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迷いながら、ここで育てている|地方都市ダナンで、1歳から幼稚園に通わせた理由〜海外・多言語子育ての記録|家族の部屋

ダナンに引っ越す、だいたい4ヶ月ほど前のことです。

それまで住んでいたホーチミンのアパートを引き払い、

不要なものは全部倉庫に預けて。

家族3人の「家なき子生活」が始まりました。


移動しながら、息子は伝い歩きを始めた。

日本に1ヶ月、フランスに2ヶ月。

お互いの家族と過ごす時間を持ちながら、

その合間にホーチミンへ少し戻ったりして。

落ち着く場所が定まらない、移動の多い生活でした。

そんな暮らしの中で、ちょうど息子が伝い歩きを始めました。

伝い歩きが始まると、手の届く範囲が縦にも横にも一気に広がります。

家具の角、小さな段差、口に入りそうなもの。

誰か一人が、常に見張っていないといけない状態になる。

日本やフランスでは、祖父母や親戚が喜んで子守をしてくれていたので、

夫婦の時間も、仕事をする時間も、なんとなく上手く確保できていました。

でも、ダナンという知り合いがほとんどいない新天地で、

何のサポートもないまま同じ生活を続けると。

「このままじゃ、親の自分たちが先にダメになる」

そんな感覚が、正直ありました。


幼稚園という選択肢を、ほぼ諦めていた。

だからといって、すぐにナニーさんを雇おうとはならなくて。

のらりくらりと考えながら、ダナンへの引越し準備を進めていました。

実は、幼稚園という選択肢はほぼ諦めていました。

ホーチミンで見てきた現実があったからです。

まず受け入れば3歳からといところが多い。

友人の子どもが通っていたフランス系幼稚園は月16万〜24万円。

日系でも月8万円前後。場所によっては送迎バスもかかる。

しかも15時お迎えで、夏休みは丸1ヶ月休みでも学費は満額。

野外活動費や延長保育は別途請求。

1〜2歳って、正直、教育内容より安全・清潔・健全に見守ってくれたらいい。

払う対価と、この年次で幼稚園に求めていることが、

ベトナムの物価を考えると全然釣り合わなかった。

預かり時間が短く、休みが多い分を補うためにナニーさんを雇えば、さらに月5万円。

「東南アジア子育ては自由が売りなのに、

子育てのフェーズになると、その自由を保つための対価って

そんなに安くないんだな」

半ば、諦めかけていました。


たまたま見つけた、月3万円前後の日系幼稚園。

ダナンでの家探しは夫が担当してくれていたので、

私は生活に必要な周辺情報を集める役割でした。

そんな中で、ダナンに日系会社が運営している幼稚園があることを知りました。

しかも、受け入れは1歳から。

そして価格を見て、正直目を疑いました。

月3万円前後。

日本の私立幼稚園とほぼ同じ価格です。

ダメ元で、ホームページに載っていたFacebookに日本語で連絡してみました。

驚くほど早く返信が来て、内容は期待を大きく超えるものでした。

預かり時間: 7時〜17時。延長は夕食代追加で18時頃まで。土曜保育は追加1,000円。

送り迎えは、この時間内であれば自由。

いつ預けて、いつ迎えに行ってもいい。

自分たちの予定に合わせて動ける選択肢の広さが、

私たちにとってはとても大きかった。

学費に含まれるもの: 5人に1人の先生配置、英語レッスン(週1)、体育レッスン(週1)、常駐看護師、イベント・写真撮影、朝食・昼食・おやつ、すべての活動費。

入園費は通常8,000円程度だけどキャンペーンで無料。

制服と体操服は合わせて7,500円。

1か月単位での休止が可能なので、自分たちの長期一時帰国も気軽にOK。

特に好感を持ったのが休園日でした。

外国系私立幼稚園は、その国の文化に合わせて夏休みが長くなりがち。

でもこの幼稚園の休園日は、ベトナムの祝日のみ。

祝日が驚くほど少ないベトナムだからこそ、これは本当にありがたかった。


見学へ行く前の、正直な気持ち。

規定年齢未満の息子については、「一度見学してから決めましょう」との返答。

歩けることが条件だが、集団生活への適応力があれば受け入れ検討可能とのことでした。

見学して気に入ったら、3日間の無料体験保育ができるとのこと。

ただ、見学に行く前の時点では、正直なところ、

期待をあまり高く持ちすぎないようにしていました。

「日本人の体育の先生がいる」という売り文句を見た時点で、

中身は現地の子ども向けの幼稚園だろうと予想していた。

現地の幼稚園は、実際足を運ぶと、謳い文句とは全然違っていて、

先生の数が明らかに足りていなかったり、

衛生面が気になるケースも少なくない。

期待しすぎて、現地でがっかりしないように。

少しだけ気持ちを抑えて、見学へ向かいました。


次回へ。

引越しという大きな変化の中で、ひょんなことから見つかったダナンの日系幼稚園。

次回は、実際に見学して入園を決めた理由と、

通わせてみて今思うことを書きます。

▼ 幼稚園の実態レポートはこちら ダナンの日系幼稚園に8ヶ月通わせて、わかった本当のこと。


小さな手に、今日もたくさん教えられながら。

迷いながら、それでも前に進んでいく。

― 小さな手が教えてくれる、大きな世界。


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お読みいただきありがとうございます。

「何者かにならなくていい。全部の自分のままでいい。」

そう信じながら、等身大のまま書いています。

諦める前に、もう一回だけ試してほしい。

そのための実験を、私自身が続けています。

どこかの誰かのエールになれたら、嬉しいです。

スキやコメント、とても励みになります。

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【この記事を書いた人】まなラボ

音楽フェスのステージを降りた瞬間に、フランス人の夫と出会いました。

自転車旅行の途中で家族になって、今はダナンで、3人で暮らしています。

国際結婚も、多文化の子育ても、うまくいく日ばかりじゃない。

産後には、家族がバラバラになりかけた時期もありました。

それでも、ぶつかって、話して、笑って。

何もない日常の中にある、小さな幸せを、ひとつずつ数えながら生きています。

完璧な妻でも、母でもないけれど。

この家族でよかったと、毎日思えるように。

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