銀行の代理人カード|万能ではないけれど、今できる備え|体験談
🟩親が認知症になったら、口座は動かせない
「家族なのに、親のお金を引き出せない」
親が認知症になると、たとえ家族でも銀行口座からお金を引き出せなくなるんです。
でも、これは法律や銀行のルールで決まっていることなんです。
こうなってから「どうしよう...」と慌てても、後の祭りです。
妥当とは言えませんが、親が元気なら、事前にできる備えがあります。
それが「代理人カード」という仕組みです。
この記事では、「代理人カード」の概要をざっくり理解できます。
※私は、専門家ではないので、実際に行動される場合は、専門家の方にご相談ください。
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∟ 結局、どの制度を使えばよいの?
🟩代理人カードって何?
代理人カードは、親が元気なうちに「この人に任せたい」と決めて、銀行に申し込み、その家族名義のカードを発行してもらう制度です。

簡単に言うと、本人が「この子に頼みたい」と意思表示して、信頼できる人※を代理人として指定する。※家族であることが多いです。
そうすることで、「その家族が日常的な銀行取引をサポートできるようになる」っていう仕組みですね。
代理人カードがあれば、指定された家族がATMで現金を引き出したり、振り込みをしたりできます。
もちろん、これは親の意思に基づいて作るものなので、家族が勝手に使えるわけじゃありません。
ただし、注意点があります。
この制度が使えるのは、親の判断力がしっかりしている間だけなんです。
認知症が進んで、銀行が「ご本人の意思確認ができない」と判断したら、代理人カードは使えなくなります。
ここ、意外と見落とされがちなポイントです。
🟩黙って使い続けるのは、実はリスク大

▶️銀行にバレて、使えなくなるリスク
正直な話、親が認知症になっても銀行に知られなければ、カードを使い続けることはできちゃいます。(私は推奨しません。)
でも、「バレなきゃいいでしょ」って考えるのは危険です。
もし、銀行に認知症だとバレたら、その時点で口座は凍結。
そして「法定後見の申立てをしてください」って言われる可能性が高いです。
そうなると家庭裁判所での手続きが必要になって、時間もお金もかかります。
そして、法定後見人が付いたら、代理人カードは自動的に無効になります。
▶️親兄弟と揉めるリスク
それだけじゃありません。
将来、相続の場面で他の兄弟姉妹から
「勝手にお金使ったんじゃないの?」
って疑われるリスクもあるんです。
たとえちゃんと介護費用に使ってたとしても、記録がきちんと残ってないと説明が難しくなったりします。
ちなみに、代理人カードは詐欺対策にもなりません。
本人が詐欺のターゲットにされたら、防ぐ手段はないんです。
▶️預金以外を動かせないリスク
代理人カードは、銀行預金が対象なので、当然、それ以外の資産は動かすことができません。
自宅に誰も住まなくなったから処分したい。
値上がりしたから、もっている株式を売却したい。
こういったことには、対応することができません。
🟩メリットとデメリット、整理してみた
代理人カードには良いところも限界もあります。ちゃんと理解したうえで使うのが大事ですね。
▶️メリット
とにかく安い:無料〜数百円くらいで作れる銀行が多い
手続きがラク:銀行の窓口で完結。難しい法的手続きは不要
日常使いに便利:介護費や生活費を引き出すのがスムーズになる
▶️デメリット
認知症になると厳しい:新しくカードを作れなくなるし、場合によっては使えなくなることも
銀行によってバラバラ:取り扱ってない銀行もあるし、条件が厳しいところもある
預金だけしか対応してない:不動産とか証券とか、他の財産管理には使えない
代理人カードって便利なんですけど、あくまで「預金口座の日常的な取引」に限られたツールなんですよね。
🟩正直な話、この対策だけでは不安
代理人カード、作っておくこと自体は全然いいと思います。
費用も安いし、手続きも簡単なので、とりあえず始めやすい備えですよね。
でも、「これさえあれば大丈夫」って思ってしまうのは危ないです。
認知症が進んだ後のこととか、親が亡くなった後のこととか、そこまで考えるなら、家族信託とか遺言とか任意後見とか、もっと根本的な対策を組み合わせる必要があります。
代理人カードは、あくまで「今、元気なうちにできるとりあえずの対策の一つ」って位置づけで考えた方がいいです。
あと、親の銀行口座が複数あるなら、まず口座の整理をしておいた方がいいですね。
じゃないと、あっちの銀行もこっちの銀行も...って、それぞれに代理人カード作らなきゃいけなくて大変なことになります。
使ってない口座は解約するとか、メインバンクを決めるとか、シンプルにしておくのが将来の自分を助けることになります。
🟩まとめ
代理人カードって、親が自分の意思をはっきり伝えられるうちにしか作れないんです。
「家族信託とか後見制度とか、なんか大げさだな...」って思う方も、検討してみるのは良いかもしれません。
「まだ大丈夫でしょ」って先延ばしにしないで、親が元気なうちに一度話し合ってみてください。
代理人カードは、万能じゃないけれど、簡易にできる備えです。
🟩次の記事
次は、銀行の「予約型代理人」制度の概要を紹介します。
こちらは、今回の代理人カードと似ているようで、
実は「親が認知症になったあと」に備える、もう一つの選択肢です。
どんな仕組みなのか、どこまでできるのか。
次回、わかりやすく解説していきますね。
頑張って執筆します!
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