#01 モラハラから回復する人が通る道―あなたは今どの段階?
職場、家庭で起きる違和感に気付く
もし今、
「これってモラハラだったのかもしれない」
「パワハラだったのかもしれない。」
そんなふうに感じ始めたばかりなら、この先どう気持ちが変わっていくのか、不安になるかもしれません。
「なぜこんなに苦しいのだろう」
「怒りが止まらない」
「涙が止まらない」
そう感じているなら、ぜひ読んでみてください。
私自身、長い間「私が悪いのではないか」と自分を責め続けていました。
そして女性相談やカウンセリング、回復講座で学ぶ中で気づいたことがあります。
モラハラでも、パワハラでも、人は回復の過程で似たような心理の変化をたどることがあるということです。
モラハラからの回復には、いくつかの段階があります。
私自身の経験を振り返りながら、その道のりをフローマップにしてみました。
今のあなたがどこにいるのかを知ることで、少し先の景色が見えるかもしれません。
怒りの段階は大切です。
理不尽な扱いを受けてきた人にとって、「おかしいのは自分ではなかった」と気づくことは回復の第一歩だからです。
でも、怒りの中にいるだけでは、本当の意味では楽になれません。
回復とは、相手を許すことではありません。
自分の人生を取り戻し、自分自身を大切にできるようになることです。
そして、この道のりを知っていれば、同じ場所で何年も苦しみ続けたり、同じパターンを繰り返したりする可能性も減らせるかもしれません。
今のあなたは、どこにいますか?
焦らなくて大丈夫。
回復には段階があります。
モラハラや支配的な人間関係から回復する過程には、いくつかの段階があります。
もちろん人によって順番は違いますし、行ったり来たりすることもあります。
私が参加している「ハラスメント被害者の心の回復講座」でも、回復は一直線ではなく、進んだり戻ったりを繰り返しながら少しずつ前へ進むものだと学びました。
この記事が、今苦しんでいる誰かの現在地を確認するヒントになれば幸いです。
モラハラや支配的な人間関係から回復する過程には、いくつかの段階があります。
もちろん人によって順番は違いますし、行ったり来たりすることもあります。
モラハラの被害者は、決して弱い人ばかりではありません。
むしろ責任感が強く、人のために何かをしたいと思う人ほど巻き込まれやすいと言われています。
医療従事者や対人援助職の人に被害者が多いと言われるのも、そのためかもしれません。
相手を理解しようとする。
困っている人を助けようとする。
関係を良くしようと努力する。
本来は長所であるはずのその力が、
自分を苦しめる方向へ向かってしまうことがあります。
私もそうでした。
気づけば、他人の責任まで背負っていました。
それでは、あなたの現在地を確認してみましょう。
① 違和感期
□ なぜか話し合いが噛み合わない
□ いつも自分が悪いことになる
□ モヤモヤするけれど理由がわからない
□ なんとなく疲れる
② 自責期
□ 私が悪いのかもしれない
□ 私が変わればうまくいくかもしれない
□ もっと努力しようとする
□ 相手を理解しようとする
この時期は心だけでなく、体にもサインが出ることがあります。
例えば、
・頭痛
・不眠
・胃痛
・微熱
・動悸
・めまい
・食いしばり
・適応障害
・不安障害
・うつ状態
などです。
夫と別居し、悩み相談して整理し、離婚すると心に決めたとたん、20年続いた片頭痛がほとんどなくなりました。
別居してもなお、再構築しようとしてたことに無理があった。そのことに自分でも気付いていませんでした。
③ 気づき期
□ モラハラという言葉を知る
□ 境界線という考え方を知る
□ 自分だけではなかったと気づく
□ 違和感の正体が少しずつ見えてくる
③.5 期待と混乱期
□ 本当は悪い人ではないと思う
□ 優しい時もある
□ 真面目な人だと思う
□ 不器用なだけではないかと思う
□ 私にも悪いところがあると思う
□ 今度こそ変わるかもしれないと思う
□ もう一度信じてみようと思う
モラハラやDVが気づきにくい理由の一つが、DVサイクルです。
相手は常に攻撃しているわけではありません。
怒る。
責める。
傷つける。
その後に優しくなる。
謝る。
普通に接する。
だから被害者は混乱します。
「本当は良い人なのではないか」
「ストレスが溜まっているだけではないか」
「私が支えれば変わるのではないか」
そう思って、もう一度信じてしまうのです。
私自身も長い間そうでした。
夫は仕事は真面目でした。
家族のために働いていました。
優しい時もありました。
だからこそ問題の本質が見えませんでした。
しかし今振り返ると、
優しい時があることと、傷つけられてよいことは別の話でした。
④ 怒り・現実受容期
□ 理不尽さに気づく
□ 怒りが湧いてくる
□ 過去を思い出して苦しくなる
□ 「あれはおかしかった」と言葉にできるようになる
この時期は苦しいですが、回復のためには必要な過程です。
⑤ 境界線期
□ NOと言い始める
□ 相手の課題を返す
□ 距離を取る
□ 自分を守る選択をする
昔は妹のことを「少しドライな人だな」と思っていました。
しかし今は違います。
妹は境界線を引いていただけでした。
それは冷たいことではなく、自分を守るために必要なことだったのです。
私も少しずつ変わってきました。
自分のやることに完璧を求めない。
気づいても、すべてに手を差し伸べない。
相手の課題まで背負わない。
これは今も続いている私の課題です。
小さな親切なら問題ありません。
けれど、相手の人生設計や生活そのものに介入しない。
相手が自分で考え、選び、責任を取る余白を残す。
助けることと背負うことは違う。
それを学ぶことも、私にとって回復の一部でした。
なぜ被害者は相手を分析するのか
回復途中、多くの人は相手を分析し始めます。
発達特性なのか。
愛着の問題なのか。
性格の問題なのか。
生育環境なのか。
私も何年も調べ続けました。
なぜなら、相手を理解できれば傷つかなくて済むと思っていたからです。
しかし今振り返ると、分析すること自体は悪くありません。
問題は、
「理解できれば変わる」
と思ってしまうことでした。
相手を理解することと、相手を変えることは別です。
そして、相手を分析することに使っていたエネルギーを、少しずつ自分の人生へ向けられるようになった時、私は回復が進み始めたように思います。
⑥ 再構築期
□ 自分のために時間を使う
□ 勉強や趣味を始める
□ 将来について考え始める
□ 新しい人生を作り始める
⑦ 回復定着期
□ 相手のことを考える時間が減る
□ 過去より未来の話が増える
□ 自分らしい人生を歩き始める
□ 心が以前ほど揺れなくなる
回復は一直線ではありません
気づいたと思ったらまた自分を責めてしまう。
怒りが出たと思ったらまた相手を信じたくなる。
境界線を引けたと思ったら、また相手の問題を背負ってしまう。
それでも大丈夫です。
戻ったように感じても、実際には少しずつ前へ進んでいます。
私自身も今なお回復の途中です。
もし今、苦しさの真ん中にいる人がいるなら伝えたいです。
焦らなくて大丈夫。
回復には段階があります。
そして、あなたにもきっと出口は見つかります。
※次回は「なぜ私は夫を分析し続けたのか」を書こうと思います。
発達特性、愛着、MBTI、モラハラ……。
私が何年も相手を分析し続けた理由を振り返ります。
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せっかく別居したのに、自ら戻ってしまう人がいるそうです。
自分と配偶者の思考が変わらないまま戻ると同じことの繰り返しです。
葛藤があると思いますが、1人になって自分と向き合うことを優先したいものです。
思考が回復してないままでいると、例え離婚しても、同じような人にターゲットにされ、またモラハラに遭う人もいます。
離婚した人もぜひ自分の思考の癖を見つめ直すことを考えても良いと思います。
自分が弱ってる時に攻撃されてませんか?
講座ではモラハラの言動は無数にありました。
分かりやすくチェックを作りました。
私が経験したことが多いですが、ご活用ください。
未成熟なパートナーと暮らすことは、予想以上に心と体が疲弊することだったと理解しています。
💎マガジンにまとめています。
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