見出し画像

ブッククラブ(読書会)を始めます─1冊の本が、僕を知らない世界に連れてきた

正直に書くと、いま僕の周りで起きていることは、ほとんど全部が一冊の本から始まっている。

きっかけは、シンギュラボのイベントで司会を任されたときのこと。目立つのが苦手なのに、緊張しながら1時間のオンライン司会をやりきった、あの日だ。


そのとき一緒に登壇してくれたゲストのちゃおさんが「これ面白いですよ」と教えてくれたのが、朝井リョウの『イン・ザ・メガチャーチ』だった。司会として呼んでもらった場で、逆にこっちが一番のおみやげをもらって帰ってきた、みたいな感覚だった。

そこから読み始めて、気づいたら半年が経っていて、振り返ってみたらあの一冊からいろんな道がひらけた。

あの一冊から、枝が伸びていった

順番に並べると、こんな感じだ。

税理士試験で緊張に耐えきれず、新しい挑戦をして度胸をつけようと思い、オンラインサロン「シンギュラボ」に入った。

おすすめしてもらったメガチャーチについての思いを伝えたくて、noteを書き始めた。

推し活ってどんな物だろうって思い、アイドルのコンサートにも足を運ぶようになった。CANDY TUNEのバースデーコンサート。あの熱量の渦の中に立ったとき、本で読んだ“人が集まる場”の話が、急に体温を持って迫ってきた。

一方で、シンギュラボの中で出会いが広がって、寿司を握り始め、寿司アカデミーの扉まで叩くことになった。


一冊が起点で、コミュニティも、発信も、ファンとしての熱量も広がっていく。そのまま自分の活動の拠点になっていたからだ。

そして、読書会を立ち上げた

その流れの延長で、シンギュラボの中で読書会「シンギュラボ ブッククラブ」を立ち上げることにした。記念すべき第一回のテーマは、もちろん『イン・ザ・メガチャーチ』。

僕のメガチャーチの思いはこの2つの視点からあります。本当に良かった作品で、気持ちを込めて書きました。

正直に言えば、やることはシンプルで、イベントを登録して、Discordで集まって語り合うだけ。大層なものじゃない。でも自分にとっては大きな一歩。

なぜ、わざわざ読書会なのか

この会でやりたいことは、突き詰めるとすごくシンプルだ。

「人がハマった本を、教えてもらう」

これが一番好きなのだ。

自分がハマった本を誰かに薦めるよりも、誰かが本気でハマった本を教えてもらうほうが、熱量を高いまま受け取れる。それを聞いてから読むと、自分の中での入り方がまるで変わる。

しかも、読書って本来ひとりの体験なのに、誰かのおすすめを読むと、読み終わったあとに「あれ、良かったよね」と話を共有できる。

考えてみれば、僕自身がまさにそうだった。司会の日にメガチャーチを教えてもらったから、ここまで来た。だったら今度は、自分がその「教えてもらう場」を作ればいい。

オープニング曲を作った話

第一回をやるにあたって、僕はまず「番組の頭で流す音」を作りたくなった。

元ネタは、ラモンズの “Do You Remember Rock ‘n’ Roll Radio?”。あの、ラジオの砂嵐からダイヤルを合わせて、一気にサックスとウォール・オブ・サウンドが爆発する入りが昔から大好きで。読書会の頭に、あの「深夜のラジオにチューニングを合わせる」感覚を持ってきたかった。

使ったのは、GeminiのLyria 3。投げたプロンプトがこれ。

Upbeat 30-second instrumental radio-show opening jingle, 1950s–60s rock 'n' roll style.
Opens with the sound of an old radio dial tuning through static,
then bursts into a Phil Spector "wall of sound" production.
Driving saxophone, big reverb-drenched drums, hand claps, tambourine.
A blend of 1960s rock 'n' roll and 1970s punk energy — bright, fast, joyful.
Nostalgic and celebratory, like tuning into a late-night radio show.

(Inspiration: the exuberance of Ramones' "Do You Remember Rock 'n' Roll Radio?")

Mostly instrumental. Vocals appear only once, at the very end:
builds up and lands on the final call.

The final vocal call is in English, pronounced clearly: "Singura-Labo Book Club".

日本語訳:

アップテンポな30秒のインスト・ラジオ番組オープニングジングル、1950〜60年代ロックンロール調。
冒頭は古いラジオのダイヤルを砂嵐越しに合わせる音から始まり、
そこからフィル・スペクター風の「ウォール・オブ・サウンド」が一気に爆発する。
鳴り響くサックス、リバーブの効いたデカいドラム、ハンドクラップ、タンバリン。
60年代ロックンロールと70年代パンクのエネルギーが融合した、明るく・速く・陽気なノリ。
深夜のラジオ番組にチューニングを合わせた瞬間のような、ノスタルジックで祝祭的な雰囲気。
(インスピレーション:ラモンズ “Do You Remember Rock ‘n’ Roll Radio?” の高揚感)
ほぼインストゥルメンタル。ボーカルは最後に一度だけ登場し、盛り上がりきったところで最後のコールに着地する。
最後のボーカルコールは英語で、はっきりと発音する:“Singura-Labo Book Club”。

完成したものをサロンの掲示板に流したら、こんなリアクションと「イケてる!」のリプが返ってきた。

そんなリアクション、ひとことが、こんなに嬉しいとは。これだけでもう、作ってよかったと思えた。


一冊は、こんなにも遠くまで連れていく

司会の日にもらった一冊が、noteを書かせ、ライブに足を運ばせ、寿司を握らせ、そして読書会を立ち上げさせた。

またシンギュラボの人たちは、特に絵本の話をしていた。『葉っぱのフレディ』はサロンで教えてもらって読んだ一冊だ。大人になってから読むと、子どもの頃とはまるで違う場所に刺さると思う。

『モモ』みたいに、大人がもう一度読み返したくなる絵本や児童書を好きな人が、このコミュニティには多い気がする。


だから次は、絵本も扱っていきたい。短いから、その場で全員が同じ一冊を共有できる。「人がハマった本を教えてもらう」という、この会の一番おいしいところと、絵本はすごく相性がいいはずだ。

第一回はオンライン(Discord)で6月25日に開催。今後も基本はオンラインでやっていく。8月末には、オフラインの読書会も開催予定だ。画面越しじゃなく、同じ場所で同じ本の話をする時間も作りたい。

シンギュラボのメンバーじゃなくても大歓迎。気軽に声をかけてほしい。LINEオープンチャットも検討中で、ラボの外の人ともゆるくつながれる入り口があればいいなと思っている。

当日どんな話が出たかは、別途レポートにまとめる予定。いつか「聞きたい」という人が増えて、podcastで配信する。そんな日が来たらワクワクしますね🥳


追記 実際に開催しました🎉
当日の感想ぜひみてほしいです!


シンギュラボとは

テクノロジー・ビジネス・教育・クリエイティブなど、さまざまな分野のメンバーが集まり、未来を実験するコミュニティです。

単なる交流の場ではなく、

実験する場、研究する場、コラボレーションが生まれる場、アイデアがプロジェクトになる場として機能しています。

イベントはゴールではなく「始まり」。
対話からアイデアが生まれ、行動へとつながり、次の挑戦へと広がっていきます。

現在、新しいメンバーも募集中です。
興味のある方はぜひ公式サイトをご覧ください。



関連記事

そもそも僕が何者で、なぜこんなに色々手を出しているのかは、この自己紹介から。

『イン・ザ・メガチャーチ』をどう読んだのか、本そのものの感想はこっちに書きました。 


最後に、ひとつお願いを。
あなたが「これは良かった」とハマった本、おすすめの一冊があれば、ぜひコメントで教えてください。ジャンルは何でも。絵本でも、小説でも、ずっと忘れられない一冊でも。

あなたの「好き」を、僕に布教してください。その世界を知らない私に。もし同じ本が好きだったなら、、、それはもう、語り合うしかないでしょ!


いいなと思ったら応援しよう!

ナラティビストのしょうへい チップは、書き続けるパワーになります。 本当に届いた時だけ、気軽に。

この記事が参加している募集