすら待っていると、事務員さんがやってきました。
「精密検査の結果が出ました。先生が来られるので、面会室へお願いします」
その言葉に、体中の血の気が引くのが分かりました。
隣にいた夫が私の手をぎゅっと繋いでくれて、一緒に面会室へと向かいます。
重苦しい空気の部屋で、先生を待ちます。
やがて、医師と看護師さんが、書類を手に持って入ってきました。
「長い間お待ちいただいて、お疲れさまでした」
先生からそんな労いの言葉をかけられるなか、私の心は、すでに最悪の事態への不安と恐怖で覆い尽くされていました。
大の大人なのに、先生が結果を話し始める前から、どうしても涙が堪えられず、嗚咽が止まらなくなってしまいました。
先生はきっと、そんな親の姿を何度も見ているのでしょう。
私のパニックを気にする様子もなく、淡々と説明を始めました。
今日は、文字通り脳から足の先まで、全身の精密検査をしたこと。
臓器も、一つひとつ詳しく、エコーや機械で見ていったこと。
その説明を聞きながら、私の頭では、あの小さくて細い娘が、ベッドの上で様々な器具や管を取り付けられ、検査をされている痛々しい姿を思い浮かべました。
そう考えると、ますます娘への申し訳なさと自責の念に駆られ、涙がボロボロと溢れて止まりませんでした。
「それでは、結果ですがーー」
先生の言葉に、心臓が跳ね上がりました。
夫は変わらず、泣き続ける私の背中を、無言で優しく、さすり続けてくれています。
「具体的な異常は、何も見つかりませんでした」
その瞬間、張り詰めていた糸がふっと緩み、救われたような気持ちになったのは嘘ではありません。
けれど同時に、
「これだけ詳しく調べても何も見つからない、特殊な病気だったらどうしよう……」
という新たな不安も、私の胸に押し寄せました。
その後も、先生の説明は淡々と続きました。
原因として考えられるのは、以下のケースだそうです。
・生まれたばかりの赤ちゃんが、外の環境になかなか馴染めず、戸惑ってしまい、ミルクの哺乳がうまく進まないケースというのは、一定数ある。
・37週での出産で、予定日より2週間以上早く生まれて小さめである。
・少し舌が短く、哺乳がしづらそうである。
理由を聞いて、私の心にあった強烈な不安や緊張感は、ようやく少しずつ解けていきました。
先生が退室したあと、看護師さんが続けて今後の話をしてくれました。
「今日から、赤ちゃんはこちらへ入院します。入院期間の目安は2週間程度としますが、あくまで目安なので、様子を見て判断します。
赤ちゃんは生後少し経っているので、NICU(新生児集中治療室)ではなく、GCU(回復治療室)という部屋に入ります。そこでは24時間、体制を整えてきちんと赤ちゃんを見ますから、安心してください。今日は、赤ちゃんに会ってから帰ってくださいね」
それまでずっと泣きっぱなしだった私。
でも、「やっと赤ちゃんに会える……!」という言葉を聞いた瞬間、心がパッと明るくなるのを感じました。
夫も、私とは違う色々な感情を抱えていたはずです。
それでもずっと無言で、ただ静かに私の背中をさすり、支えてくれていました。
私たちは先に退室した先生と看護師さんに何度もお礼を言い、娘のいるGCUへと向かいました。
免疫のほぼない、新生児たちが集まる部屋。
感染症対策は、これまでのクリニック以上に厳しいものでした。
私物の持ち込みは最低限を除いて禁止。
入念な手洗いや消毒をしっかり済ませてから、ようやく入室が許されました。
GCUは、想像していたよりもかなりコンパクトな部屋でした。
その限られた空間の中に、うちの子と同じくらいの、小さな赤ちゃんが入った「新生児カート」が、ぎっしりと密集して置かれていました。
うちの子は、入り口を入ってすぐの手前の場所にいました。
小さな手や足に、モニターに繋がった機械をいくつか取り付けられ、今度はGCUの入院着を着て、すやすやと静かに眠っています。
救急車で運ばれてから数時間しか経っていないというのに、私にとっては、もう何日も会えていなかったように感じました。
機械に繋がれてはいるけれど、穏やかにすやすやと眠る娘の姿を見て、ひどく安堵しました。
ここで泣いたら涙で娘が見えなくなってしまうし、衛生的にも汚い…と思ったので、目にいっぱい涙を溜めて、泣くのを必死に堪えました。
「赤ちゃんの授乳の時間になったら声をかけるので、それ以外の時間は、おむつを替えたりして、自由に過ごしていてくださいね」
看護師さんの優しい言葉に甘え、夫と代わる代わる抱っこをしました。
ひとまずは……本当にひとまずは、重大な疾患がなくて本当によかった。
言葉にならない感情を抱えながら、私は目の前の小さな娘を、ひたすら見つめていました。
「明日からも今日のように、来れるだけ毎日GCUへ来てください」
明日からは、この子が生まれた産院ではなく、この大きな大学病院へ通う日々が始まります。
でも、誰もいないクリニックの新生児室で、ポツンと一人きりで寝かされていた娘をいつも見ていた私。
娘と同じ頃に生まれた赤ちゃんがたくさんいる、この賑やかな部屋で過ごす方が、この子にとっても寂しくないだろうな、と思っていました。
「〇〇ちゃん、ここなら寂しくないね。よかったね」
心のなかで、そう呟きました。
ー 産院で使用させてもらえる哺乳瓶と乳首。
うちの子は哺乳不良だったので、退院してからも、産院で使用していた飲みやすいタイプの「流量大」タイプの乳首を使う必要がありました。
買わないとだけど、近くのベビー専門店には売ってないし、どうしよう…と思っていたとき、ネットで購入出来ることを知りました。
うちと同じように
「哺乳不良」
「哺乳瓶の飲みが悪い」
などで悩まれていらっしゃる方、ぜひ購入してみてください。
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(Amazonでは、哺乳瓶とのセット品がありました!)
通院レポ④へ続きます。
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